RYU,読み終えました。
竜を見たか!?
謎の巨大生物の正体とは?
ルポライター・有賀雄二郎の推理と冒険!
帯に書いてある、キャッチコピーの文言です。
「RYU」 柴田 哲孝
徳間文庫 629円
謎の巨大生物・・・これで私の選択基準を満たしています。
期待度100パーセント・・・ミッシングリンク・や、あれやこれやに絡んだ、なんかす
ごい巨大生物が発見されて・・・失われた世界・地底旅行・山椒魚戦争等々、思い出
しました。
古いのばっかりですが・・・
今読み終えて、ミッシングリンクなし、期待したあれやこれやもなし・・・SF的要素な
し、SF読みの私的には、なんか地味・・・残念。
後半に活躍する犬が魅力的ではありました。
巨大生物に逢いたくて一気に読みました、それなりに一気に読めるお話です。
ただ・・・ドアに付いた25センチ四方の猫用の出入り口、これが引っかかって・・・
なぜって、引っかからなかったから・・・そんなものか、とも思いますが??
同じく引っかかっているのが、政治とマスコミの関係・・・
民主党国会議員の盛りだくさんの不祥事、ころころ変わるマニフェスト、これらの問
題点に触れないどころか、隠蔽しようとしているとしか思えない、異常なマスコミ。
これなら、マスコミの手引きで、次期政権の獲得だろうと、その後の売国法案の可
決だろうと、それこそ針の穴でも楽々と通れそうですね。
もちろん政治家の不祥事に右も左もない、誰よりも公平・公正に対応すべきマスコ
ミが、ジャーナリストが、この体たらく。
で一句
三猿を 地でいくテレビの 体たらく
白鹿庵
特亜に与えられた壺から手が抜けなくなっているようです。