爽やかだが色気無し・・ドーヴェルニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ユベール・ドーヴェルニュ キュヴェ・サフィール・ドザージュ・ゼロ・グラン・クリュ
購入日    2010年11月
開栓日    2010年12月22日
購入先    ブル魂
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   4800円

町医者になってからの休日はいつもこうだが、毎年恒例の年末で、
文章書きと経理のパソコン打ちにいそしんでいる。
時間を見つけて、書き残しているシャンパーニュを記録しておこう。

ブジー村のRMで、所有畑はすべてグラン・クルなのだそうだが、恥ずかしながら
そのことがどのくらいリッパかどうか分からない。

ウメムラのHPで見つけたこのシャンパーニュの解説(多分インポーター資料)
 ブジー・グラン・クリュのピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。平均樹齢35~40年。
 現在販売中のものは2005年産が3分の2、2004年産が3分の1のブレンド。
 ドザージュ・ゼロのノンドゼ。
 年間生産量1500本の超限定キュヴェ。

相当生産量が少ないが、例によってそれは飲み手にとって大きな関心事ではない。
実際に飲んだ印象からは、ノン・ドザだとは思わない程度の自然な糖度があって、爽やかだ。
ことに最初の1杯目の芳香と果実味は魅力的だ。
しかし、いかんせん色気がない。

門前の小僧おばさんの家内曰く、
「美味しいけど、いつも飲んでいるのにもっと美味しいのがあるよ」

たくさん飲んでいるわたしを頷かせる、説得力のある一言だ。
しかし、「もっと美味しいもの」とは何だったのか、家内に聞いても分からないのである。