むく犬 | 白鹿庵(hakuroan)

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思いつくまま、気の向くままの千鳥足のブログです。

 米・英の小咄の一種に

          シャギー・ドック・ストーリー

と言うのがあるそうです。


 古い文庫本の中にあった


          「世界ユーモア・SF傑作選」   浅倉 久志編

                     講談社文庫   440円


の後書きにユーモアSFについての編者の解説があり、そこで紹介されているのですが、それは


          1  長談義の最後にばかげた(とっぴな)落ちが付く荒唐無稽で滑

            稽な物語


          2  (ものを言う犬など)動物が主役を演じる冗談や物語


なんだそうです。


 で、何編か紹介されている内の一つを抜粋して紹介すると


         ロンドンのさる大金持ちの、むく毛の飼い犬(シャギー・ドッグ)が失踪

        した、飼い主は八方手を尽くして探したり。


         愛犬の特徴を詳しく書いた新聞広告を出したりしたが、杳として行方

        が分からない。


            (愛犬の特徴などを必要以上にくどくどと説明=長談義)


         一方、ニューヨークでこの新聞広告に目をとめたアメリカ人、一匹の

        犬にこれほど労を惜しまないとは、と感心し、ちょうどロンドンへ行くつ

        いでにこの犬とよく似た犬を届けてやろうと思い立つ。


         そんな連絡を受けた飼い主、大喜びで感謝するが、自分は都合で家

        に居ないが、万事心得た執事に伝えておくから・・・


         と言うことで、翌日その家を訪れたアメリカ人・・・応対に出た執事は

        アメリカ人が連れている犬を一目見るなり、ぎょっとした顔になり、こう

        叫ぶと一礼してピシャリとドアを閉めてしまった。


           「お客様、いかに何でも、これほどむくむくではございません」


と言うお話なんですが、うーん・・・何か笑えません、確かにお節介なアメリカ人と、笑ってもいいかも・・・笑った方が訳知りのインテリ風・・・


 日本のお話であればこの場面で


           ろくに話も聞かず、ドアを閉める


あり得ない・・・絶対に


 でも、日本の常識は世界の非常識なんだとか・・・世界の常識では


           自分の意に添わないものは、善意に基づくものでも


           有無を言わさずドアを閉める


これが世界基準という気がしないでもない。


 日本に対するアメリカなどからの様々な働きかけ、善意のものもあれば??そうでないものもある、そのいずれをも笑顔で受け入れてきた日本、これからは日本にとって悪意としかとれないものに対しては


           思いっきり、バタンとドアを閉める


話はそれからでもいいような気がします。


 特に、特定アジアと呼ばれる国に対しては、善意など期待できない、思いっきりドアをたたきつけて閉めましょう、そしてわざと音を立てて鍵を閉める、話の通じる相手では無いような気がします。


 ちまたで噂の、民主党では逆立ちしたってこんな事は出来ない、何しろ友愛ですから、是非このまま自民党にがんばっていただきたい、日本のこれからがかかっています・・・

             で一句

                   友愛が 害国に向く 民主党

                             白鹿庵


ちまたで噂の、民主党が政権を取ると日本は終わると、ちまたで噂になってます、民主党が政権を取ってしまって、ちまった!!と思ってももう遅い、政権選びは慎重に。


 落ちと言うより、駄洒落になってしまいました・・・悪しからず。