熱入りからの復活か・・ロシュモラン | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


シャトー・ロシュモラン・ブラン ペサック・レオニャン 2004
購入日    2007年9月
開栓日    2008年7月21日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター モトックス
購入価格   1980円

滅茶苦茶忙しかった期間が過ぎ、この1週間は本業以外の大きな用事はなかったが、
積み残した雑務があるから、そう暇ではない日々ではある。

7年前の開院の際、会計用・事務用としてウィンドウズのデスクトップパソコンを入れたのだが、
10日ほど前に突然壊れてしまった。
これがまた何とも出自のあやしげな代物なのである。

IT系の会社を設立して倒産させた、という友人の友人が自作したもので、
OSは当初ウィンドウズ98だったが、OSのライセンスは無し。
ほいでもって、2~3年使ったころ、とある病院関係者がやって来て、ある理由から
OSをウィンドウズ2000に入れ替えて行ったのだが、これまたライセンス無し。

ネットには繋いでいない「単なる事務機」なのだが、それなりにデータは入っている。
5分間で勝手に再起動を10回繰り返す、という壊れ方をしたので、自分でばらしてHDDを取り出し、
外付けのケースに入れてすべてのデータを救出した。
やはりこまめにバックアップを取っておくのは重要である。

この2年間で自分のパソコンが3台壊れた。
今回の1台以外は、自作品とSONYのVAIOノートだが、3台ともマザーボードの故障のようだ。
パソコンはハードディスクが最も壊れやすいと言われるが、うちの場合はそうではなかった。

そもそもわたしはOSはウィンドウズよりマックが好みであるし、あのマイクロソフト社というのは
さまざまな理由からキライである。
ウィンドウズなど、まともに使えるようになったのはNT、2000とXPからで、
95や98やMeなど使い物にならず、あれだけ世間を席巻した理由が分からない。

添付ファイルがMSワードやエクセルで来るから、MS Officeは仕方なく使っているが、
基本的に自分のプレゼンソフトはkeynoteだし、ワープロはEGWORDである。
(このEGWORDが販売中止になったのは悲しい・・・)

マック用のMS Office 2008を仕方がないから買おうかな、と思ったが、
どうもバグだらけの不良品らしく、まともに動かないと評判のようだ。
ウィンドウズ用のMS Office 2007のWORDのデータは旧バージョンで読めなくしているし、
マイクロソフトという会社、わざといやがらせしているのではないか、と勘ぐりたくなる。

新しいパソコンをインテルマックのOS10.5にしてしまって、ウィンドウズを入れて
必要なときだけウィンドウズマシンとして使う、ということも考えたが、やっぱり高くつくのでやめた。
そこで通販で5万円の本体だけ購入し、セットアップして使えるようにした。
まだVistaは使う気にならず、OSはXPとしたが、結局これが一番安上がりだ。


さて、昨年georgesさんに、直心で紹介いただいたワインである。
とても気に入ったので、昨年9月に4本購入したのだが、これが最後の1本である。
1本目の記事はこちら

樽香を強めに効かせながら、それに負けない豊かな果実があるため、樽香が脇役になって
果実を引き立たせている。

これまでブログには記さなかったが、実はこのワイン、輸送のミスで30℃以上の高温便で届いた。
このワインだけの注文であり、繊細なブルゴーニュワインと同梱でなかったのが幸いであった。
いつもヤマトのクール便のお世話になっているが、この時だけは驚いた。
わたしが不在の時に届いたので、特に苦情は言わなかったのだが、一言くらいは
言っておくべきであったかと思う。
もしブルゴーニュの1万円以上のピノ・ノワールの注文だったら、即苦情返金ものではある。

で、まず届いてすぐに開けてみたのが上記の1本目の記事である。
その2週間前に直心でgeorgesさんと飲んだものより、明らかに腰がなくて、なるほど熱の影響だな、
ということには気付いていた。
そう高いワインではないし、ヴィンテージの割にちょっと抜けているな、というレベルだったので、
苦情を言う気にもならなかった、というのが実際のところだ。
この1点からも、かなり強いワインであることが分かる。

その後2本開けたのだが(ブログ未記載で開栓日失念)、やはり熱の影響は残っており、
直心でのしっかりと輪郭のあるワインではなかったのだ。
だから思い出すのも不快で、ブログに書かなかった。

ところが今回の最後の1本は、すっかり熱の影響を振り払っているように思える。
こうなるとどこまでが熱の影響で、どこからが熟成の結果か分からないが、
1年前の出会いから順当に1年熟成した、という印象のワインになっている。
樽香は一層大人しくなっていて、全体的に柔らかである。
純和食には、シャルドネのうるささが気になるから、こちらの方が相性がいいと思う。

熱からの復活には、1年かかるのだろうか。
それとも、このボトルだけ熱に強かったのだろうか(そんなことあるのかな)。