遅ればせの初詣 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

人混みが嫌い、寒い時に動くのが嫌い、というものぐさな性格もあって、
昨年は初詣に行かなかった。
それではいかんとちょっと反省して、今年は少しだけ出かけることにした。

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1月4日(火)長岡天神にて

論文を書いていた三が日が過ぎ、運動不足解消のため長岡天神に家内と初詣に行った。
京都まで行くのは人が多くて電車も混むから避けて、少し手前で手を打ったというわけで、
天神さん、どうもすみません。

ここの境内にある錦水亭という筍料理屋さんには、20数年前に家内と家内の実家の両親と
行ったことがある。
三が日が過ぎ、少し人の少ない初詣であった。

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1月9日(日)護王神社にて

そして連休1日目の今日、京都に出かけた。
足腰の悪い老いた両親のため、まずは御所の西側にある護王神社に参拝。

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北野天満宮の梅

その後、まいどお馴染み北野天満宮の門前にある「沢屋の粟餅」を店で食べたのち、
北野天満宮に参拝。
子供たちの受験に際しては、お世話になりました。

境内の梅は、ほとんど蕾ばかりだったが、来るべき春を感じさせる花が少しだけ咲きかけていた。

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詩仙堂の入り口

その後何を思い立ったか、北野天満宮前からタクシーに乗り真東に向かい、ちょっと北上して
一条下り松の近くの詩仙堂に向かった。

詩仙堂は現在は曹洞宗の寺院であるが、江戸初期に石川丈山が造営した洛北の山荘である。
東山の山腹にあり、京都市街を見下ろすように建てられている。
石川丈山は、徳川氏に使えた武士であったが、若くして隠遁したらしい。
しかし、実はスパイ活動をしていたのではないかと噂される人物である。

さつきや紅葉のシーズンには人が多いそうだが、さすがにこの時期には観光客は少なく、
冬枯れた端正な佇まいを見せていた。
入り口を入ると竹に覆われた回廊のような短い参道があり、古き良き京都へと誘われるようだ。

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扉の向こうに庭を望む

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庭にはまだ残り雪が

詩仙堂の静寂は、喧噪な京都の社寺とは別世界のようであった。