枯れすすきの手前・・シュニュの2005 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ルイ・シュニュ サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・タルメット 2005
購入日    2007年5月
開栓日    2011年3月25日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   4300円

今日で今年度が終わってしまう。
今年はまだ寒いせいか、ここ北摂でもまだ桜はほとんど咲いていない。
天気によって患者数にものすごいばらつきがあり、待ち時間が0分から100分までさまざまである。
まあ所詮は町医者なので、100分待ちなんてことは滅多にはないのだが。

いろいろと理由はあるのだが、今週になってパソコンを3台購入した。
月曜日にMacを2台、昨日に小さなウィンドウズを1台である。
今は間に合っているので、わたし個人用はこの中には入っていない。

3台目は完全に検査機器用なので、趣味のパソコン集めではないのだけれど、
月曜に顔なじみのLABI千里の店員さんから2台購入した翌々日に、
また同じ人を捕まえて「パソコン下さい」と言ったらさすがに向こうも呆れていた。

その3台目は東芝のネットブックレベルのノートだが、これが4万円だったら
MacBook Airの11インチの実質7万円少々という価格は、ものすごく安いと思う。


すでに枯れすすきと書いた2002を開けてから1年半、思い出したように2005をようやく開栓した。
こっちは枯れすすきとは言えないものの、あと少しでそうなりそうである。

1級ものだというのに、繊細というか弱々しいというか優しいというか、
赤系果実はすでに小さく、ちょっと弱々しく、しかしとても上品である。

ワインだけを飲む分には、それなりに香りや小ぶりな果実を楽しめるのだが、
トマトソース味の料理に合わせたら、完全に負けてしまってワインの味が飛んでしまった。
タンニンがまだ元気なうちに早開けして楽しむ造りなのだろう。

昔からのことだが、わたしには思い切り枯れた古酒を愛でる傾向があり、
ついつい開栓を先延ばしにするクセが身についている。
こういうワインを続けて体験すると、そろそろ遅開け主義を改めようかと思ってしまう。

弘屋などでよく見かける、エチケットがボロボロになった古酒を見るとつい開けてみたくなる、
という趣味も卒業しようかと思っているこの頃である。

開栓時期を逃すと何かが掴めることもあるが、何かもっと大きなものを失っているのではないか、
とこのワインを開けて思ってしまった。