タイ東北スリン県へ里帰り。お隣ブリラム県のパノムルン歴史公園 | シャムの連絡網

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皆様こんにちは。

今回はスリン県のお隣ブリラム県にあるパノムルン歴史公園にある遺跡ついてお伝えします。

こちらの公園はブリラム空港から南へほぼ1時間30分(私の実家からは2時間)、チャルームプラキアット群のターペックという町にあり、タイで最も美しい遺跡といわれております。パノムルンとはクメール語で”大きな丘”という意味で、遺跡の中は10世紀半ばから13世紀の間に建てられた14の建造物があり、日の出が参道からのぼるように作られたりと計算尽くされた建築技術の高さを感じることができます。石畳を登りきったところからは眼下に広がる農村地帯が広がり、晴れていればカンボジア国境に位置するドンラック山脈も見えます。

 

遺跡が始まる手前にあるお土産屋さんとインフォメーションコーナーです。こちらに英語、日本語、フランス語と3カ国語でパンフレットが用意されております。

 
 遺跡の入り口で入場料が徴収されます。タイではありがちなタイ人と外国人の料金が異なりタイ人は一人20バーツ、外国人は一人100バーツとなります。その下に150と記載がありますが、近くのムアンタム遺跡をご覧になる方向けのパッケージ料金150バーツとなります。

14個の建造物は以下となりパンフレットにも地図が掲載されております。

それでは順にご紹介します。
まず最初に現れるのは第一階段(The Lower Stairway)です。3段階に分かれた階段です。

次に見えてくるのがNo.2御休憩所(Phlab Phla)。8本の柱が特徴です。王族がパノムルンに参拝かあるいはここで儀式を行う際に、お召し替えをする場所であったと考えられるそうです。
No.3の参道(The Processional Walkway)です。長い歩道の両側にはハスの蕾の形をした柱が70本並んでいます。

No.4の第一十字テラス(The First Naga Bridge)の中央に8枚の花びらを持つハスの花が彫られています。これは八っつの方向とその方向を守る神様を象徴しているか、あるいは宗教儀礼の護符と考えられているそうです。

因みに英語の名前に出てくるNaga(ナーガ)とは蛇の精霊です。 釈迦が悟りを開く時に守護したとされ、仏教に竜王として取り入れられて以来、仏法の守護神となっています。 タイでは、お寺の壁や階段などに見かける大変人気な神様です。こちらにもナーガの石像があります。
No.5の第二階段(The Upper Stairway)です。山頂に続く最後の階段となり、5段階に分かれています。
階段を登り切るとNo.6広場(The Walkway Leading to the Main Tower-下写真の階段の手前。正方形の4つの池がある)とNo.7の第二十字テラス(The Second Naga Bridge-階段を登り切った部分)に辿り着きます。
やはりここにもナーガの石像があります。
中央に見える黒い長方形が入口、No.9内回廊(Arched Gateway & the Inner Galleries)となります。
No.8はどこだ?実は向かって左側(東側)にある外回廊となります。
また、以下赤い矢印がNo.10の第三十字テラス(The Last Naga Bridge)。文字通り最後のナーガのテラスとなります。最初のテラスに比べると規模がかなり小さくなっています。その左手にある大きな建物がNo.11の高塔(Main Tower)いわゆる本殿となります。
本殿の中に祀られているシヴァ神の聖牛のナンディンです。決して乗らないで下さい。
こちらは本殿正面右側(北側)にあるNo.12レンガ塔跡(The Two Brick Sanctuaries)です。
2カ所のレンガ作りの基盤が残っています。
No.13の小塔(The Minor Sanctuary)は下写真の右手にある小さい建物。
この日は入り口の扉が閉まっていました。パンフの画像はこの扉が開いています。
No.14の経蔵(The Bannalai)。経典をを納める場所と考えられているそうです。
実は英語のパンフレットでは15個の建造物が紹介されております。
日本語のパンフレットでは何故かNo.15 Laterite Buildingが掲載されておりません。
位置的にはNo.12のレンガ塔跡の近くにあります。
後にネットで色々調べていると何ヶ所か見落としているものがあり、次回はもう少し勉強して復習として伺いたいと思います。
 Hiro