中途半端な開栓時期・・ダイス | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~
マルセル・ダイス ピュルランベルク 2001
購入日    2007年12月
開栓日    2011年8月23日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   6000円ぐらい

一度だけ訪問したことのある、Alcoholic Armadilloさんで直接購入したワインである。
同時に購入し、今年の初めに開けた2000 のインポーターは山信商事だったが、
この2001はヌーヴェル・セレクションである。

2000より1年若いだけあって、枯れモードはかなりましである。
しかし開栓すぐは、少しイガ味があって毛羽立っており、土俵際が近くなっていることが
うかがい知れる。

2000も2001も、本来もう3~4年前に開栓すべきワインであったようだ。
であれば、もう少しボディのふくよかな、悠然たるワインだったのではないか。

ほぼピノ100%らしいのだが、最もブルゴーニュと異なるところは、
開けて時間が経つとイガ味が取れてそれなりに熟成感が見えてきて、
ショコラっぽいまろやかなタンニンが現れてくるところだろうか。
このワインには、ブルゴーニュらしいシャープな酸は求めない方がよさそうだ。

6000円という価格を払えば、ブルゴーニュの良家の村名、または凡家の1級ものが買える。
それだけの価値があるか少し疑問に思うが、もっと早開けしておけば、
それなりの魅力があった可能性がある。

やっぱりわたしも、ロ○コンに宗旨替えしようかな。