稀少性に投資・・パリゾ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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フィリップ・シャルロパン・パリゾ ジュブレ・シャンベルタン レ・ゼヴォセル 2005
購入日    2011年6月
開栓日    2011年12月6日
購入先    かわばた
インポーター ジャパン・インポート・システム
購入価格   9480円

自分で購入しておいてすっかり忘れていたので、何でこんなものがセラーにあるのか
戸惑いながら開栓した。

あとで調べたら、半年前に自分で購入したものだったと気付いた。
最近バックヴィンテージを入れることは滅多になく、
例外的に1本だけ引いたものである。

村名格なのに、ずいぶんとお高い。
パリゾのジュブレ・シャンベルタン村名の中でも群を抜く価格だ。
レ・ゼヴォセルがそんなに良い畑なのかな,と思って調べてみたら、
1級のシャンポーに隣り合う位置にあるようだ。

ショップのHPには、以下のようにある。
 パリゾは、この畑を0.8ha所有していますが、所有面積の少なさから生産量は非常に少なく、
 常に人気の高いレアワインとなっています。
 1級を凌ぐほどの味わいを期待できるワインで、一流生産者が作る、極上畑のワイン。

パリゾのワインは、骨太で果実が豊かだという印象を持っている。
幸いこれまでハズレに当たったことがないので、
わたしの「2度と買うか,コノヤロー生産者リスト」には入っていない。
いや、濃いめのワインを造るが、気に入っている。

2005のパリゾなら、もっとほっこりとしたワインではないかと思ったが、
初日は繊細な酸も感じられるので、拍子抜けした。
2日目の方がバランスが良くて、均整の取れたジュブレ・シャンベルタンを
楽しめることとなった。

このワインを飲んで思うのだが、2005というヴィンテージは、
リリース当初言われていたほどのビッグ・ヴィンテージではないのではないだろうか。
現在の状況からすると、2003の方がずっとリッチなワインが多い。

ともあれこのワイン、ショップのHPの文言から想像するほど大したワインではないが、
バランスの良い佳き1本、であった。

唯一均整が取れていないのは、稀少性からくると思われる、法外な価格である。