今年最後の更新 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

今年の診療は終了したが、この3日間は積み残した仕事と雑用に追われている。

まず経理の仕事が残っている。
領収書を整理し、パソコンの経理ソフトに入力する、
という勤務医時代には想像もできない仕事を済まさなくてはならない。

さらに、11月に明け渡した実家から引き上げてきた亡父の書類やアルバムの整理に
この2日ほど没頭していた。

外科医だった父親は12年前に他界したが、戦前からカメラ好きで、撮りためた写真が一杯あり、
これをどこまで残すべきか、難しい決断を迫られている。

今ではデータはデジタルで保存されるが、かつての写真は分厚いアルバムの形で残っている。
アナログの形ではいつまでも保管することもできず、重要なものはスキャナーで取り込んで
処分するしかないのである。

お金は別として、人間は去り行く際に何も物として残すことはできない、と
思うようになった。

わたしがCDを買うのを止めたのも、同じ理由だ。
ワインを今でも買っているのは、誰かが飲めばこれは残らないからだ、と言い訳している。

ブログの更新だが、レストランに訪問した記録がほとんどできていない。
まとまった時間がブログのために取れないから、というのが理由だが、
酒を飲むと酩酊して集中力を欠く、というのが実際のところである。

大阪ではオリジナルの三つ星、ハジメは本当に実に素晴らしい店で、
フレンチではアキュイールと双璧をなしている、とか、
☆を獲るまでよく行っていた、吹田市の千里山にある柏屋はやはり三つ星の価値があるとか、
京都のなかひがしの面白さとか、豊中の桜会は実力を上げているとか、
書きたいことはいっぱいあるが、来年はざぼらずに書いていこう、と思う。

ウサギが来年も元気でありますように。