野球賭博その3 | 白鹿庵(hakuroan)

白鹿庵(hakuroan)

思いつくまま、気の向くままの千鳥足のブログです。

 大切なことなので3回目です!!

 ニューヨークのジュリアーニ市長は「割れ窓理論」で犯罪の撲滅に取り組み、その後頂上作戦に転じてマフィアのトップを取り締まり資金源の温床となる裏ビジネスの壊滅を目指したそうです。


 前回のブログで、

     日本ではパチンコ賭博が横行しており、テレビでは朝から晩まで

   パチンコのコマーシャルが流れ、社会の木鐸たる一流新聞のチラシ

   のほとんどがパチンコ賭博のチラシであり、国道を走ればパチンコの

   大看板が林立している現状では国民が賭博に対する脇が甘くなる

   のも致し方ないのでは・・・

と言った内容のことを書いています。


 ガラスの割れた窓が目立っていたニューヨークの町では、住民の規範意識も低く犯罪が多発していたそうですが、市長は町から割れた窓を無くし、小さな犯罪も見逃さない市政を行ったところ市民の規範意識も高まり、犯罪の発生率が大幅に下がったそうです。
 

 で、今回の野球賭博は、日本のマフィアとも言える暴力団の資金源となっていたようですが、このような事態に立ち至ったのも日本の社会がこれまで「割れ窓」たる、パチンコを放置してきたことのツケではないでしょうか。


 いきなり頂上作戦を実施し大相撲を潰したところで、相撲関係者の内何人が真剣に反省をするのか疑問です。


 相撲関係者ばかりではなくその周辺の人々も、いやほとんどの日本人が賭博に対する罪悪感は希薄なのではないでしょうか、「割れ窓」たる、パチンコを放置している限り今後も様々な賭博に手を出す輩は後を絶たないと思います。


 私だけかもしれませんが、今のマスコミの騒ぎ様はどう見ても片手落ち、このままパチンコを放置して賭博の違法性を云々しても心底納得できる国民がいるとはおもえません。


 まだまだ広がりを見せないとおかしい野球賭博、相撲以外のプロスポーツ選手で野球賭博に手を出している者はいないのか・・・


って、いないはずがないではありませんか。


 なのに相撲界だけを狙い打ち、今のところ胴元に関する情報が異常に少ないのも他の分野への広がりを恐れてのことでしょうか。 

 

         で一句

             宣伝費 マスコミ縛る 免罪符
                     白鹿庵


これを機会に一番目立っているのに野放しのパチンコを取り締って、日本の浄化を真面目に考える時期では・・・