フェイクかヘタレか・・デュジャック | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


京都の地の3人とともに外で食べるようになってから、めっきり酒自体へのこだわりが減った。
もちろん食事の際には必ず飲んでいるのだが、和食が多いからほぼ食中酒は日本酒だ。
「酒は食あってのもの」という気持ちが一層強くなっている。

予約の取りにくい店の名前を出すのは何とも嫌味なのだが、
もめんとつか本にしばしば訪れているので、いずれの大将ともかなり馴染んできているし、
相変わらず直心も時々出かけている。

こんなことになると、普通の店に行っても欲求不満になるので足が遠のいてしまう。
本当に不幸なことになったものだ。

とか言いいながら、先月には職員とこの秋初めてのフグを食べに大阪市内に行った。
「税務署来るからブログに書かんといてや」
と女将から釘を刺されているので、店の名前は書けないが、
写真を2枚だけこっそりと(どこが)アップしておく。


焼きすっぽん ものすごう濃い味ですわ


ド迫力のウニの軍艦巻き これで4人前

こういう最高のB級グルメは肩がはらずに食べられて美味しい。
もめんのカウンターでこの写真を見せて「とても美味かった」と言ったら多分出入り禁止だ。



ドメーヌ・デュジャック モレ・サン・ドニ 2008
購入日    2011年1月
開栓日    2015年11月
購入先    かわばた
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   5500円

ワインに興味が無くなったわけでは決してないが、購入後短期間で開栓する泡もの以外は
ほとんど購入していない。
置く場所もないし、自宅での消費量を考えるととても飲みきれないのだ。
数年前に入れたものを細々と消費している日々である。

これもその1本だが、リリース直後に購入したのでリスクは最小だと思われるが、
中身は2流造り手のACブルゴーニュ並みの代物であった。
コルク不良でもないし熱入りでもない。

デュジャックのドメーヌものがこの程度のブドウでできているのか?
と呆れるほど力がなく、フェイクワインではないだろうか、とまで思った。

価格も今からなら信じがたいほど安く、1本しか購入しなかったので比較もしようがない。
いや、同時に購入したシャンボール・ミュジニー村名が1本あったっけ。

これならコノスルのオシオを箱買して数年寝かせて開ける方が、
はるかに賢い消費者だと言えるだろう。