1976年初渡仏以来ヨーロッパの☆付きレストランを食べ歩くこと十余年、三つ星だけでも延べ100回以上食べ歩くと同時に、香港の主要レストランも十年以上食べ歩いて参りました。年取って最近はもっぱら京都・神戸の食べ歩きに留まっていますがまだまだ現役の食いしん坊です。また食事時の飲み物はワインだけ、ワインが好きだから和食でもワイン。人の好みはそれぞれなのでワイン好きの人にはご理解いただけるかも? メインブログは「ワインとピアノのある部屋」 です。
  • 29 Aug
    • 正しくは Franc noir de la Haute Saône

      フラン・ノワール・ド・ラ・オート・ソーヌと読む黒葡萄。画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借した。 ラ・オート・ソーヌは地名と云うか県の名前でその位置はというと、ブルゴーニュの中心地コート・ドール県はディジョンの東側、アルザスのコルマールより西側、ブザンソンの北側と云うとお分かり頂けるかも。 原典とするフランス政府が公表するフランスで栽培される葡萄一覧(Catalogue officiel des variétés de vigne Liste A1)の表記には現時点でも Franc noir de Haute-Saône N のままである。冠詞飛ばし表記は訂正されないまま放置である。これについては2012年12月の拙ブログ で触れた。 さてオート・ソーヌ県発祥の葡萄と思ったのだが、ワイン・サーチャーのサイト ではオーブ県の葡萄とある。 オート・ソーヌ県とオーブ県の間には一つオート・マルヌ県が挟まっているはずだが、見出された場所がたまたまオート・ソーヌ県という理由だったのかも知れない。オーブ県で育つという説をよく見掛けるので、現在の栽培地はオーブ県の可能性が高いはず。 とは云ってもこちらのサイト によると 1988年というかなり古いデータながらフランス全土で栽培される面積は僅か 5ha でしかない。然るにフランスのワイン法ではいろいろな IGP カテゴリーのワインに使用出来るとある。IGP の葡萄規定には特に熱心なこちらのサイト をご覧あれ。 VIVC のサイト、3年前はこちら 、現在はこちら である。 さてさて、そのVIVC のデータだが、親子関係についての記述に疑問がある。最新のデータをコピーすると Pedigree confirmed by markers HEUNISCH WEISS × PINOT Prime name of pedigree parent 1 (5374) HEUNISCH WEISS Prime name of pedigree parent 2 (9279) PINOT NOIR 父親の PINOT NOIR にはリンク先がありこちら が繋がっているが、遺伝子分析の結果としては Prime name of pedigree parent 1 : HEUNISCH WEISS B Prime name of pedigree parent 2 : (70742) PINOT 70742 PINOT となっており2通りの父親が存在することになってしまう。VIVC のデータもしょっちゅう書き換えがあるのでしばらく様子を見る必要があろう。

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  • 28 Aug
    • Fuella nera N

      フランスの現地ニースでは Folle Noire と呼ばれる黒葡萄。シノニムの一つだが、Folle Noire を直訳すると黒い狂気、英語なら Black Craziesでしょうか、開花したものの全く果実にならない場合もあるのでその名が付いたそうだ。Folle Blanche の直訳はしなかったが変な葡萄の類かどうか定かではない。 このフュエッラ・ネラは古代ローマからニースに持ち込まれたものらしい。従ってイタリア原産。画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借した。 フュエッラ・ネラはニースに根付き、アペラシヨン・ベレのワインとなった訳だ。 その AOC ベレの葡萄規定は現在次の通り Vins rouges 赤ワインの場合 - cépages principaux : braquet N, fuella nera N ; - cépages accessoires : cinsaut N, grenache N. 割合規定は - La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 60 % de l’encépagement ; - La proportion du cépage cinsaut N est inférieure ou égale à 15 % de l’encépagement. 即ちブラケとフュエッラ・ネラが主要葡萄で栽培比率は両方併せて 60% 以上、補助葡萄はサンソーとグルナッシュでサンソーの栽培比率は 15% 以下と制限される。ロゼと白は省略。 当該葡萄以外に主要葡萄としてブラケ・ノワールが存在するが既に拙ブログのこちら で紹介済みである。 アペラシヨン・ベレについては拙ブログのこちら でも紹介しているのでご覧頂きたい。 冒頭画像を拝借したサイトではフランス全土の栽培面積は 2011年で 21ha 、アペラシヨン・ベレの栽培面積は 48ha 、ブラケの栽培面積はこちら から 12ha 、ベレ以外には栽培されていないように思うが、こんなサイト もあるにはある。 ちなみにベレでは著名なシャトー・ド・ベレのサイトはこちら 、葡萄は主にブラケ、フォル・ノワール(当該葡萄フュエッラ・ネラ)そしてロール(ヴェルメンティーノ)とある。 このシャトー・ド・ベレの代表的な赤ワイン のセパージュを拝見すると LES CÉPAGES Superficie totale du vignoble : 11 ha dont 4,5 ha en Rouge. Cépages : 70 % Folle Noire, 30 % Grenache Noir. Âge moyen : 30 ans. 11ha の畑の内赤ワイン用の葡萄畑は 4.5ha でありフォル・ノワール 70% 、グルナッシュ・ノワール 30% となっている。 同様にロゼの畑は les Cépages : Superficie totale du vignoble : 11 ha dont 1,88 ha en Rosé. Cépages : 85% Braquet, 10% Grenache, 5% Cinsault. Âge moyen : 30 ans. 1.8ha がロゼの葡萄畑で栽培面積の割合はブラケ 85% 、グルナッシュ・ノワール 10% 、サンソー 5% とのこと。アペラシヨンの規定では主要葡萄のブラケ、フュエッラ・ネラの割合については赤もロゼも同じだが、実際は当該葡萄が赤ワインに使われ、ブラケは主にロゼに使われていることが分かる。こちら は 100% ブラケだ。

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  • 27 Aug
    • LIEN @福島

      カウンター6席だけというフレンチ、もちろん全席禁煙。最寄りの駅は阪神電鉄の福島出口は3番。地上に出ると目の前にあるが入り口にたどり着くのは北側、南側のどちらかから回る必要がある。 ウェブ予約システムがあり、それを利用して開店3分前に着いたがウェルカム・ムード漂う入り口である。何処とは云わないが開店時間までカギを掛けている馬鹿な店に何度か遭遇したがここは大丈夫である。ドアを開けるや否や名前で呼ばれカウンター奥の席に陣取る。 冷たいおしぼりで汗を拭う、気の利いたサービスだ。 予め印刷されたメニュー、アレルギーや嫌いな食材はウェブ予約の際申告出来るのでメニューを変更して貰う心配はない。 ランチのためのグラスワインが格安な値段で設定され、それぞれの料理に合うように出てくるシステムなのでそれも注文。 先ずはシャンパーニュ、アンリオのブリュット・スーヴラン。開け立てではないがちゃんと泡立つ、好みで云うともっとキンキンに冷やして欲しかった。 程なくアミューズ・ブーシュの「ゴールドラッシュのエスプーマ」が登場。ほんの一口ながら手間暇掛かってそうな一品。 前菜はフォワグラと無花果。 合わせるワインはなんとエルミタージュ・ブランそれもジャン・ルイ・シャーヴのミレジム 2010 、何年か前に購入してやっと飲み頃にさしかかったとオーナーは仰るがまさしくその通りである。このワインを飲むが為にもう一度訪れたいと思った。 ローヌ随一のワインの次はドメーヌ・ラポルトのサンセール、ル・ロショワというシレックス土壌の区画名が入った 2014 。濃厚な白ワインの次としては些かあっさりし過ぎた感は否めない。私なら存在感のあるプイィ・フュイッセか香りだけで勝負するプイィ・フュメを持ってきたい。 剣先烏賊のサラダ、トマトのクーリにイカスミのチュイール添え。 魚料理は鶏魚、ポワレにしてソース・オゼイユ、胡麻とライムの香り。旬の魚で実に旨い。 どういう訳かジュヴレ・シャンベルタン、英国ベリー・ブラザーズ社の Domaine Rossignol Trapet のもの。これは好みには非ず、あっさりした鶏などに合わすべきワインではない。鶏には普通白ワインを持ってくるのが常道ではないか。 で、その肉料理として丹波鶏のグリエ、ソース・ア・ラ・ムタールド。 デセールは大糖領という桃を使ったものだが、フランボワーズのソルベの味香りが勝ちすぎて桃の旨さが伝わらない。流行の味重ねか何か知らないが、私にはストレートな方が有り難いと思う。 デセールのためにオーナーは新しいボトルを開けてくれた。ところがこれがブショネ。でもさらにもう1本開けてくれたのは間違いない品質のもの。ドメーヌ・ユエのヴーヴレ、ル・オー・リュウの 2005年、滅多に造らないモワルーで香りが凄い甘口。これまた普通のお店ではお目にかかれない宝物ワインである。 プティ・フールとハーブティーを頂き優雅なランチタイム終了である。 食事の後は温かいおしぼりのサービス、これも非常に有り難い。ランチとワイン・セットメニュー、追加の甘口ワインを加えても1人1万円以下という良心的な価格設定であり、お昼からワインを飲んで構わない人にはお勧め出来るお店だ。

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  • 24 Aug
    • Folle Blanche B

      昨日紹介したフォリニャンの父である白葡萄フォル・ブランシュは 1800年代後半にフランス全土を襲ったフィロキセラにより大打撃を受け、それまではコニャックの主たる葡萄であったにも拘わらず、主役の座をユニ・ブランに譲ることになってしまった訳だ。 その理由は接ぎ木することにより病気に弱くなってしまったこと。病気とは灰色黴病、ソーテルヌの貴腐と同じバクテリアである。 自らの根を持っていたときは病気には強かったものの、台木に接ぎ木する事が原因のようで、一気に病弱になってしまったらしい。しかし接ぎ木しないとフィロキセラの餌食になってしまうため致し方ない状況だったのだろう。 画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借した。 同サイトによるとフォル・ブランシュはフランスで忌み嫌われたグエ・ブランの子孫であるとのこと。フランス葡萄に詳しいサイト も同様、拙ブログ でもこの葡萄の祖先について同じ事を書いたが、現在様相が変わっている模様。 現在の VIVC のデータはこちら 、データから母となる葡萄の名はなくなっている。即ち親子関係は不明。今のところフォル・ブランシュの親子関係については白紙に戻されたと云うこと。 さてフォル・ブランシュを使ったアペラシヨンを有するスティル・ワインと云えばロワールの河口付近の Gros Plant du Pays nantais グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテだけだ。 詳しくは 2012年の拙ブログ を。ヴァン・ド・ペイのときは 100% Folle Blanche だったのに現在の AOC Gros Plant du Pays nantais では葡萄規定が変更になっている。 フォル・ブランシュは白ワインとして上記のグロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテだけしか使えないがブランデー関連のコニャック、アルマニャック、またそれぞれのヴァン・ド・リキュールであるピノー・デ・シャラント、フロック・ド・ガスコーニュ(補助葡萄として)にも勿論使用出来る。 ちなみに IGP のカテゴリーについてはこちら を参照頂きたい。

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  • 23 Aug
    • Folignan B

      フォリニャンと読む白葡萄、拙ブログでは 2012 年 12月にこちら で取り上げた。画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借した。このフォリニャンと云う葡萄はワイン用と云うよりコニャックの原料葡萄と云った方が無難なはず。 3年ほど前 VIVC のデータ によると母親葡萄は原産地あるいは果皮色も不明なる 70889 UGNI BLANC だった訳だが現在は改められこちら の通りとなっている。現在の VIVC のデータからフォリニャンの親子関係については Pedigree as given by breeder/bibliography UGNI BLANC × FOLLE BLANCHE Pedigree confirmed by markers UGNI BLANC × FOLLE BLANCHE Prime name of pedigree parent 1 TREBBIANO TOSCANO Prime name of pedigree parent 2 FOLLE BLANCHE 即ちフォリニャンは生産者の発表では母はユニ・ブラン、父はフォル・ブランシュ、これを正式名称で云うとトレッビアーノ・トスカノを母、フォル・ブランシュを父として交配で生まれた葡萄である。 お気付きの方も多いはずだがユニ・ブランもフォル・ブランシュもコニャック地方で栽培される葡萄であり、これらを交配することで何らかのメリットある葡萄が生まれるであろうと考えたに違いない。 ところでこちら をご覧頂きたい。コニャックに使われる葡萄について纏めてあるが、コニャックで使って良い葡萄の内コロンバールはコニャックではなく普通の白ワイン用に使われ、フォル・ブランシュはフィロキセラ襲来以前には主要葡萄として栽培されていたが、フィロキセラの後は接ぎ木することにより灰色黴び病に冒されやすくなったため殆ど栽培されなくなったとのこと。 またモンティルはコニャックというよりこの地で造られるピノー・デ・シャラントに専ら使われ、当該葡萄フォリニャンはユニ・ブランよりも早く成熟して収量も変わらず、灰色黴病には若干弱いものの、より複雑な味わいのブランデーが造られるとの利点を買われ、2005年にアペラシヨンに加えられたとある。 コニャックの原料葡萄として最も広く栽培されるのはこちら の通りユニ・ブラン正式名称トレッビアーノ・トスカノでありその栽培比率は何と 98% とのこと。フィロキセラ襲来前はフォル・ブランシュとコロンバールの方が広く栽培されていた訳でフィロキセラ以降に主役が交代したという訳だ。 さてフォリニャンが果たして普通のワイン醸造のために使われるのかどうか甚だ疑わしいが法律上はこちら のように各 IGP のワインには使えることとなっている。

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  • 22 Aug
    • Florental N

      フロレンタールもしくはフロレンタルと読むフランスで造り出された黒葡萄、所謂種間交雑。画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借。拙ブログでは2012年12月にこちら で取り上げた。 この葡萄の家系図はこちら のサイトから ところがフランス葡萄に詳しいサイト では、この葡萄の生い立ちについて冒頭、こんな記述がある。コピーすると Identification/Origine : hybride producteur direct issu du croisement interspécifique entre le Seibel 8365 ou roi des noirs et le gamay noir obtenu dans les années 1920 par Joanny et Rémy Burdin. 即ち西暦1920年ジョアニーとレミ・ビュルダンによりセイベル8365 もしくはロワ・デ・ノワールとガメイ・ノワールの交配で生まれた種間交雑葡萄であるとしている。 ところが現在までに判明しているのはセイベル 8365 とロワ・デ・ノワールはベツモノであり同一葡萄ではないということ。 VIVC によるとセイベル8365 のデータはこちら 、ロワ・デ・ノワールのデータはこちら 。ロワ・デ・ノワールのシノニムでセイベルと名の付くものは SEIBEL 4643 であり、Seibel 8365 ではない。やはり同一葡萄に非ず。 さらにその後に続く文章では fait partie de l'encépagement de certaines I.G.P. (indication géographique protégée) comme la "Saône et Loire". 即ち IGP の幾つかの(例えば IGP ソーヌ・エ・ロワール)に使える葡萄であるとしているが、今現在この葡萄が使える IGP は IGP Drôme と IGP Coteaux des Baronnies の2つだけ。 ちなみに IGP Saône et Loire の葡萄規定は次の通り Les vins bénéficiant de l’indication géographique protégée « Saône-et-Loire» sont produits exclusivement à partir des cépages suivants : 1 - pour les vins rouges : césar N, gamaret N, Gamay N, merlot N, pinot noir N, syrha N 2 - pour les vins rosés : césar N, gamaret N, Gamay N, merlot N, meunier N, pinot gris G, pinot noir N, sauvignon gris G, syrha N 3 - pour les vins blancs : aligoté B, auxerrois B, césar R, chardonnay B, chasselas B, chenin B, gamay N, gamaret N, melon B, merlot N, meunier N, pinot blanc B, pinot gris G, pinot noir N, saint-pierre doré B, sauvignon blanc B, sauvignon gris G, savagnin blanc B, syrha N, viognier B. IGP ソーヌ・エ・ロワールでは赤・ロゼそして白ワインにも当該葡萄の名前はない、即ち使うことは出来ない訳である。 いつもはあまり頼らないが IGP の葡萄規定に詳しいサイトはこちら 、やはり IGP ドロームと IGP コトー・デ・バロニーの2つとしている。但し白ワインに使っているかどうかは甚だ疑わしいが・・・。 さて元に戻り家系図を見て頂きたい。拙ブログでも当時ガメイ・ノワールはピノ・ノワールを母、ホイニッシュ・ヴァイスを父として生まれたと書いた訳だがその根拠はこちら である。ガメイ・ノワールは Original pedigree PINOT NOIR × HEUNISCH WEISS Prime name of pedigree parent 1 PINOT NOIR Prime name of pedigree parent 2 HEUNISCH WEISS 2010年8月18日付けでは VIVC のデータにはそう記されていた訳であり、母がピノ・ノワール、父がホイニッシュ・ヴァイスとされていたのだ。 ところが現在では次のように変更されている。 VIVC のデータはこちら 、 Pedigree confirmed by markers PINOT × HEUNISCH WEISS Prime name of pedigree parent 1 PINOT Prime name of pedigree parent 2 HEUNISCH WEISS ここで示される PINOT とはこちら の通りであり、ピノ・ノワールではない。 まだまだ葡萄の親子関係については結論が出しにくい状況のようだ。

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  • 21 Aug
    • 第202回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会

      英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会に参加したいと世界的に有名な指揮者のお一人からご要望ありとのこと、まことに嬉しいお話しであり、あと2回で17周年を迎える「本格浪花料理とワインの夕べ」は益々レベルアップしていく所存である。 先付けはストレートに蓴菜酢、プリプリの食感が堪らない。 口取りは赤オクラを真ん中に右上から白ダツ、烏賊のとびこ和え、蛸の子そしてモロッコインゲンの胡麻クリーム。 本日の特選素材幻の白身は背と腹そして透けて見える綺麗な皮と肝の湯引きまできちんと揃うのが英ちゃんスタイルである。 のどぐろの煮付け、次元の違う旨味にメンバーの頬が弛む。 大きな鱸を塩焼きに、これまた本日の特選素材である。 酢の物として毛蟹、決して箸休め的存在ではない。 天麩羅は鱧と鰯、そして鱚の大葉包み。どれもが極上。 さらに茂魚の潮、魚好きには嬉しい供し方である。 にぎりは中トロ、たこ、車海老、鱧梅肉に玉子。 果物はピオーネ。 ワインは先日脳腫瘍で亡くなられたドニ・デュブルデュー氏が携わったペサック・レオニャンの白ワインなど。 9月の英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会は17日土曜日午後7時開催と決定。

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  • 20 Aug
    • Feunate N

      フュナットと読む黒葡萄はフランスの古代葡萄の一つ。画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借した。 以前この葡萄を紹介したのは 2012年12月のこと で、拙ブログではフランスで忌み嫌われた葡萄グエ、正式名称 HEUNISCH WEISS の子孫と云うだけで片方の親しか判明していなかったのだが、今は両方の親が確定した模様である。 VIVC 現在この葡萄のデータはこちら 、2013年2月のデータはこちら 。現在判明している親子関係は次の通り Pedigree confirmed by markers HEUNISCH WEISS × POUGAYEN (PAUGAYEN のシノニムの一つ) Prime name of pedigree parent 1 HEUNISCH WEISS Prime name of pedigree parent 2 PAUGAYEN 遺伝子解析の結果フュナットの母はホイニッシュ・ヴァイス、父はフランス原産の黒葡萄で、正式名称ポーガイヤンである。 ポーガイヤンのデータはこちら 、殆ど知られていない葡萄でフランス政府のリスト A-1 にも載っていないもの。 ところがフランス葡萄に詳しいサイト によるとそうではなくポーガイヤンと(グエ・ブラン即ちホイニッシュ・ヴァイスとトゥルソー・ノワールの交配で生まれた) Plant de Mavault プラン・ド・マヴォーとの交配であるとしている。 確かにホイニッシュ・ヴァイスとトゥルソー・ノワールの交配で生まれた葡萄はプラン・ド・マヴォー に相違無いが、ポーガイヤンとプラン・ド・マヴォーとの間に生まれた葡萄はマルサンヌ・ド・ペイ は確認されているものの当該葡萄であるとは認識されていない。 フランス葡萄に詳しいサイトでは根拠としてこちら (関係をチャートで示されているのは12 ページある中の 8 ページ)をリンクしているが、これはかなり古い説である。 ちなみにポーガイヤンを親とする葡萄で今までに判明しているのは次の通り。 BRUN FOURCA 1707 PAUGAYEN × BESTS R 2 V 73 FEUNATE 4122 HEUNISCH WEISS × PAUGAYEN MARSANNE DE PAYS 15024 PAUGAYEN × PLANT DE MAVAULT MOURVAISON 8088 PAUGAYEN × AUBUN TEOULIER NOIR 12362 PAUGAYEN × PLANT D'ENTRECHAUX 即ちブリュン・フルカ VIVC 番号 1707 はポーガイヤンを母、ベスツ・R2V73を父として笑まれた葡萄、中略 テウリエ・ノワール 12362 はポーガイヤンを母、プラン・ダントルショーを父として生まれた葡萄ということが遺伝子解明の結果判明している訳だ。 VIVC のデータで困るのはこのテウリエ・ノワールの表記。本来フランス語表記すると Téoulier Noir とすべきところを TEOULIER NOIR と表記されることである。アクサン・テギュを外されてしまうとどう読むのか分からなくなってしまうではないか! さてこのフュナットが使えるのはこちら をご覧あれ。アペラシヨンを有するワインには使えず、数多くの IGP 昔のヴァン・ド・ペイには使えるとなっている。しかし 1988年の時点でフランス全土での栽培面積が僅か 2ha なので栽培地はごく限られているはずである。

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  • 18 Aug
    • Ferradou N

      フェラドゥという名の黒葡萄、画像はフランスで栽培される葡萄のサイトから拝借した。拙ブログでは 2012年12月にこちらで取り上げたが、最近そのルーツが解明された模様である。 フェラドゥの VIVC データはこちら、交配に成功した年は 1969年ではなく1966年で場所はボルドーにあるフランス農学研究所、同研究所の発表した親子関係は MERLOT × FER ところが遺伝子の解析結果はこちらの通りで母親は普通一般のメルローではなく VIVC 整理番号 70634 の MERLOT であり父親は昨日取り上げた Fer フェールである。 ちなみに一般に親しまれているメルローは正式名称 Merlot Noir メルロー・ノワールであり VIVC のデータはこちらである。 さてフェラドゥの母親とされる 70634 MERLOT だが VIVC のサイトをよく見ると果皮の色や原産国はブランクながら何と画像が8つ確認出来る。これらを見ると果皮色はノワール。奇妙な記述ではないか? 今後またデータは書き換えられる可能性があると思う。 参考になるかどうか分からないがこちらによるとフェラドゥを使ってワインを造って名乗れる IGP は唯一ジェールだけとのこと。 念のため IGP Gers の葡萄規定を見ると案の定、殆ど総ての葡萄の名前が並べられている。コピーすると次の通り 5 - Encépagement Les vins bénéficiant de l’indication géographique protégée « Gers » sont produits exclusivement à partir des cépages suivants : Abondant B, Abouriou N, Aléatico N, Alicante Henri Bouschet N, Aligoté B, Altesse B, Alvarinho B, Aramon blanc B, Aramon gris G, Aramon N, Aranel B, Arbane B, Arinarnoa N, Arriloba B, Arrouya N, Arrufiac B, Arvine B, Aubin B, Aubin vert B, Aubun N, Auxerrois B, Bachet N, Barbaroux Rs, Baroque B, Béclan N, Béquignol N, Biancu Gentile B, Blanc Dame B, Bouchalès N, Bouillet N, Bouquettraube B, Bourboulenc B, Bouteillan B, Brachet N, Brun argenté N, Brun Fourca N, Cabernet franc N, Cabernet-Sauvignon N, Caladoc N, Calitor N, Camaralet de Lasseube B, Carcajolo blanc B, Carcajolo N, Carignan blanc B, Carignan N, Carmenère N, Castets N, César N, Chardonnay B, Chasan B, Chatus N, Chenanson N, Chenin B, Cinsaut N, Clairette B, Clairette rose Rs, Clarin B, Claverie B, Codivarta B, Colombard B, Cot N, Corbeau N, Counoise N, Courbu B, Courbu noir N, Couston N, Crouchen B, Duras N, Durif N, Egiodola N, Ekigaïna N, Elbling B, Etraire de la Dui N, Fer N, Ferraudou N, Feunate N, Folignan B, Folle blanche B, Franc noir de Haute-Saône N, Fuella nera N, Furmint B, Gamaret N, Gamay N, Gamay de Bouze N, Gamay de Chaudenay N, Gamay Fréaux N, Ganson N, Gascon N, Genovèse B, Gewurztraminer Rs, Goldriesling B, Gouget N, Graisse B, Gramon N, Grassen N, Grenache blanc B, Grenache gris G, Grenache N, Gringet B, Grolleau gris G, Grolleau N, Gros Manseng B, Jacquère B, Joubertin, Jurançon blanc B, Jurançon noir N, Knipperlé B, Lauzet B, Len de l’El B, Liliorila B, Listan B, Lledoner pelut N, Macabeu B, Mancin N, Manseng noir N, Marsanne B, Marselan N, Mauzac B, Mauzac rose Rs, Mayorquin B, Mecle N, Melon B, Mérille N, Merlot blanc B, Merlot N, Meslier Saint-François B, Meunier N, Milgranet N, Molette B, Mollard N, Mondeuse blanche B, Mondeuse N, Monerac N, Montils B, Mornen N, Morrastel N, Mourvaison N, Mourvèdre N, Mouyssaguès N, Müller-Thurgau B, Muresconu N, Muscadelle B, Muscardin N, Muscat à petits grains B, Muscat à petits grains Rg, Muscat à petits grains Rs, Muscat cendré B, Muscat de Hambourg N, Muscat Ottonel B, Négret de Banhars N, Négrette N, Nielluccio N, Noir Fleurien N, Ondenc B, Orbois B, Pagadebiti B, Parellada B, Pascal B, Perdea B, Persan N, Petit Courbu B, Petit Manseng B, Petit Meslier B, Petit Verdot N, Picardan B, Pineau d’Aunis N, Pinot blanc B, Pinot gris G, Pinot noir N, Piquepoul blanc B, Piquepoul gris G, Piquepoul noir N, Plant de Brunet N, Plant droit N, Portan N, Portugais bleu N, Poulsard N, Précoce Bousquet B, Précoce de Malingre B, Prunelard N, Raffiat de Moncade B, Riesling B, Riminèse B, Rivairenc blanc B, Rivairenc gris G, Rivairenc N, Romorantin B, Rosé du Var Rs, Roublot B, Roussanne B, Roussette d’Ayze B, Sacy B, Saint Côme B, Saint-Macaire N, Saint-Pierre doré B, Sauvignon B, Sauvignon gris G, Savagnin blanc B, Savagnin rose Rs, Sciaccarello N, Segalin N, Select B, Semebat N, Semillon B, Servanin N, Sylvaner B, Syrah N, Tannat N, Tempranillo N, Téoulier N, Terret blanc B, Terret gris G, Terret noir N, Tibouren N, Tourbat B, Tressot N, Trousseau N, Ugni blanc B, Valdiguié N, Velteliner rouge précoce Rs, Verdelho B, Verdesse B, Vermentino B, Viognier B. これが法令の文言として相応しいかと尋ねられたらフランス政府はどう答えるのだろうか。「フランスで栽培されている葡萄なら何を使っても構わない」と葡萄規定を変えたら如何と提案したいほどだ。

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  • 17 Aug
    • Fer N

      フェール、つい最近まではフェール・セルヴァドゥと呼ばれていた黒葡萄だがワインサーチャー は現在もその呼称を使っている。 画像はフランス政府系の IFV から拝借した。フランス政府は公式のシノニムとして Braucol N 、Fer servadou N 、 Mansois N 、Pinenc N の4つを挙げている。ちなみに VIVC に登録されているシノニムは現在のところ 58 ある。 その VIVC の当該葡萄のデータ、現在はこちら 、2007年のデータはこちら 。比較するとシノニムが増えているのが判る。 さて当該葡萄を使う AOC ワインの代表といえばマルシヤック、と云ってもご存じない方が多いはず。Marcillac は1965年 VDQS に指定され、1990年にアペラシヨンを取得したが、フランス人でさえあまり足を運ぶ事のない秘境の地であるため、そのワインを飲んだ経験のある人は数少ないはず。また出回る大半が現地の協同組合で生産されたワインであり、ドメーヌものには滅多にお目にかからない。 マルシヤックのサイトがあるので紹介する、こちら を参照に。こちらによると現地での当該葡萄の呼称は「mansois」、カタカナ表記するとマンソワ。Forvo の発音はこちら 。 アペラシヨン・マルシヤックは赤とロゼだけで白は無い。赤・ロゼ双方の主要葡萄は当該葡萄のフェールであり、それが 100% であっても構わない。 フェールを主要葡萄とする他のアペラシヨンは拙ブログのこちら を参照に。フェールが使えるワインのアペラシヨンについて纏めてあるのはこちらのサイト 。 IGP については不必要なまでに取り上げているこちらのサイト だが明らかに間違っているのは主要葡萄としている「Gaillac rouge primeur」。プリムールを伴うガイヤック・赤ワインはガメイに限ると定められているのでフェールは使えない。 こちらの画像は VIVC のサイトから拝借した。

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  • 16 Aug
    • 隠れた日本の食用葡萄

      ワイン大学メンバーのお一人から頂いた葡萄、殆ど市場に出回らないので「知る人ぞ知る葡萄」である。その名は「竜宝」、VIVC への登録名は RYUHO(4N) 、日本で交配に成功した葡萄である。 日本語での説明はこちらのサイト を参照に。市場に出回らないのは果皮が薄く傷みやすいこともその理由の一つであろう。箱の中に入っていた説明書によると到着当日に食べる事という注意書きがあった。 VIVC のパスポートデータはこちら 、果皮の色はルージュとなっている。母親はゴールデン・マスカット4Nで父親はクロシオ4Nとのこと。 普通の食用葡萄は皮を剥いても果肉がしっかりしているものが多いはず。マスカット・オブ・アレキサンドリアや巨峰、ピオーネなどを想像して頂くとお分かりだと思うが、この竜宝は果肉より果汁が溢れんばかりであり、丸ごと口に含まないと果汁がこぼれてしまうほどだ。果汁が口の中いっぱいに広がり旨味を満喫出来るのである。 糖度は極めて高く恐らく 20% は超えているはず。小粒のデラウェアを食べる要領で丸ごと口に頬張り皮だけつまみ出すようにして食べる。従って食べるスピードは極めて速くなる。あっという間に一房を食べ終えてしまった。 まだ現地に行けば売っているはずだから葡萄好きな人は是非食べることにトライして頂きたい超お薦めの葡萄だ。 次に紅伊豆と呼ばれる葡萄も頂いた。これは紅富士 の突然変異により生まれた葡萄であり、紅富士は竜宝と同じ母親はゴールデン・マスカットで父親はクロシオ。即ち竜宝とは兄弟葡萄のようなもの。 味わいはやはり甘くジューシーであるが微妙に異なるのは香りである。竜宝は若干デラウェアに似た香りを持つが紅伊豆はそのニュアンスは少ないように思う。 個体差にもよるが粒の大きさは紅伊豆の方がやや小さめかも知れない。 どちらも今だけしか食べることの出来ない貴重な存在であり関西では滋賀県で栽培され販売されている。ネットでは複数の農園で直売しているのでご参考までに。 寄贈頂いたA先生にこの場を借りて御礼申し上げる、有り難うございました。こんな美味しい葡萄は初めてであります。お盆の楽しみが一つ増えました。

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  • 13 Aug
    • Etraire de la Dui N 現地では Étraire de l' Aduï

      フランスはサヴォワ地方のイゼール県がそのルーツと思われる黒葡萄。読み方はエトレール・ド・ラ・デュイ、Forvo のサイトからこちら を参照に。 拙ブログではこちら で取り上げた。 画像はこちら から拝借した。 冒頭 Etraire de la Dui はイゼール県の葡萄と書いたが当地イゼール県ではこの葡萄を Étraire de l' Aduï と表記するようだ。これもシノニムの一つだが VIVC によるとシノニムは現在下記の通り。フランス語のアクセント記号は省略されるので分かり難い。 BECCU DE L'ADUI BETU ETRAIRE ETRAIRE DE L'ADNY ETRAIRE DE L'ADUI ETRAIRE DE LA DOT ETRAIRE DE LA DU ETRAIRE DE LA DUE ETRAIRE DE LA DUY GROS PERSAN GROSSE ETRAIRE VIVC によるとエトレール・ド・ラ・デュイは PERSAN ペルサンとの親子関係が認められると云うが具体的な親子関係は明確になっていないのが現状である。 さてこちら にはこの葡萄を使ったワインがある。ところがエチケットの表記は Vin de Pays des Coteaux du Grésivaudan Étraire de la Dhuy となっており上記のシノニムに該当しない。新たにシノニム登録する必要があるはずだ。 昔の VdP Coteaux du Gresivaudan のワインだが、このヴァン・ド・ペイは現在 IGP Isère になっており、その IGP イゼールの中のデノミナシヨンとして Isère Côteaux du Grésivaudan イゼール・コトー・デュ・グレシヴォーダンがあり、それに相当する。 IGP としてはあくまで IGP Isère であり、画像の文中にある IGP « Coteaux du Grésivaudan ». という表記は間違いである。 さて IGP Isère その赤ワイン用の葡萄規定だけコピーすると Pour la production de vins rouges et roses : Etraire de la Dui N, Gamay Noir a jus blanc, Joubertin N, Mecle N, Pinot N, Persan N, Mondeuse N, Syrah N, Servanin N, Corbeau N 確かに筆頭に当該葡萄が挙げられているが、アルファベット順ならコルボー・ノワールが先頭になるはず。 その範囲についてはこちら をご覧あれ。グルノーブルを中心として A41 に沿って北東、 A48 、A49 沿いに北西、そして E712 沿いに南へそれぞれ広がる地域である。 ワインサーチャー によると少なくとも2軒の生産者が当該葡萄を栽培中とのことだが、こちらのサイト を見るとグレシヴォーダンでは6生産者が当該葡萄の栽培を実践中とのこと。 アペラシヨンを有するワインで当該葡萄が使えるのは以前に述べた通り条件付きで AOC サヴォワもしくは AOC ヴァン・ド・サヴォワだけ。それも補助葡萄的な扱いで栽培割合ブレンド割合いずれも 10%以下。 こちら を見るとその記載がない。しかしながら不必要と思われる記載は相変わらずである。

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  • 12 Aug
    • Elbling B 正式名称ELBLING WEISS

      カタカナ表記するとエルブリング、正式名称エルブリング・ヴァイス、ドイツ原産の白葡萄である。画像は VIVC のこちら から拝借した。 フランスで栽培される葡萄のサイト によると 20世紀半ばまではかなり広く栽培されたものの現在に至っては僅か 0.3ha という状況である。 拙ブログではこちら で取り上げた。 VIVC のパスポートデータは現在こちら 、3年前のデータはこちら 、両者を比較すると3年前(と云っても最終更新は2011年1月21日となっている)は Original pedigree (VITIS SYLVESTRIS × TRAMINER) (?) × HEUNISCH WEISS Prime name of pedigree parent 1 Prime name of pedigree parent 2 HEUNISCH WEISS 現在は Pedigree confirmed by markers ? × HEUNISCH WEISS Prime name of pedigree parent 1 ? Prime name of pedigree parent 2 HEUNISCH WEISS 2011年の時点では当該葡萄の母親はヴィニフェラではなくヴィティス・シルヴェストリスとトラミネールの交配種 ? とされていたようだが、現時点ではそうではなく母親は不明となっている。まあトラミネールもしくはトラミナーもその時点では特定出来なかったはず。 前者の (VITIS SYLVESTRIS × TRAMINER) (?) だが、こちら をご覧頂きたい。これは正式名称リースリング・ヴァイス(一般にリースリング)の母親と同じであった。即ち2014年までは当該葡萄のエルブリングとリースリングは同じ母、同じ父から生まれた兄弟葡萄とされていたということが分かる。 いろんな葡萄のルーツが解明されてきたが、一般に広く知られるリースリングの生い立ちについては現在その母親は不明であるということだ。しかしこれは母親だけであり、父親についてはフランスで忌み嫌われた葡萄、グエ即ち正式名称 HEUNISCH WEISS ホイニッシュ・ヴァイスである事が既に判明している。 さてフランスでは 2006年の時点で 0.5ha 、こちら によると2011年現在僅か 0.3ha しか栽培されていない葡萄であり、こちら の情報は到底必要であるとは思えない。エルブリングを使えるワインはドイツワインであり、フランスワインについては割愛させて貰う。

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  • 11 Aug
    • ワイン大学9月以降の日程

      今日は第2木曜日だが今月の定例会はお休みとさせて頂く。9月8日は西本町コントワール・デュ・グー(満席)、10月13日は祇園南側日本料理「いわさ起」、11月10日は上本町コーイン白トリュフの会、12月8日は新店舗に移転の日本料理「翠」にて開催。 休みの日にはピアノを弾く。スクリアビンのプレリュード作品11から10番、エチュード作品8から11番、ショパンのエチュード3番など。昼食は宮崎牛4番トンビをカルパッチョに。削り立てのパルミジャーノ・レッジャーノと白胡椒、トッピングはマッシュルームと水菜、モデナのバルサミコとキアンティ・ルフィーナで造られるエクストラ・ヴァージンさえあれば簡単に調理は可能だ。 画像は開かずの扉のセラーから。実際に飲んだのは2015年のグレケット。

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  • 10 Aug
    • 竹屋町竹久@地下鉄丸太町

      私の本業はレース・サイクリング用の自転車店を営むこと。メインとして扱っているのは TREK 、ホイールは Bontrager もあるが、Rolf PRIMA の 2017年最高ランクの Eos 3 を薦めている。TREK の新車発表会が毎年このクソ熱い時期に京都で開催されるが、接待の夕食は断り1人で食事に出掛けることにしている。 アクセスが便利な地下鉄沿線上で検索して目がとまったのがこのお店竹屋町竹久、何と真向かいに Lady rouge さんご推薦の店 がある。 靴を脱いでスリッパに履き替えカウンター真ん中に陣取る。リラックス出来る環境である。 先付けは「長芋豆腐、酢取り茗荷、叩きオクラに振り柚子」。長芋含有率の高いもので好み。茗荷の塩梅、叩きオクラの柔らかさなど細かいところまで神経が行き届いている。 八寸は玉蜀黍と莢隠元胡麻酢和え、鱧肝と浮き袋の煮凝り、ツブガイ、稚鮎の山椒煮、丸十。中でも煮凝りは口溶けが絶妙。 造りは目板鰈と真ツブガイ。双方ともよく活かっているし食べ応えのあるボリュームである。あしらいにあおい葉、あるいはオカヒジキなど添えられれば更に有り難い。 ツブガイには松前醤油、目板にはその肝を溶いた肝醤油が添えられる。特に肝醤油は堪えられない旨さ! お椀は牡丹鱧に松茸、吸い口は松葉柚子。吸い地が素晴らしいし鱧の出所も好みである。 甘鯛の塩焼き、鱗は後ほどカリカリになるまで焼いて貰う。素麺南瓜と自家製蕗の薹味噌が添えられる。味噌は山利商店のもの。 海蘊酢にトマト。何気ないものまで旨いのは店の実力である。 焚き合わせは穴子干瓢巻き、小芋、南瓜そしてモロッコ隠元。薄味ながら纏まりがよい、ハイセンスな煮物である。 御飯の代わりにお酒を頂き、デザートを辞退するとサービスで煮凝りと胡瓜の黄身酢和えが出てきた。普通は御飯の後に和菓子を用意されているとのこと。 比良山荘出身の料理人、基本がしっかりしていて丁寧な仕事ぶりが光る。今後目が離せない存在になるであろう。

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  • 07 Aug
    • Ékigaïna N

      画像はフランスで栽培される葡萄のサイト から拝借した。 頭の「E」にはアクサンテギュ、2つめの「i」にはトレマがあるのでエキガイナと発音する。拙ブログではこちら で取り上げた。 生い立ちの明瞭な黒葡萄で出所は INRA Bordeaux ボルドーのフランス国立農学研究所、交配に成功したのは 1955 年、親子関係は VIVC のサイト から Pedigree as given by breeder/bibliography TANNAT × CABERNET SAUVIGNON Pedigree confirmed by markers TANNAT × CABERNET SAUVIGNON Prime name of pedigree parent 1 TANNAT Prime name of pedigree parent 2 CABERNET SAUVIGNON 交配に関わった生産者の発表と遺伝子解析鑑定者の結果も同じで母親がタナ、父親はカベソーという訳。タナは拙ブログのこちら 、カベソーはこちら で取り上げている。 タナとカベソーの交配なら濃い濃いワインを想像してしまうはずだがアペラシヨンを有するワインには当該葡萄は使えない。IGP ならこちら の通りである。 冒頭画像を借りたサイトでは現在の栽培面積僅か 2ha 、然るに殆どの IGP 葡萄規定にその名があるのは異常という他無い。

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  • 06 Aug
    • 第 375 回クードポール・ワインを楽しむ会

      毎月第1木曜の夜8時スタートという遅い時間帯のワインと食事の会。クードポール田中シェフの造る料理に小生が決めたワインを飲んで貰っている。私はワインを飲む側の立場なので流行のワインや有名ブランドなど全く選ばない。流行のワインとは仕掛ける人間がいるからこそ存在する訳で、今なら国産ワインだろうか。 ビオワインも一時流行ったが、有機栽培で葡萄を育てるのは普通一般のことであり、敢えて承認を得ないのは極端なカビの襲来などに対処しなければならないためだ。有機栽培で葡萄をご立派に育てることが出来たとして、ワイン造りが下手な輩も沢山居る。 むしろワイン造りが上手な人はごく稀と云っても良い程だ。亜硫酸無添加ワインと銘打つワインもあるがリスクは計り知れないし、亜硫酸は毒ではないことを知るべきである。もちろん旨ければ飲むが感心したワインには遭遇していない。 アミューズグールは黄爵イモを使ったコロッケ。乾杯の泡はネッビオーロ 100% から造られたスプマンテ。ちょっと色付いているのかと思ったのだが薄緑色の液体に細かい泡が舞い上がる。非常にドライで好み。 次はモン・サン・ミッシェルのムール貝だったのだが食い気に走って画像を失念。 1番目の前菜はマッシュルームとトリュフのサラダ。マッシュルームや今の時期のトリュフには濃い味のワインを合わすべきではないので 2004年のピノ・ノワールをチョイス。丁度熟成香が出てきておりピッタリフィットする。 2番目の前菜は殻付き帆立のパセリバター焼き。続いて赤ワインを合わせるが非常によく合う。 魚料理は鶏魚のポワレ、ソース・ブール・ブラン。これにはあの熱かった年のブルゴーニュ、2003年の白ワインを合わせる。普通のレストランならピュリニーの2012年とかを薦めるはずだが熟成もしていないワインは早飲みすべきではないと思う。 メインは鹿、鳥取県で獲れた物とのことだがこれには 1995年のブルゴーニュ赤、プルミエ・クリュを選んだ。ボトルにより味わいは異なるがこれは仕方ないことだ。しかし2本とも状態は非常に良い。 フロマージュはカマンベールとマンステール。最後はボルドーで締めくくる、2009年のボルドー・シュペリュール。クリュ・クラッセ以外に美味しいボルドーはそれこそ山ほど存在するのだ。 デセールはブランマンジェに季節のフルーツ。人数が少なかったためデザートワインは割愛したが、次回はそれなりのものを用意したい。 9月は1日木曜日の開催、ワイン歴46年のオッサンが選ぶワインを一度飲んでみませんか? 詳しくはクードポール田中シェフまで。06-6941-8577

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  • 03 Aug
    • Egiodola N

      エジオドラ、読み方は冠詞を付けた Forvo を開いて聞いて貰うと分かるはず。拙ブログでは昔こちら で取り上げた。 現在判明していることは Pedigree as given by breeder/bibliography FER SERVADOU × ABOURIOU Pedigree confirmed by markers ABOURIOU × TINTA DA MADEIRA Prime name of pedigree parent 1 ABOURIOU Prime name of pedigree parent 2 MOLAR Breeder Durquety, Pierre Marcel Breeder contact address Institut National de la Recherche Agronomique Centre de Bordeaux Station de Recherches de Viticulture Year of crossing 1954 即ち1954年 INRA ボルドーのピエール・マルセル・デュルケティ氏がフェール・セルヴァドゥとアブリィウーの交配と発表した葡萄の名がエジオドラ。ところが遺伝子の解明を進めた結果、アブリィウーとティンタ・ダ・マデイラとの交配であることが分かり、それらの正式名称は母:アブリィウー、父:モラールであることが分かったということ。 母親となる葡萄 ABOURIOU は拙ブログのこちら 、父親のモラールについては VIVC からこちら を参照に。ポルトガル原産の食用・ワイン用の黒葡萄である。 エジオドラが使える AOC ワインは無く、IGP には殆ど使える。いつものことだがこちらのサイト に一覧表があるがあくまで法令の葡萄規定にその名が載っているだけとご理解頂きたい。 エジオドラ、ネットで調べるとヴァン・ド・フランスのブレンドとして使われている程度であり、その他には葡萄ジュースしか見当たらない。

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  • 02 Aug
    • Durif N

      以前の拙ブログでは自然交配種との見方をしていたが VIVC のパスポートデータ は書き換えられ(残念ながら 2012年当時のデータはウェブ魚拓を取り忘れていた)、フランソワ・デュリフ氏による人工交配種と結論付けている。 3年、4年の間に葡萄の遺伝子解析技術が進んだのか、昔とは全く異なるペディグリーになっていることもしばしば。常に新しいデータを見るよう心掛けて欲しい。 以前取り上げたときは見落としていたがこんなサイト があり、当該葡萄の生い立ちについて詳しい説明がある。是非目を通して頂きたい。 要点は 1880年フランスはモンペリエの葡萄育成者だったフランソワ・デュリフ氏がフランスの古代品種 Peloursan ペルールサンと某かの葡萄から新しい葡萄を生み出して、自分の名を取ってデュリフと名付けた。最近になって葡萄の解析が進み某かの葡萄はシラーと判明したと云うこと。 1884年にアメリカに持ち込まれデュリフという名の葡萄はプティ・シラーと呼ばれるに至った。1900年にはアメリカで広く栽培されるようになり、現在では母国フランスでは1ヘクタールに遠く及ばないが、アメリカでは 1,072ha (1992年)も栽培されている。 プティ・シラーと呼ばれる葡萄、実はデュリフだと云うことが判明したのは最近のことである。 さてこのデュリフ、以前にも書いたがフランスのアペラシヨンを有するワインに使えるのは唯一 AOC Palette である。アペラシヨン・パレットの赤・ロゼの葡萄規定ならびに栽培割合については下記の通り b) - Les vins rouges et rosés sont issus des cépages suivants : - cépages principaux : cinsaut N, grenache N, mourvèdre N ; - cépages accessoires : brun fourca N, cabernet-sauvignon N, carignan N, castet N, durif N, muscat à petits grains Rg, muscat de Hambourg N, petit brun N, syrah N, téoulier N, terret gris G, tibouren N. b) - Vins rouges et rosés - La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 50 % de l’encépagement ; - La proportion de chacun des cépages principaux est inférieure ou égale à 80 % de l’encépagement ; - La proportion du cépage mourvèdre N est supérieure ou égale à 10 % de l’encépagement ; - L’encépagement destiné à la production de vins rosés peut, en outre, comporter les cépages énumérés pour la production des vins blancs, dans une proportion inférieure ou égale à 15 % de l’encépagement. 主要葡萄はサンソー、グルナッシュ・ノワール、ムルヴェドルでその合計は全体の 50% 以上で 80% 以下。尚ムルヴェドルは 10% 以上必要。 補助葡萄はブリュン・フルカ、カベソー、カリニャン・ノワール、カステ、当該葡萄のデュリフ、ミュスカ・ア・プティ・グラン・ルージュ、ミュスカ・ド・ハンブルグ、プティ・ブリュン、シラー、テウリエ、テレ・グリそしてティブーレン。その合計は 50% 以下。ロゼの場合白葡萄を 15% 以下なら使える。 ちょっと古くて現状とは違うかも知れないが詳細は拙ブログのこちら をご覧あれ。

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  • 01 Aug
    • Dureza N

      デュレーザ、ワイン愛好家には馴染みのない名前かも知れないがローヌではお馴染みのシラーの父親(シラーの母親はモンドゥーズ・ブランシュ)と聞けば知っていて損はしないかも知れない。拙ブログでは 2013年 11月にこちら で取り上げた。画像はフランスで栽培される葡萄のサイトのこちら から拝借した。 VIVC の整理番号は 22231 なので比較的最近に認識された葡萄であろう。ちなみに 2007年 7月の時点でのパスポートデータはこちら 。プリュヌラールの子孫と考えられているようだが具体的な親子関係は示されていない。 さてデュレーザ関連では最も有名な葡萄であるシラーの親子関係については次の通り Pedigree confirmed by markers MONDEUSE BLANCHE × DUREZA Prime name of pedigree parent 1 MONDEUSE BLANCHE Prime name of pedigree parent 2 DUREZA 即ちモンドゥーズ・ブランシュと当該葡萄デュレーザの交配、母親がモンドゥーズ・ブランシュで父親がデュレーザ。これは遺伝子の解析結果として親子関係は確定している。 パスカル・ジャメという人物がこの葡萄を栽培しているという U-Tube があるので貼り付けておく。 この葡萄は既に絶滅した葡萄の仲間入りしていた模様で、ごく最近そのリバイバルに取り組んでいる生産者がチラホラ見掛ける程度。今後複数の生産者が出てくることを期待したい。

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Georges

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ただのおっさん
血液型:
ええ型です
お住まいの地域:
大阪府
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【プロフィール】 ワインは嗜好品であり、人の好みは千差万別ですのでいろんなワインがあって当たり前だ...

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