よくできた白2本・・シャソルネイとバイエ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ドメーヌ・ド・シャソルネイ オーセイ・デュレス・ブラン・レ・クラ 2009
購入日    2011年4月
開栓日    2013年10月
購入先    湘南ワインセラー
インポーター ヴァンクゥール
購入価格   5300円

ユドロ・バイエ ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ-ブラン 2005
購入日    2007年6月
開栓日    2013年10月
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   2800円

臨床医会の臨床検討会のため、昨日から1泊2日で宮崎に行って来た。
福山のS先生、毎度の元総長、西宮の事務局長、福岡の元医師会長など、
相変わらずのメンバーと一緒であった。

わたしも含めて15題の一般演題があった。
学会ではないので日々の話題の話もあり、盛りだくさんな内容である。
超有名な福岡の部長、日大出身の若手女医さんなど、名講演もあったが、
ベストプレゼンテーションは疑いもなく福山のS先生の講演であったと思う。
「糖質制限食」に関する話題だったが、懇親会でも議論百出した。

こんな面白い学術発表をする医師は滅多にいない。
友人であることを差し引いても、これは万人が納得する見解であると思う。

ゲストの演者は地元宮崎医大の教授と、現理事長の九大教授であった。
8年後輩の若手教授と5年先輩の大御所の2人である。
超明るいバリバリ関西人の宮崎医大教授と、畏れ多い九大教授とのコラボであったが、
講演後の雑談も面白かった。

宮崎医大の教授は京大出身だが、この明るい教授に惹かれた若い医師が、
地元に多く留まってくれるに違いない。

ゲスト2人を囲んでの2次会の最中に、楽天の優勝が決まった。
今回の臨床検討会には、宮城の重鎮の先生と事務の責任者が来られていたので、
率直におめでとうございますと気持ちを伝えた。

野球に関する会話の中で面白かったことは、関西人と東北人のキャラクターの違いである。
驚くべきことに、試合終了後球場から出てくる観衆を見ても、
楽天が勝ったか負けたか分からないらしい。

関西ならそんなアホなことはあり得ない。
阪神が勝ったら帰りの梅田行きの車内では六甲おろしの大合唱だけれども、
負けたらお通夜状態だから、試合結果など聞くまでもない。


さて、先月開けたブルゴーニュのシャルドネ2本である。
何を思ったか、2009のシャソルネイを開栓してみた。
ドメーヌ・ルフレーヴのマコン・ヴェルゼだけからの印象では、
この年はシャルドネの良年である。

マコン・ヴェルゼは翌2010も少し落ちるもののまあ美味しい年であったが、
今年リリースされた2011は相当落ちる。
あっさりしすぎてコクも深みもなく、ダメな年ではないかと訝っている。

ビオのシャルドネはあまり開ける機会がないが、
ともかくこのシャソルネイは、今開けて若開けではあっても、若開けすぎて不満であることはなく、
十分なポテンシャルを感じさせる。
あと1本残っているが、ピークがいつかは分かりにくく、開け頃は難しい。

一方のユドロ・バイエだが、これが大当たりであった。
今がピークと言っても良く、軟弱なシャルドネによくあるように、角が丸くなっていない。

この造り手の赤ではあまり感心したことはないけれども、
シャルドネでこんなに安くて良いものを造っているとは知らなかった。
ルフレーブのマコン・ヴェルゼを2700円だから安くて美味い、などと言っているのが恥ずかしい。

まあ、素性も造りもマコンなどとは別物なのだが、まだブルゴーニュに
こんな価格でこんなワインが残っていることが分かって、とても嬉しい。
購入後6年もしてからこんな記事を書いても、何だか虚しい気がするのだけれども。