ジュブレの凡酒2本 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ルイ・ラトゥール ジュブレ・シャンベルタン 1er レ・コルボー 2004  2001
購入日    2015年10月
開栓日    2016年10月
購入先    フィッチ
インポーター ジャパン・インポート・システム
購入価格   4795円(2004)   5150円(2001)

 

1年ほど前にルイ・ラトゥールのバックヴィンテージがまとめて入ってきたようで、

価格が比較的手頃な?5000円くらいのものが並んでいたので数本購入してみた。

ブログ未記載だが、コルトンなどが他にあって、何本か開けてみたが、

ほとんど印象に残らないワインばかりであった。

 

これら2本も例に漏れず、そもそも畑の特長が茫洋としており、

どっちが2001でどっちが2004なのか、ヴィンテージの特長もよく分からない。

そういえばコルトンもこんなワインであったと記憶にある。

 

このワインを購入してしばらくして、心斎橋近くの西大橋にあるフレンチの

コンヴィヴィアリテを訪問したら、ワインリストに同じコルトンが載っていた。

少し勧められたが自宅にあるので選ばなかった。

このコンヴィヴィアリテだが、とにかく仕事が繊細で、好みは別れると思うが

個人的にはポワンとともにとても気に入っている店である。

 

ポワンと同じように、いわゆるクラシカルなフレンチの対極を行く店で、

ポワンより予約が取りやすいからありがたいが、残念ながら基本的にワインの

持ち込みはできない。

好き勝手にワインを持ち込んで騒がれるのを遠慮したいと店側が思われるのは

よく分かるが、自分のワインを良い料理と合わせたい自分としてはちょっと残念だ。

だがワインリストは充実しているし、何より値付けが良心的だ。

フロアスタッフの2人の女性ソムリエは優秀でとても好感が持てる。

 

話がそれたがこのルイ・ラトゥールのバックヴィンテージ、正直のところ

期待はずれの凡ワインで、酸がゆるくて華がない。

土っぽいがジュブレ・シャンベルタンだからではなくて、酸が消えているから

土臭さだけが残った、という感じ。

保存状態は決して悪いとも思えないのだが、逆に万全とも思えず、

もし自宅で保管していたらもっとシャープなな酸が残っていなかったか、との疑念も消えない。

 

やっぱりあまり素性の分からないバックヴィンテージに飛び抜けたワインは

滅多にないということなのだろう。

ブルゴーニュでは特にそうだ。