このまま再稼働しない場合の原子炉の安全性はどうなんでしょう。
疑問が頭をよぎるのです。
停止していれば安全というものでもない事は、震災で停止したはずの福島
原発のその後を見れば分かると思います。
再稼働せず、さりとて直ちに廃炉というわけにも行かない現状で、足手まと
い状態の原子炉に危険性はないのでしょうか。
安全性を確保しようにも電力会社も営利企業である以上、採算を度外視する
わけにも行かない・・・
54基の原発は、再稼働しようがしまいが、今そこにあるわけで再稼働せず
放置しておけば、自然消滅するわけでもない。
動かない原発が54基も存在し続けることのほうが、よほど異常で危険なこ
とではないでしょうか。
古いもの不具合のあるものの順番で廃炉にするにしても、最後の方は20年
とか30年後に着手なんて事になりかねない、この間安全を保つための人手と
資金はどこから出るのか・・・
結局電力料金に跳ね返る。
再稼働すれば金も人員も十分に充てて、安全性を高めることが出来る。
ならば再稼働して、社会に貢献しながら電力料金を稼ぎ、維持管理費や廃炉
にする時の資金を少しでも捻出した方が良いように思うのですが・・・
自然災害、テロ等の危険に対処する体制を整えるためにも、自前の資金確保
のためにも再稼働は必要な気がします。
電力不足の解決を計ることで経済が上向きになれば、税収も増え国民負担の
軽減にもなるのではないでしょうか。
それに・・・
現在のような電力を取り巻く緊急時に「再生可能エネルギー」などと泥縄的
なエネルギー政策を云々するよりも理にかなっているように思うんですが。
将来的なエネルギー政策に原子力をどうするかは又別の話ですよね・・・