3ヶ月ぶりに川崎からフランス語研究者の師匠が大阪にやって来た。
兵庫県の超有名校の数学・情報の教師もかけつけ、3人でワイン会となった。
毎年夏に蓼科に行っているメンバーのうち、東京で仕事の1人は残念ながら出席できず。
あとの1人は3年半前にスキルス性胃癌で亡くなったから、蓼科のメンバーは4人である。
ドメーヌ・ルネ・ルクレール グリオット・シャンベルタン 2001
購入日 2006年5月
開栓日 2007年11月9日
購入先 うきうきワインの玉手箱
インポーター サントリー
購入価格 9980円
このワインの1998は2本とも大コケで、インポーターに抗議してこのブログにも記載した。
同時に2001を購入してあったのだが、品質管理に問題があったとしか
考えられない98のひどさを知った後なら、購入しなかったであろう。
とっころがこれが大アタリぃ~!!
グリオット(サクランボ)と名がついている通り、赤系果実のキレイで品のある酸が
心地よい。
1回しか飲んだことのないデュガの92より相当タンニンは少なくて軽く、
先日ポンテ・ヴェッキオで飲んだフーリエの2000に近い。
ポンソはその中間くらいの位置づけか。
フーリエの2000はずいぶん若かったがこちらは飲み頃で、あまりにも口当たりがよく
どんどん杯が進み、1時間くらいで開いてしまった。
あと1本あるが、これは自分1人で1本飲んでみよう。
外れていたら目も当てられないが、もしそうだったら、当たった確率25%か。
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン 1999
購入日 ?
開栓日 2007年11月9日
購入先 ?
インポーター モトックス
購入価格 ネットでは1万円くらい
おそらく近隣のワインショップで数年前に購入したものと思うが、定かでない。
ポイヤックの2級だったと思うが、カベルネ・ソーヴィニオン70%である。
これまた大当たりで、クリーミーなバニラの香りがする。
角が取れていて、舌の上を滑らかにすべっていくのが心地よい。
グリオットと比べて、当たり前だが酸味が少ないが、しっとりまったりの重いワインである。
元来わたしはボルドー左岸のワインは敬遠したい方だが、このレベルなら満足できる。
といっても、自宅で1人で1本開けたら退屈しそうではある。
メゾン・ルイ・ラトゥール ブルゴーニュ Cuvee Latour 2003
購入日 ?
開栓日 2007年11月9日
購入先 ?
インポーター マキシアム・ジャパン
購入価格 ?
遅い時間から始まったワイン会なので、3本目は時間をかけて飲む余裕はなく、
若めのワインで締めくくった。
さすがにこれはまだまだ若く、先の2本のような飲み頃感には達していない。
内容をとやかく言うほどのワインではないが、ピンとした若々しい酸があり、
果実も若々しい。
2003にしては節度のある甘さで、実際に飲み頃は1~2年先だろうから
きっちりと造られているのだと思う。
こういう旧友たちとは、何度飲んでも楽しいものだ。
UTAさんも書かれているが、何を飲んだかより誰と飲んだかの方がずっと重要である。
ワインはそのための引き立て役であって良い。
特級グリオットをつかまえて会の引き立て役とは、わたしもずいぶん偉そうな
ワイン飲みになったものである。