華麗な美酒・・エレスツィン | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・エレスツィン ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2002
購入日    2005年9月
開栓日    2008年10月25日
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   3480円

4回ものプレゼンを控えている11月を前にして、今週は比較的余裕がある。
電子カルテの導入とともに、画像データのデジタル保存を行う予定で、最新鋭の超音波検査機を
導入し、すでに使用を始めている。
前にも書いたが、カローラからクラウンに乗り換えたみたいで、快適だ。
カローラは運転したことはあるが、クラウンはないので良い例えではないが。

近日中ついにレセコンを入れ替えて、電子カルテを導入する予定になっている。
エコーと電子カルテの両方で大散財だが、どんな機器でも7年も使うと耐用年数が
過ぎてしまうので仕方がない。
今のレセコン、7年以上もよくトラブらずに使えたものだ。

しかし、設備投資を奢ってやるとたちまち手元からお金が無くなる。
そんな投資に比べると、ワインにかけているお金など大したことはない?ということにしておこう。


またまたジュブレ・シャンベルタンである。
2本買ったうちの2本目で、1本目を開けてからもう3年にもなる。その際の記事はこちら

3年も経つとさすがに細かいことは覚えていないが、ずいぶん若くて各要素がバラバラだった
印象がある。
が、今回の1本は大違いで、まさにアタリのワインだった。

開栓当日は、例のごとくのジュブレ香がする。
またか、もう飽きたぞ、とちょっと思うが、先のシルヴァンよりさすがに格が上で、
香り方も上品で洗練されている。

スワリングしていると、その香はやがて飛んでしまい、美しい果実が支配的になってくる。
タンニンも酸も節度があり、決して骨太なワインではなく、開栓1時間~翌日の飲み心地は、
ジュブレでも女性的であると感じてしまう。
と言うか、2日目の状態から飲み始めたとしたら、ジュブレであることに気付かなかった
かも知れない。

多分今がピークで、まだまだ2~3年は落ちていきそうな気配はない。
良年2002の村名クラスが、そろそろ飲み頃に入ってきているのが嬉しい。
すでにこの造り手への高評価は定まっていると思うが、改めて再確認するかたちになった。

同じ年の村名シャンボール・ミュジニーも買ったはずで、飲んだ記憶がないから
どこかにあるはずだが、長らく行方不明になっていて見かけない。
あんな狭いスペースなのに、なぜ目当てのワインがしばしば行方不明になるのだろう。

ぜひ今回の1本と比べてみたいので、近いうちに捜索しなくては。
その手間を想像すると、ちょっと憂鬱ではある。