状態に問題あり・・ルロワ99 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ルロワ(ネゴシアン) ブルゴーニュ・ルージュ 1999
購入日    2007年1月
開栓日    2009年1月3日
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   2980円

今日は寒い一日であった。
朝のNHKのニュースでは、うっすらと雪化粧をしている清水寺が映っていた。
モノレールに乗って出勤する途中、北を見ると箕面の山にもほのかに雪が積もっていた。
午後に会合でホテルグランビアに行くために大阪駅構内を通ったら、構内放送で
「北陸東北の悪天候のため、今日の寝台特急日本海は運休です」と放送していた。

会合のあと、グランビアのバーで、ヴーヴクリコのイエローラベルと、ドンペリと、
シャトー・ランシュ・バージュの2004を飲んで、さっき帰宅した。
一流ホテルのバーなのに、どうしてこんなにプアなワイン・シャンパーニュしか
メニューに載っていないのだろう??

ヴーヴクリコは平凡かつ力不足で、いつも自宅で開けているシャンパーニュに遠く及ばず。
ドンペリ(ヴィンテージ失念)は香りだけで、これまた凡庸そのもの。
ランシュ・バージュはさすがに良い香りだったが、当然若すぎて真価など分かるはずもない。
ちなみに価格は、18,000円、25,000円(通常価格35,000円)、20,000円+αである。

で、帰宅後欲求不満のため、現在マルク・ペノのラ・フォル・ブランシュ 2005を飲みながら
これを書いている。
1900円のミュスカデだが、こっちの方がよっぽど美味い。
価格は10分の1である。これではアホらしくて外でワインなど飲めなくなるわけだ。


さて、今年2本目に開けたワインである。
ルロワのドメーヌものなど高すぎて滅多にお目にかからないが、これはお安いネゴシアンものである。
つい先日、温存していたACブル98を開けていたく感心したのだが、
これは同じワインの1年違いである。

購入してすぐに1本開栓し、状態が今ひとつで感心しなかった記憶があるが(ブログ未記載)、
あまり意に介さず、残りのボトルは2年間放置しておいた。
今回2年ぶりに開栓してみたが、コルクは最上部まで液が浸みており、美女美女、じゃなくて
びじょびじょであった。

このワイン、本当に蔵出しで出て来たものなのだろうか。
同じ時期、ヴェリタスとウメムラで売られていたし、その後も色んなショップから出てきている。
このボトルはインポーターもヴェリタスになっているから、複数のインポーターで入っているのだろう。

偶然本日wakoさんもレポートされているが、そのコルクの写真を見ると
わたしのコルクと同じ状態で、中身も残念なものであったようだ。
また、むりやり1本押しつけたUTAさんも、美味しくないとレポートされている。

ウメムラから入れた1998のボトルは、これまですべて状態に問題はなかったから、
この99の状態の悪さには首をかしげるが、どこかで急激な温度変化があった可能性が高い。

案の定、98とはボディの締まりが別人のようで、輪郭はぶよぶよである。
しかしUTAさんに送ったボトルのように、30分でへばっていくほどひどくはなく、
少なくとも初日の後半には、それなりの美点は見いだせた。

それは、熟して糖度を上げたブドウのエッセンスを感じさせた点であり、98にも共通していた。
それを感じて、この99が98と同じ造り手の同じ畑のワインである、と確信した。

このボトルの状態が悪いことの責は、一体誰にあるのだろう。
単なるボトル差なのか、どこかにストックされていた際の環境の問題か、
それともインポーターの問題なのか。

自分が開けたワインで、ネガティブな印象のレポートは書かない、という向きもある。
また、自分が気に入っている造り手を褒めないと、造り手に対する敬意を感じない、
などと言ってくる人もいる。
わたしの文章を信じる信じないはともかく、今わたしの前にある1本は、この1本に限らず、
私情の介入の余地もなく、書いたとおりのワインなのである。

もしこのワインを販売したことのあるショップの人がこれを読まれているとしたら、
一つの情報として、今後のワインビジネスにポジティヴな意味で生かしていただきたい、と切に願う。

このような状態のワインを、ぬけぬけと無実な消費者に販売するべきではない。