1976年初渡仏以来ヨーロッパの☆付きレストランを食べ歩くこと十余年、三つ星だけでも延べ100回以上食べ歩くと同時に、香港の主要レストランも十年以上食べ歩いて参りました。年取って最近はもっぱら京都・神戸の食べ歩きに留まっていますがまだまだ現役の食いしん坊です。また食事時の飲み物はワインだけ、ワインが好きだから和食でもワイン。人の好みはそれぞれなのでワイン好きの人にはご理解いただけるかも? メインブログは「ワインとピアノのある部屋」 です。
  • 29 Jul
    • 9月のワイン大学定例会

      お待たせしました、9月のワイン大学定例会のレストランが決定。 9月8日木曜午後7時、西本町のフレンチ「ル・コントワール・デュ・グー」にて開催。カウンター10人限定。 メインの食材は黒鮑とフランス産の鳩を予定、会費はすべて込みの2万円。

      NEW!

      4
      テーマ:
  • 27 Jul
    • Danlas B

      フランス政府公式葡萄目録 からそれに載っているワイン用葡萄を取り上げている。本日から頭文字アルファベット「D」に入る。 本日取り上げるのは Danlas 、拙ブログではこちら で一度取り上げた。フランス語では「ドンラ」って発音するらしい。 政府関連サイトのこちら を見ると先だって Dabouki そして Danam もあるが、これらは食用葡萄と分類され Catalogue officiel des variétés de vigne List A1 には掲載されていない。 尚リスト A1 では醸造用と食用と併記している。 画像は VIVC のこちら から拝借した。VIVC ではこの葡萄を食用葡萄として分類している。 この葡萄は Dabouki とシャスラの人工交配種とのことだが現在の VIVC のデータを見るとシャスラは一般のワインに使われるシャスラではなくこちら 、3年前のデータ と比べると微妙に異なるのが分かる。 以前の親子関係は Original pedigree DABOUKI × CHASSELAS BLANC Prime name of pedigree parent 1 DABOUKI Prime name of pedigree parent 2 CHASSELAS BLANC であったが、現在は Pedigree confirmed by markers DABOUKI × CHASSELAS Prime name of pedigree parent 1 DABOUKI Prime name of pedigree parent 2 CHASSELAS 父親とされる葡萄がシャスラ・ブランからブランの付かないシャスラと変わっている訳でシャスラ・ブランをクリックするとリンク先 が開くが下のシャスラにはリンク先が無い。 しかしながら Réseau Français des Conservatoires de Vigne のサイト では母親がシャスラ父親がダブキとしている。(詳細から親子関係を見ると表示される) またこちらでもこの葡萄は食用と分類している。今後まだまだ紆余曲折があるかも知れない。 最近更新されたデータは全て食用葡萄としているのでその確率が高いはず。

      3
      テーマ:
  • 24 Jul
    • 第201回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会

      毎月一度土曜日の午後7時開催という美食の会。産地に拘り、鮮度に拘り、そして何と云ってもチョビットでは食べた気がしないのでそこそこのボリュームを食べたいという人にはピッタリの食事とワインを楽しむ会。 まずは「鱧子玉締め、軸三つ葉」。季節ものの鱧、その卵を卵とじに。 口取りは中央に日高川龍神小鮎煮、茶豆、鮭とば、トマトとモッツァレッラ、キヌサヤに酢味噌。 本日の特選素材は2キロ超えの大きな茂魚(アコウ)。皮と肝の湯引き、種を外した酸橘、鴨頭葱まで揃うのが一流店の証左。2、3切れだけでは茂魚の良さは判らないのでは? ポン酢で食べる薄造りの茂魚、旨味と食感を満喫! 煮物は蛸の桜煮に振り柚子。 安曇川の鮎、焼き方は見事という他無い。 巨大天然牡蠣は普通一般市場に出回るものではない。恐るべきクリーミー。 しかしながら牡蠣アレルギーになってしまった小生だけは小鯛と鰯の酢の物。 鮑の唐揚げ肝ソース。凝縮した旨さが炸裂。 料理名は「蓴菜土瓶蒸し」、ですが内容は松茸鱧海老の土瓶蒸し。 サービスで茂魚鱗の唐揚げ。 にぎりはいか、海胆、まぐろ、穴子、あじ。 果物は甘い西瓜。 来月の英ちゃん会は盆明けの20日土曜日午後7時開催。

      5
      テーマ:
  • 18 Jul
    • Autumn Royal N 正式名称 Autumn Royal Seedless

      オータム・ロイヤル、オータム・ロイヤル・シードレス英語表記の葡萄名だが原産国はアメリカ。 カリフォルニア大学のサイト から画像を拝借。アメリカの葡萄だが、種で云うとヴィティス・ヴィニフェラに属するとのこと。しかしこの葡萄は食用でありワイン用葡萄ではない。 フランス政府がフランスで育つ葡萄としてアメリカの葡萄を登録するのは如何なものかと思うが、一粒の重量が8グラムに達するとのことで食べてみたい気がしなくもない。 ワイン用葡萄ではないので詳細はこちら をご覧あれ。 先祖を辿っていくと VIVC から Pedigree as given by breeder/bibliography AUTUMN BLACK × FRESNO C74-1 Prime name of pedigree parent 1 AUTUMN BLACK Prime name of pedigree parent 2 FRESNO C 74- 1 当該葡萄の母親オータム・ブラックはというと Pedigree confirmed by markers CALMERIA × BLACK ROSE Prime name of pedigree parent 1 CALMERIA Prime name of pedigree parent 2 BLACK ROSE 父親は Pedigree as given by breeder/bibliography FRESNO A82-64 × FRESNO P60-179 Prime name of pedigree parent 1 FRESNO A 82- 64 Prime name of pedigree parent 2 FRESNO P 60- 179 先祖を辿っていくとキリがないかも・・・

      2
      テーマ:
  • 15 Jul
    • 第374回ワイン大学定例会@上本町7丁目コーイン

      ワイン大学定例会、毎月第2木曜日に開催していたが来月は休みを頂くことにした。9月から新たに開催することに。木曜に拘っていたのは仕事の定休日だからであり、英ちゃん会同様土曜日の開催に変更するかも知れない。会員皆様方のご都合を伺うことにしよう。 さて7月14日に開催した上本町7丁目のコーインさん。いつも新たな驚きを体験させてくれるお店だが今回は度肝を抜かれた。   先ずはプティ・アミューズ。言葉の通りアミューズ・グールの前に供されるおつまみのはずだが・・・ その1つ目は赤ピーマンのムースに蟹身、コンソメジュレを纏いキャヴィアが添えられる。これだけで普通なら立派なアミューズのはず。   同時に出てきたのは2つ目のプティ・アミューズ「鮑と牛タンのマセドワンヌ、豊後水道の天然鯛添え」。 マセドワンヌまたはマセドワーヌとは立方体に切りそろえることでその大きさについてはコンカッセが対辺5ミリと云われるが、マセドワンヌは1センチともあるいはもっと細かく3,4ミリとする2つの説がある。 シェフのマセドワンヌは大きな方で肝ソースが添えられ2切れの刺身が付く。かなり食べ応えのある一品だ。   そして3つ目のプティ・アミューズがプティ・ガスパチョ。黄ピーマンが主成分とのことだ。これはプティという形容詞に相応しい大きさ。   椅子から転げ落ちそうになったのがこのアミューズ・グール。馬糞海胆が何と7つ、しかもその内4個にはトッピングが添えられているのだ。 お上品なフレンチなら思い切りメインといっても不思議ではないボリュームである。   トッピングは甘海老、黒鮪、生帆立貝そして生シラス。   そして前菜は「あかうし腿肉の軽いフュメ、ブルノア仕立て自家菜園野菜添え」。トサジローの卵黄が添えられる。黒いのはバルサミコのソース。 これにはアリベスの赤ワイン 2010年ヴィンテージを合わせる。気が遠くなるほどの旨さ!   さらにスープは何とスッポン。スッポン以外にリー・ド・ヴォーとフォワ・グラだったかな?   魚料理はオマール海老と帆立のムスリーヌ、ソース・アメリケーヌ。   肉料理は仔羊背肉のキャベツ包み蒸し。既に消滅してしまったポイヤックのシャトーの赤ワインとピッタリ。   フロマージュはブリ・ド・モーとトム・ド・サヴォワともう1種類。これにはグラン・クリュ・クラッセに格上げされたサンテミリオン。   デセールは無花果のコンポートにシャンパン・ジュレにさくらんぼ。   プティ・フールにカプチーノで〆。 マニアには大変喜ばれるフランス料理店、私自身もプライベートでせっせと通っている。ミシュランガイドブックに載っていないが旨い店は探せばあるのだ。

      6
      テーマ:
  • 11 Jul
    • Assyrtiko B

      フランス政府が自国で育つ葡萄を公式登録している。2015年に新規で登録された葡萄を取り上げているが今日はその2番目。 これから流行るかも知れないギリシャのワインに使われている葡萄の一つで読み方をカタカナ表記すると「アシールティコ」が妥当なはず。 画像は VIVC からウェブ魚拓を取得したこちら から拝借した。 ギリシャの葡萄に関してはこちらのサイト が非常に参考になると思う。各葡萄の読み方についても詳しく、アシールティコは第2音節にアクセントを置くようだ。ちなみに先日の葡萄 Agiorghitiko の発音はカタカナ表記すると「アヨールイティコ」が近いようだ。 アシールティコに話を戻すが VIVC のパスポートデータはこちら 、シノニムは6 ARCYTICO ASSIRTICO ASSYRTICO ASURTICO ASYRTICO ASYRTIKO 原産国は勿論ギリシャでエーゲ海に浮かぶサントリーニ島が原産地の模様だ。VIVC によると同じくギリシャはサントリーニ島の葡萄 GAIDOURIA と親子関係が認められるという。このガイドウリアなる葡萄についてはこちら をご覧頂くとサントリーニ島の僅か1%しか栽培されていない模様だ。 遺伝子の解明は進んでおらずアシールティコとガイドウリアのどちらが親でどちらが子孫なのかはまだ解っていない。 この白葡萄の特徴として辛口ワインにしても良し、甘口も造れるので重宝されているらしい。ワインサーチャーのサイト によると、サントリーニ島は離れ小島のためヨーロッパ全土を襲ったフィロキセラの被害に遭っていないので接ぎ木されないオリジナルのままと云うことだ。 フランスからはちょっと離れたサントリーニ島原産の葡萄を何故登録するのか理解に苦しむが、プレ・フィロキセラの自根を持つということ、ヨーロッパ種であるが故に非常に興味ある葡萄である。

      2
      テーマ:
  • 09 Jul
    • 第 374 回クードポール・ワインを楽しむ会

      先月が変則的な日程だったので、あっという間に7月の定例会を迎えることに。新しいメンバーが加わり、久し振りの参加者を交え盛会となったのは有り難いことだ。 先ずはアミューズ・ブーシュ「赤ピーマンのムース」である。北海道の馬糞海胆(塩水海胆)をトッピング、ボリュームもタップリ。アペリティフにウンブリア特産の葡萄を使った白ワイン。 前菜1皿目は「ゴマサバのスモーク、鰯のコンフィ、蛸と大麦のサラダ、ビーツのソース」。ビーツのソースはショッキング・ピンク。 2皿目は「フォワグラのテリーヌ、冷たいコーンスープ」とあったがご覧の通り何故かプディングが添えられていた。ワインはベルナール・グロのブルゴーニュ・ブラン。 魚は油目、バルサミコソース。肉厚のよく活かった油目、シャンパーニュ・ブラン・ド・ブランの 2007 年を合わせてみたが赤の方が良かったかも。 お肉は牛ロースのポワレ、洋ワサビ添え。ベルナールのヴォーヌ・ロマネがよく合う。 フロマージュはポンレヴェックとカマンベール。ボルドーはメドックの 2009 年がとても甘く感じる。 デセールはレモンのシブーストとアイスクリーム。 来月8月のクードポール・ワインを楽しむ会は4日木曜日午後8時開催。

      3
      テーマ:
  • 06 Jul
    • Agiorgitiko N

      フランス政府が自国で育つ葡萄を公式登録している。近年に新たに追加された葡萄があるのでアルファベット順に検証していく。 先ずはAgiorgitiko これはギリシャの葡萄なので本来ギリシャ文字の表記 Αγιωργίτικοとなるはず。発音は Forvo のこちら を参考に。日本語表記は「アギォルギティコ」としているサイトが多いが Forvo の発音を聞くと「アジョールジティコ」と聞こえるように思う。 Le catalogue des vignes cultivées en France のサイトはこちら 、フランス政府の発表する葡萄目録 List A-1 には2015年のデビューとのことでワイン用の葡萄。 画像は VIVC のこちら から拝借した。パスポートデータによるとシノニムは16 AGHIORGHITICO AGHIORGHITIKO AIGEORGITIKO BACOURI BAKOURI MAVRO MAVRO NEMEAS MAVRONEMEAS MAVROSTAPHYLO MAVRAKI MAVROUDI NEMEAS MBACOURA MBAKOURA MPAKOURI MPAKOUROS NEMEAS MAVRO NEMEAS MAVROUDI しかしこれらの殆どは英語表記に置き換えられたもののはず、VIVC のシノニム表記は不自然と言われても仕方ないかも知れない。 さてこのギリシャ原産の葡萄、どのような理由でフランス政府が公式登録するのか知らないが、恐らく研究目的で栽培されるのであろう。

      5
      テーマ:
  • 01 Jul
    • 日本料理 翠

      センスある料理人の1人、ミナミは周防町の日本料理「翠」大屋氏の料理を楽しむ。 8月にはすぐ近くに移転するという、周防町通りの北側、元芸能人が経営の鮨屋が入っているビルの2階が新店舗だ。移転の日時はまだ未定とのこと。 まずは「毛蟹枝豆蕃茄冷生薑餡掛け」。タップリの毛蟹に枝豆のピューレ、赤と黄色の2色のミニトマト、八尾は恩地の枝豆を生薑餡で纏めたもの。 蒸し暑い日には有り難い先付けである。ボリュームもしっかり。 木のスプーンに盛られた海胆、手前は淡路島由良の赤海胆下には剣先烏賊、奥は北海道馬糞海胆下には生の毛蟹が潜んでいる。 いずれも山葵と醤油で味付けてあるがそのバランスが絶妙なのだ。 鮮な海胆はもちろんどちらも明礬無添加のもの。ツブツブ感がお分かり頂けるはず。 お椀の主役は茂魚(アコウ)。皮の色を敢えて強調しているが実に柔らかい冬瓜と白芋茎が妻、吸い口は車柚子にほんの僅かの梅肉。茂魚は何と 2.5kg の大物。 造りは沼島の鱧焼き霜、淡路島の 3.0kg という巨大真魚鰹(1文字なら鯧)マナガツオの炙りそして明石の蛸、あしらいはユニークなレタスのケン、ホースラディッシュの輪切り大葉、山葵と赤芽紫蘇。 琵琶湖の天然鰻は 1.4ka の大物、皮はカリカリに焼いて身はふっくら。万願寺唐辛子の焼き物と新玉葱のスライス添え。 足赤海老の軽いソテーに大阪千両茄子、海老ミソ餡掛けに青紫蘇の新芽。 酢の物は天然岩海蘊に佐藤錦とオクラ。 さらにのどぐろが登場、添えられるのは水茄子と胡瓜の辛子味噌和え。あしらいまで凝っている。 土鍋御飯は人数分その都度炊かれる。穴子と新牛蒡の炊き込み御飯、香の物は昆布と胡瓜に切り干し大根。 デザートは胡麻アイスのバナナ・ココナッツ餡。パコジェットを備えて頂きたいと提案。 今後益々伸びる可能性の高いお店だ。すぐ近所のサロン化した店より遙かに素材は良い。野菜類も無農薬に全て切り替える予定とのこと。

      9
      テーマ:
  • 29 Jun
    • Crouchen B

      画像はフランス政府筋のサイト IFV からウェブ魚拓 を取り拝借した。IFV にもピレネーはランド県に 60a (0.6ha)しか栽培されていないとある。その内半分の 30a を栽培しているのは、この1軒の農家 に違いないはず。 現在の VIVC パスポートデータはこちら 、拙ブログでは 2012年にこちら で取り上げた。VIVC によるとシノニムは 25 報告されており次の通り。 BASQUE CAPE RIESLING CHERI CERRATIA CLARE RIESLING COUGNET CROCHENTA CROUCHEN BLANC CRUCHEN CRUCHEN BLANC CRUCHENTA CRUCHENTON BLANC GRAND BLANC KAAPSE RIESLING MESSANGE BLANC MESSANGES BLANC NAVARRE BLANC PAARL RIESLING RIESLING RIESLING VERT S. A. RIESLING SABLE BLANC SALES BLANC SOUTH AFRICAN RIESLING TROUCHET BLANC ZURIZERRATIA シノニムに SABLE BLANC 、SALES BLANC があるがそれこそこの農家の造るワイン、昔の VDQS 「Vin de Sable」から生まれたはずのもの。ちなみに現在の法令では IGP LANDES (昔の Vin de Pays des Terroirs landais )の Sables de l'Océan がそれに相当する。 ちなみに IGP LANDES の法令は地域別に次の4つに分けられ - ≪ Coteaux de Chalosse ≫ - ≪ Cotes de l’Adour ≫ - ≪ Sables fauves ≫ - ≪ Sables de l’Ocean ≫ 4つ目のサーブル・ド・ローシャンの範囲は上記の農家のあるコミューンを含む。 La recolte des raisins beneficiant de l‘indication geographique protegee ≪ Landes ≫ completee du nom de l’unite geographique ≪ Sables de l’Ocean ≫ est realisee sur le territoire des communes suivantes du departement des Landes : - canton de Soustons : communes de Soustons, Azur, Messanges, Vieux-Boucau-les-Bains, Moliets-et-Maa, Seignosse, Soorts-Hossegor, - canton de Saint-Vincent-de-Tyrosse : communes de Capbreton, Labenne, - canton de Castets : communes de Leon, Lit-et-Mixe, Vielle-Saint-Girons. またその葡萄規定は白ワインに関するものだけ抜粋すると 5 . Encepagement Les vins beneficiant de l’indication geographique protegee ≪ Landes ≫ sont produits a partir de l’ensemble des cepages classes en tant que varietes de vigne conformement a la reglementation communautaire et nationale en vigueur. Les principaux cepages entrant dans l’elaboration des vins de l’indication geographique protegee ≪ Landes ≫ sont : Pour les cepages blancs : aranel B, arriloba B, baroque B, chardonnay B, chasan B, chenin B, clairette B, clairette rose Rs, claverie B, colombard B, courbu B, crouchen B, gros manseng B, liliorila B, listan B, mauzac B, mauzac rose Rs, merlot blanc B, meslier saint francois B, muscadelleB, ondenc B, perdea B, petit courbu B, petit manseng B, raffiat de moncade, sauvignon blanc B, sauvignon gris G, semillon B, ugni blanc B, villard blanc B. 当該葡萄の名もそこにある。 また同じくシノニムの MESSANGE BLANC そして MESSANGES BLANC もこの農園のある場所、ランド県のコミューンの名前 Messanges からとったものと考えられる。Messanges の場所はこちら 、バスク地方スペインとの国境付近しかも大西洋に面した辺りである。 クルーシェンはまたスペインのバスク地方でオンダラビ・ズリと混同されているかも知れない葡萄の一つ。拙ブログ、クルビュ・ブラン のところで書いた通りである。 Dico du Vin のサイト を見るとフランスでは僅か 0.6ha に過ぎないが南アフリカとさらには遠く離れたオーストラリアでは両方で 1,000ha ほど栽培されているのが現状のようだ。つまり原産国フランスでは絶滅危惧種、南アフリカとオーストラリアでは人気の葡萄と云うこと。 南アフリカでの代表的呼称は Cape Riesling ケープ・リースリング、一方のオーストラリアでは Clare Riesling クレア・リースリング、両国とも何故かリースリングという呼び名で通っているのが不思議かも知れない。クルーシェンとリースリングは親子や親戚といった関係は全く無い。クルーシェンから造られたワインの味香りが似ているのだろうか。 フランス葡萄に詳しいサイトはこちら 、役に立たないかも知れないがこんなサイト もあるにはある。 さてフランスでは 60a しか栽培されていないはずの葡萄クルーシェン、由緒正しいフランス原産であるならフランス政府はその栽培を奨励し、フランスでの復権を図るべきと考える。

      4
      テーマ:
  • 25 Jun
    • 第 373 回クードポール・ワインを楽しむ会

      定例は第1木曜の開催だがメンバーの都合により第4木曜午後8時の開催と変更になった。隣のテーブルは中国語が飛び交う、まるで香港で食事しているみたい。 アミューズ・グールはガスパチョと馬肉のタルタル。タルタルと云うより刺身みたいな感じだが画像では色が飛んでしまった。 シャンパーニュはグラン・クリュのシャルドネ・ブラン 100% のエクストラ・ブリュット。ドザージュなど極微量でシャンパーニュ本来の香りと味が楽しめる。 続いてシャンパーニュを飲みながら前菜、夏野菜と鱧そして鮑、海老のジュレ寄せ、パッションフルーツ・ヨーグルトソース。 温かい前菜はリー・ド・ヴォーとジロール茸のフリカッセ。 ワインはプロヴァンス地方ながら独自のアペラシヨン・バンドールを有するロゼ 2015年。ブラッシュ・ワインのような仄かなロゼ色、しかし味わいは実に深い。 季節の魚は九絵。冬場の鍋でお馴染みの大型ハタの一種だが実は旬は夏。ビーツのソースに付け合わせはラタトゥイユ。ワインはプイィ・フュメのスペシャル・キュヴェ。 メインは河内鴨のロースト、サマー・トリュフ添え。 フロマージュはパンに載せたエポワスとブルー・ドーヴェルニュ。 鴨に引き続き赤ワインはアペラシヨン・ブライ。こんなワインを知ってしまうと、高騰するクリュ・クラッセのシャトーなど馬鹿らしくて飲んでいられなくなるはず。 デセールはブランマンジェに季節のフルーツ。 来月7月は七夕の7日午後8時に開催。 つい先日北新地にオープンした会員制ワインバーに。 この日はグラス・シャンパーニュにクリュッグ、グラスワインに極上のブルゴーニュと大判振る舞い。 キッシュは濃厚な旨味タップリ。暗証番号を知らない人は入店出来ない仕組み。ワイン大学会員の皆さんには詳細をお知らせするので問い合わせ下さい。

      7
      テーマ:
  • 22 Jun
    • Couston N 正式名称 Plant de Couston

      画像はこちら から拝借した。 近年(恐らく2010年)フランス政府が認めたフランスで栽培される葡萄の内の一つ。 正式名称は PLANT DE COUSTON プラン・ド・クストンで、フランス政府関連サイト では次のような説明がある。 Cette variété est issue d’un semis naturel découvert par M. Julien Couston au début des années 1970. D’après les analyses génétiques réalisées à Montpellier, elle est issue d’un croisement entre le Grenache et l’Aubun N. フランスのサイトだが英語版もありコピーすると次の通り This variety is derived from the natural sowing discovered by Mr. Julien Couston in the beginning of the 1970's. Based on genetic analyses carried out in Montpellier, this vine variety was dribved from the crossbreeding of Grenache and Aubun N. 機械的に翻訳したのだろうか訳の分からぬ英語と化している。 フランス語の説明文を要約すると1970年代初頭にジュリアン・クストン氏が発見した自然苗で、モンペリエでの遺伝子解析の結果グルナッシュとオーバンの交配種と分かったとのこと。従ってクストン氏の名前が付いているもののクストン氏が交配に関わった葡萄ではない。 VIVC のパスポートデータはこちら 、こちらにも同様の親子関係が示されている。コピーすると Pedigree confirmed by markers GRENACHE × AUBUN Prime name of pedigree parent 1 GRENACHE Prime name of pedigree parent 2 AUBUN 一見すると母親がグルナッシュとあるので「正式名称ガルナッチャ・ティンタの子孫かいな」と思われるかも知れないが、実はこの GRENACHE はフランスで云うグルナッシュ・ノワールではない。 リンク先をクリックしたら気付かれると思うが AUBUN にはリンクがあるものの GRENACHE にはカーソルを合わせてもリンク先が無い。パスポートデータ後半の「Links to:」の3つある真ん中「Bibliography to pedigree confirmed by markers」をクリックするとこちらの画面 に切り替わり、 Prime name of pedigree parent 1 : GRENACHE の「GRENACHE」にカーソルを合わせクリックするとこちら が出てくる。ここでいうグルナッシュとは 70613 GRENACHE でありガルナッチャ・ティンタ とは異なる葡萄である。 父親のオーバンについては拙ブログのこちら をご覧あれ。 葡萄のルーツ解明は長い歴史上始まったばかりと云っても過言ではない。この 70613 GRENACHE は葡萄の果皮色なども不明な葡萄であり 70742 PINOT 同様、今のところ未解明の葡萄の一つである。 プラン・ド・クストンは南フランスの各IGP の葡萄規定にその名を連ねている が実際この葡萄を使ったワインが造られているのかどうか定かではない。

      4
      テーマ:
  • 19 Jun
    • 第200回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会

      英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会は18日土曜日に無事第200回を迎えることが出来た。東京からのメンバー、久し振りに復帰された常連メンバー、ワイン大学会員で初参加の人など大勢のメンバーにお越し頂き盛会となったことを報告申し上げる。第200回は凄まじい究極の食材が日本全国より取り寄せ頂いた。 先ずは北海道から生きたまま運ばれる馬糞海胆。いつも申し上げるが板海胆の殆どは明礬水溶液添加された物だ。本来の海胆の味香りとは言い難く、私は全く口にしない。殻付きの海胆はつぶつぶ感のある舌触り、そして何と云っても濃厚な甘さが特徴だ。上物の海胆はご覧の通り中身が詰まっている。そして見事なオレンジ色は食欲をそそられる。 口取りは中央に生さえずり、氷頭鱠、小鯛手鞠寿司、八尾の名産恩地の枝豆、そして珍味瓢箪の粕漬け。中でも生さえずりは圧倒的な旨味を有する特別な存在。 本日の極めつけ、長崎産メイチダイの造りはいつものように皮と肝の湯引きが添えられ、舞鶴産の巨大鳥貝まで一緒に盛られる。まさに最高レベルの食材の競演である。 煮物は茂魚と書いて「あこう」、岡山産の何と2キロを上回るデカイ物。造りに出来る新鮮な茂魚を煮るので身はプリプリだ。これまた本日の特選素材。 さらに参加者全員が口を揃えて「これは旨い」を連発されたのが天然鰻の白焼き。熊本県球磨川で獲れたデカイ鰻。焼き加減は英ちゃんならでは! 酢の物として泉州沖のガザミ、これを英ちゃんポン酢に蟹味噌を溶いて頂くのだ。実に濃厚な内子。 皆が驚いたのがこの車海老。全長25センチはある巨大天然車海老、出所は淡路島。添えられるのはズッキーニ。身はもちろんプリプリだがミソが詰まっている頭も実に美味。特選素材ばかりだ! テーブルにコンロが並べられ、出てきたのは鱧。この一皿で4人前、食べきれるかと不安になったが・・・ 脇役は新玉葱と春菊。 また鍋の必需品、豆腐まで旨いのが英ちゃん。 いざ食べてみるとあまりにも旨いのでお代わり続出。この時期なのに濃厚な旨味を蓄えている鱧が実際にある。 鱧鍋の〆はなんと素麺そして松茸! いわゆる鱧松がこの6月に食べられるとは! 松茸もご覧の通りチョビットではない。これで4人前、もちろん他のテーブルにも同じ量が並ぶ。 松茸入り煮麺^^ 果物は完熟メロン。 第200回に相応しい特選素材のオンパレード、英ちゃんのご主人そして益々お元気になられた会長、スタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げる、有り難うございました。 第201回は7月23日土曜日午後7時開催。ホンマモンの旨いものをチョロットではなく沢山食べたい人のための英ちゃん会。我こそはと仰る健啖家を募集中。

      8
      2
      テーマ:
  • 14 Jun
    • Courbu noir

      クルビュ・ノワール、拙ブログではこちら で取り上げたが、画像を拝借したサイト でも 2006年現在 1.2ha しか栽培されていないとしている。これはフランス全土での栽培面積である。 即ち絶滅危惧種である。 現在のVIVC パスポートデータはこちら シノニムは3年前 より倍以上増えて5つ COURBU ROUGE COURBUT DOLCEDO GRUENSTIELIGER DOLCEOLO NOIR DU PAYS 太字が新規のシノニム。 シノニムから類推するとフランス以外にイタリア、ドイツ・オーストリアにも栽培されていたかも知れない葡萄だがとにかくメジャーではない存在。 以前にも書いたがアペラシヨンを名乗れるのは AOC ベアルンのみ、主要葡萄ではなく補助葡萄。 念のため現行法 AOC Béarn の赤・ロゼの葡萄規定をコピー、以下の通り。 b) - Les vins rouges et rosés sont issus des cépages suivants : - cépages principaux : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, tannat N ; - cépages accessoires : courbu noir N, fer N, manseng N. 主要葡萄はカベルネ・フラン、カベソーそしてタナー。補助葡萄として当該葡萄、フェール、マンサン・ノワール。 b) – Vins rouges : Pour les vins rouges, la proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 80% de l’encépagement ; - La proportion du cépage tannat N est supérieure à 50 %. - Ces obligations ne s’appliquent pas aux opérateurs producteurs de raisins ne vinifiant pas leur production, exploitant moins de 1,5 hectare en appellation d’origine contrôlée et dont l’exploitation respecte une proportion de cépages principaux supérieure ou égale à 50 % de l’encépagement. 赤ワインの場合主要葡萄の比率は 80% 以上、しかも主要葡萄の内タナーは 50% 以上という規定。ということは当該葡萄は 20% 以下という規定であり、10% 以下とするこちらのサイト と矛盾する。 しかも 1.5ha に満たない栽培農家の場合主要葡萄が 50% 以上ならよしとされる例外条項があるのでひょっとするとかなりの割合でブレンドされる場合があるかも知れないということ。 c) – Vins rosés : La proportion des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30 % de l’encépagement. ロゼの場合補助葡萄の栽培比率は 30% 以下という規定。

      6
      テーマ:
  • 12 Jun
    • Restaurant Koin @ Uehonmachi 7

      さすがはコーイン、湯浅シェフ! いま旬の食材をちょっぴりではなくガッツリ頂ける嬉しいレストラン。 まずは殻付き紫海胆。これ1皿を何人かでシェアするのではありません。一人前がこのボリュームなのです。 ヴァリエーションいろいろありましたがプティ・レギューム入り、赤ピーマンのムース入り、チョリソー入りなどが出色。板海胆を好んでは食べない人にはまさに理想のオードブル。ササッと完食。 次も特選素材、物部川の天然鰻とフォワグラのテリーヌ。添えられるトリュフも今の時期に出回る味も香りもないものではありません。 そして赤牛の燻製タルタル。お肉はもちろんのこと、添えられる野菜のシャキシャキ感が普通ではありません。自家菜園ならではの美味しさ。 メインと云えそうなラングースト、これまた一人前のボリュームです。もちろん活け伊勢海老、身はプリプリでコライユが堪らないほどの旨味成分凝縮なのです。添えられる豆がまたえげつなく味濃い。 まだ終わりません。ココットの中には鳩一羽。これだけは2人前です。 内臓までしっかり美味しくホワイトアスパラを始め野菜類も主役級の強者揃い。 フロマージュもこのようにデーンと出てきます。これは1人前。 デセールは佐藤錦のコンポートにアイスクリーム。まさしく旬の王者の貫禄。 カプチーノで〆。予約の取れないフレンチではありませんが常連には非常に優しいシェフであります。味の分かる人だけにソッと行って貰いたいレストラン。

      7
      2
      テーマ:
  • 07 Jun
    • Courbu B その4

      チャコリとは元来家庭消費用のワインとしてバスクに根付いたはずなので当時その地域で栽培されていた葡萄(恐らく正式名称 ONDARRABI ZURI そして ONDARRABI BELTZA )などでワインを造っていたはず。 ところがフィロキセラの襲来でそれらの葡萄は壊滅状態になってしまったためフランス南西地方から葡萄を移植した。 それらが何か特定出来ないままワインを造り始め、チャコリの名前が世界中に広がったためスペイン政府は栽培されている葡萄を確認もそこそこに、慌てて法令を作成した。そのため法令とは異なる葡萄が見つかったというお粗末な話である。 ノア といえばアルマニャックの原料葡萄の一つであるバコ・ブランの父親となった葡萄で、過去に於いてフランス国内で栽培されていた。しかし1935年の法令で Clinton 、Herbemont 、Isabelle 、Jacquez 、Othello と共に栽培禁止になった(醸造すると若干のメタノールが発生するとの理由)。 大量の栽培は禁止されたもののワイン造りにさえ使用しなければ栽培は可能だったみたいで南西地方では結構栽培されたのかも知れない。2003年9月6日にこの法令は解除となり現在は栽培しても良いはず。 今後チャコリの指定栽培地に於いて他にどんな葡萄が見つかるのか想像に難くない。 さて本筋に話を戻そう。 Courbu Blanc クルビュ・ブランはフランス南西地方の2つのアペラシヨンで主要葡萄となっている。葡萄とアペラシヨンについては次の2つのサイトに詳しいが若干の相違があるので検証してみよう。 先ずはこちらのサイト を見ると IGP は無視して AOC だけに絞ると AOC Pacherenc du Vic-Bilh そして AOC Irouléguy (blanc) に於いて主要葡萄、AOC Béarn と Irouléguy (rosé) 、Jurançon 、そして Saint Mont (blanc) で補助葡萄とある。 ところがこちらのサイト では上記と異なる見解を示している。 結論から先に述べると今回の場合は前者の見解が法令にそぐうものである。 後者は AOC Béarn で当該葡萄 Courbu Blanc は 10% 以下しか使えない補助葡萄としているが、法令の葡萄規定は次の通り。 - cépages principaux : gros manseng B, petit manseng B, raffiat de Moncade B ; - cépages accessoires : camaralet de Lasseube B, courbu B, lauzet B, petit courbu B, sauvignon B. d) – Vins blancs : - La proportion des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30 % de l’encépagement. - Le cépage raffiat de Moncade B est obligatoirement présent dans l’encépagement. 即ち主要葡萄のうちラフィア・ド・モンカードは必須であるということ補助葡萄は全体の 30% 以下に制限されていると云うこと。従ってアペラシヨン・ベアルンではクルビュ・ブランが 10% 以下に制限されている事実は無い。 イルレギのロゼについては次の葡萄規定が設けられている。 b) - Les vins roses sont issus des cepages suivants : - cepages principaux : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, tannat N ; - cepages accessoires : courbu B, gros manseng B, petit courbu B, petit manseng B. a) - Vins roses : La proportion de l’ensemble des cepages principaux est superieure ou egale a 90 % de l’encepagement. イルレギ・ロゼに関しては主要葡萄であるカベルネ・フラン、カベソー、タナーの割合が 90% 以上との規定。従って補助葡萄のクルビュ・ブラン、グロ・マンサン、プティ・クルビュそしてプティ・マンサンの合計は 10% 以下という結論に至る。 アペラシヨン・サン・モンの白ワインの葡萄規定は b) – Vins blancs : - cépage principal : gros manseng B ; - cépages complémentaires : arrufiac B, petit courbu B ; - cépages accessoires : courbu B, petit manseng B. b) – Vins blancs : - La proportion du cépage gros manseng B est supérieure ou égale à 50 % de l’encépagement ; - La proportion de l’ensemble des cépages complémentaires est supérieure ou égale à 20 % de l’encépagement. アペラシヨン・サン・モンの白ワイン、主要葡萄は 50% 以上グロ・マンサン、補完葡萄アリュフィアックとプティ・クルビュを 20% 以上という規定。ならば補助葡萄である当該葡萄とプティ・マンサンの合計は 30% 以下というのは明白である。 サイトの信頼性は必ずチェックしなければならない。

      6
      テーマ:
  • 06 Jun
    • 第200回英ちゃんの会献立決定

      来る18日土曜日午後7時、英ちゃん会第200回を迎えますが先程ご主人から献立を発表して頂きました。特選素材がてんこ盛りです! (画像は第191回のものです) 先付 鳥貝酢味噌 口取 恩地枝豆、瓢箪粕漬、さえずり、氷頭、小鯛手鞠寿司 向付 目一鯛焼き造り、あしらい一式 煮物 茂魚煮付け、新牛蒡、木の芽 焼物 天然鰻白焼、山葵醤油 酢物 ガザミ蟹味噌ポン酢、茗荷、胡瓜 揚物 天然車海老天麩羅、ズッキーニ、雪塩 鍋物 鱧すき鍋、新玉葱、豆腐、春菊、きのこ 食事 素麺、香の物 果物 メロン

      4
      テーマ:
    • Courbu B その3

      まずは当該葡萄 Courbu Blanc の VIVC のデータを見てみよう。現在のデータがこちら で3年前のデータはこちら 。3年前には無かったシノニムに注目すべきである。 現在では Courbu Blanc のシノニムに「H」を頭文字とする HONDARRABI ZURI が加わっている。 ならばこの HONDARRABI ZURI を VIVC の葡萄名検索で調べてみよう。結論から先に云うと検索結果は2例のみ。 1. HONDARRABI ZURI COURBU BLANC 3211 VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA BLANC FRANCE 2. HONDARRABI ZURI ONDARRABI ZURI 8769 VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA BLANC SPAIN 即ちオンダラビ・スリと呼ばれる葡萄はフランス原産の当該葡萄 クルビュ・ブランと、もう一つはスペイン原産の ONDARRABI ZURI 8769 頭に「H」が付かないオンダラビ・スリと2つ存在すると云うこと。 VIVC のデータから ONDARRABI ZURI の現在のデータはこちら 、シノニムは次の通り9つ HONDARRABI ZURI ONDARABIYA ZURIYA ONDARRABI TXURI ONDARRUBI ZURILLA OUDANABI TOCURI TXURI ZURI ZURIA 一方当該葡萄の Courbu Blanc のシノニムは BORDELEZA ZURIA CHACOLI ZURIA COUGNET COURBEAU COURBI COURBI BLANC COURBIES COURBIS COURBIS BLANC COURBU COURBU GROS COURBUT COURBUT BLANC COURTOISIE GROS COURBU HONDARRABI ZURI ONDARIA ZURIA VIEUX PACHERENC 双方に共通するシノニムは HONDARRABI ZURI だけである。推測だがフランスとスペインの境界付近で栽培される葡萄の中に当該葡萄 クルビュ・ブランの存在は確かなようだ。しかしながら正式名称 ONDARRABI ZURI の栽培地域を見ると SPAIN 378.00 1989 SPAIN 188.75 1999 紛れもなくスペインで栽培されており、「H」を頭に付けない正式名称 ONDARRABI ZURI は本来スペインワイン法のOndarrabi Zuri と同一のはず。 一方COURBU BLANC の栽培面積は FRANCE 295.00 1958 FRANCE 142.00 1968 FRANCE 30.00 1979 FRANCE 86.00 1988 FRANCE 47.43 1999 FRANCE 48.00 2000 FRANCE 44.00 2006 FRANCE 43.00 2008 スペインでの栽培実績は報告されていない。 スペインワイン法で Ondarrabi Zuri Zerratia ou Petit Courbu とあるが、プティ・クルビュ 正式名称 COURBU PETIT のシノニムは次の通り PETIT COURBU PETIT COURBU BLANC 従ってスペインで Ondarrabi Zuri Zerratia と呼ばれる葡萄はクルビュ・プティを意味しないはず。VIVC の葡萄名検索で「Ondarrabi Zuri Zerratia」を調べてもリザルトはゼロ。ところが「ZURI」で検索するとそれらしき葡萄が2つ見つかった。 一つはワイン・サーチャーのサイトで登場の CROUCHEN クルシェン、拙ブログではこちら で書いた典型的なバスク地方の白葡萄である。 もう一つは ARRUFIAC アリュフィアック、この葡萄も拙ブログのこちら で書いた通り同じくバスクの白葡萄である。 両方の葡萄に共通するシノニムとして ZURIZERRATIA がある。スペインのワイン法で3つある D.O. チャコリの葡萄規定の「Ondarrabi Zuri Zerratia o Petit Courbu」は恐らく間違いであり「Zurizerratia o Crouchen o Arrufiac」と変更すれば現状に適するはず。 次に Mune Mahatsa という葡萄だが、これはスペインのワイン法にあるようにフォル・ブランシュのシノニムと考えられる。拙ブログではこちら で取り上げたが現在は VIVC のパスポートデータが書き換えられ、親子関係にグエ・ブラン正式名称ホイニッシュ・ヴァイスの名は消えている。 葡萄の遺伝子解明は最近始まったばかりであり今後も紆余曲折は免れない。従って旧来の説がある日突然否定されることもあり得る訳だ。 ちなみにフォル・ブランシュの現在のパスポートデータはこちら 、3年前はこちら である。 次にIzkiriota/Gros Manseng とあるが、VIVC で「Izkiriota」を検索しても何も出ない。Gros Manseng を調べると正式名称 MANSENG GROS BLANC のシノニムは次の通り GROS MANSENC BLANC GROS MANSENG GROS MANSENG BLANC ICHIRIOTA ZURIA HANDIA ICHIRIOTA ZURIAHANDLA ISKIRIOTA ZURI HANDIA IZKIRIOT HAUNDI PETIT-MANSENC いかにもバスク語にありそうなシノニムが存在する。スペインのワイン法に登場する文言は信頼性に欠けるとしたら「Izkiriota/Gros Manseng 」は正式名称 MANSENG GROS BLANC を意味するに違いない。 同じく「Izkiriota Ttippia / Petit Manseng」もスペインのワイン法だけに見られる文言であり「Izkiriota Ttippia」をシノニムに持つ葡萄など存在しないため正式名称 MANSENG PETIT BLANC のシノニムから ESCRIBEROU ICHIRIOTA ZURIA TIPIA MANSEIN MANSEIN BLANC MANSEING MANSENC BLANC MANSENC GRISROUX MANSENG BLANC MANSENGOU MANSIC MANSIN MAUSEC MAUSENC BLANC MIOT PETIT MANSENC PETIT MANSENG PETIT MANSENG BLANC から2番目の「ICHIRIOTA ZURIA TIPIA」が本来法令の葡萄規定にあって然るべきかも。 最後に赤のチャコリに使われるという Ondarrabi Beltza オンダラビ・ベルツァを見るとこちら 、スペイン原産の黒葡萄でシノニムは次の通り BELTZA CHACOLI CRUCHEN NEGRE HONDARRABI BELTZA HONDARRIBI BELTZA HONDARRIBI GORRI KURIXKETU BELTZA MATZA VERDE NEGRA ONDARRABIYA BELTZA ONDARRI BELTZA ONDARRIBI BELTZA ONDARRUBI BELTZA ONDARRUBIYA BELTZA ONDARRUBIYA NEGRA TXAKOLI VERDE MATZA XERRATU BELTZA 紛れもなくこの葡萄が使われていることは確かなようだが栽培面積はこちら 、直近のデータはないが1989年と比較すると2008年は 80% も減少している。従って赤のチャコリは減産しているはず。 さて根本的な問題はチャコリの原料葡萄オンダラビ・スリを DNA 鑑定したらノアだったということ。不可能かも知れないがもっと多くのサンプルを同じく DNA 鑑定したらノア以外の葡萄が発見される可能性が高いと私は考える。 スペインのワイン法、残念ながら信頼しない方が良いのではないか。

      2
      テーマ:
  • 03 Jun
    • Courbu B その2

      先ずはこちらのサイト をご覧あれ。4年前のことなのでその後何らかの結論に至ったかどうかは不明。 要するにチャコリの生産地でオンダラビ・ズリとされた葡萄を DNA 鑑定したところノアだったということ。ノアとは拙ブログ で少し書いたがアメリカ原産の所謂種間交雑により生まれたハイブリッド葡萄。バスク原産でないことは明白。 ワインサーチャーにもノアについて触れている。こちら を開いて内容を見て欲しい。 また同サイトによるとオンダラビ・ズリの起源についてバスクの土着品種であるという説と(フィロキセラの後)フランス南西地方から持ち込まれた数種の葡萄であるという説。その具体的な葡萄の名前として当該葡萄 クルビュ・ブラン、クルーシェンそしてノアを挙げている。 私の考えではフィロキセラの後かなり放置されたままの葡萄畑にいつしかフランスから持ち込まれた(?)葡萄が植えられ自家消費用のワインを造っていたが、その後この地域のワインということで「チャコリ」の名前だけ先行してしまった。 法律を慌てて作成した結果、本来の葡萄とは異なる別の葡萄が栽培されてしまったという結論のようだ。 ではチャコリと呼ばれるワインの法令はどうなっているのか、スペインワイン法から3つあるチャコリの葡萄規定を見ると・・・ 1989年にD.O. として認定された CHACOLI DE GETARIA の葡萄規定から La elaboración de los vinos protegidos se realizará con uvas de las variedades siguientes: Variedades de uva recomendadas: Ondarrabi Zuri como variedad blanca Ondarrabi Beltza como variedad tinta. Variedades de uva autorizadas: Ondarrabi Zuri Zerratia o Petit Courbu/ Izkiriota o Gros Manseng/ Riesling/ Chardonay, todas ellas blancas 即ち推奨葡萄として白はオンダラビ・ズリ(スリ)、赤はオンダラビ・ベルツァ。認可葡萄としてオンダラビ・スリ・セラティアもしくはプティ・クルビュ、イスキリオータもしくはグロ・マンサン、リースリングそしてシャルドネ。 次に1994年法令に載った CHACOLI DE BIZKAIA の葡萄規定は consideradas Recomendadas o Principales: “Ondarrabi Zuri” y “Ondarrabi Beltza”, consideradas como autorizadas: “Ondarrabi Zuri Zerratia / Petit Courbu”, “Mune Mahatsa / Folle Blanche”, “Izkiriota / Gros Manseng”, “Izkiriota Ttippia / Petit Manseng”, “Sauvignon Blanc”, “Riesling” y “Chardonnay”. 3つ目は2001年認定の CHACOLI DE ALAVA の葡萄規定は Ondarrabi Zuri y Ondarrabi Beltza, que se consideran como recomendadas o principales, Ondarrabi Zuri Zerratia/Petit Courbu, Izkiriota/Gros Manseng, Izkiriota Ttippia/Petit Manseng, Sauvignon blanc, Riesling y Chardonnay, consideradas como autorizadas. スペイン政府は3つある D.O. チャコリで推奨葡萄として白ワイン用 Ondarrabi Zuri 、赤ワイン用は Ondarrabi Belza とし、認可葡萄として D.O. 別にちょっとの相違はあるものの Ondarrabi Zuri Zerratia = Petit Courbu 、Izkiriota = Gros Manseng 、Izkiriota Ttippia =Petit Manseng、そしてリースリングやソーヴィニョン・ブランとシャルドネをその葡萄規定としている。 ひとつ一つ検証してみよう。

      2
      テーマ:
  • 01 Jun
    • あい川@八戸ノ里洋食

      お昼の限られた時間にさっと行って、ささっと食べられる洋食屋が有り難い。昼時に行列して待つ、ましてや1時間も待たされる店など願い下げである。 5月1日より昼夜を問わず全席禁煙になったのが嬉しい。 いろんな定食メニューが並ぶが、私の薦めるのは「日替わり定食」。店内に入ると分からないが入り口の看板にその内容が示されている。本日火曜日はヒレカツとクリームコロッケ。毎度のことながら添えられるトンカツソースをドミグラスソースに変更して貰い、野菜大盛り御飯小盛りにアレンジしてもお代は800円とお安い。 尚、この日替わり定食はランチタイムだけでなく夜も注文出来るのだ。 グリル あい川 大阪府東大阪市中小阪 2-13-8 TEL. 06-6722-1010

      6
      テーマ:

プロフィール

Georges

性別:
ただのおっさん
血液型:
ええ型です
お住まいの地域:
大阪府
自己紹介:
【プロフィール】 ワインは嗜好品であり、人の好みは千差万別ですのでいろんなワインがあって当たり前だ...

続きを見る >

読者になる

AD

テーマ

一覧を見る

月別

一覧を見る

カレンダー

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ランキング

総合ランキング
118666 位
総合月間
126734 位
グルメ
1132 位
お酒・ワイン
537 位

ランキングトップへ

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。