サムイで放牧されている鶏たち。 | シャムの連絡網

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皆様こんにちは。

今回はボプットの内陸にあるHappy Hen Farmという鶏卵農場にお邪魔しました。

こちらでは鶏達が、身動きの取れない檻の中で飼われているのでは無く、800平米の敷地内を自由に歩き回れる、いわゆる"ケージフリー"で飼育されおります。自然の草地で飼われているので飼料の他に虫やミミズ、または草木なども食べることができ鶏にとってはストレスが少ない環境です。

ケージフリーといっても数種類あります。
平飼い:平屋建ての家屋のような中で檻がない状態で屋内の自由な身動きが可能です。
エイビアリー:平屋建てでもその中に複数の階層が存在し、雌鶏はそれぞれの階の間を自由に移動できす。空間を垂直方向に最大限に活用できるので大規模な生産に使用されるそうです。

放牧:平飼いでもエイビアリーでも昼間は屋外の放牧エリアで歩き回れるスペースで飼育。Happy Hen Farmもこの放牧スタイルで鶏を飼育しています。

こちらの農場を営んでいるKassieさん(中央)です。

この農場では毎日900個ほどの卵を収穫できるそうですが、数ヶ月前は猛暑が続いて鶏の食欲も減ってしまい卵のサイズが小さくなってしまったそうです。ただここ2週間で降雨量も増えて鶏の食欲が戻りつつあるそうです。今回お土産に鶏卵を10個ほど頂きましたが、1個あたり80グラム超の見事な卵です!

既に島内のホテル数軒に卵を仕入れているそうで好評を頂いているとのことです。

トンサイが所属するホテルグループでもケージフリーで育った鶏が産んだ卵を取り入れようという運動を各ホテルに呼びかけております。それはそれで良いのですが、それに加えて卵はオーガニックで、ケージフリーの農場運営に正式な認証を受けており、その上運搬距離が短い地元の業者が望ましい、と。これらを全てクリアしている業者をこの島で見つけるのは少々難しいタスクではあります。Kassieさんも、こちらをオープンして一年少しですが、これらの課題を承知しておりこれから少しずつでもクリアして行きたいとのことでした。私も何らかのかたちで応援できればと思います。Happy Hen Farmについては以下をアクセスして下さい。