凡庸でがっかり・・ベルトラン・アンブロワーズのACブル | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ベルトラン アンブロワーズ ブルゴーニュ・ルージュVV 2004
購入日    2006年2月
開栓日    2007年10月20日
購入先    ウメムラ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   白とセットで4580円

1年半ほど前にVVではない2003のACブルを開けた際には、豊潤で価格以上の
ワインだと思った。
畏友ooisotaroさんは2003のVVを開栓されて賛辞を述べられているが、
この2004は2003とは非なるワインであると書かれている。
そして「ただA.C.ブルとは言え現段階ではまだ飲むには早いという感じで、もう1年ほど
置いた段階でいい感じのワインに成長する確率75%と見ました(←根拠なし)」
とも書かれている。

わたしは2003のVVは買い損ねたのだが、それはリアルワインガイド誌が高得点を
付けたため、一気に市場から消えてしまったせいだ。
2004のVVは赤白セットで購入したのだが、ooisotaroさんが開栓されてから
もう1年以上も経つので、今回開けてみたわけである。

今でもまだ少し若いという感じだが、しかし何とも語るべき特徴がない。
凡庸なACブルとしか言いようのないワインである。VVでない2003の方が
ずっとましだった。
2日目以降は徐々に果実味が分解して、粗雑な印象を持ってしまう。
あと1年置いてもまあ大化けすることはないだろう。
同じ造り手で同じ畑の出なのだろうが、単に気候の差だけで説明がつくものかどうか。

どうもこの造り手のエチケットの色づかいは、赤も白も気に入らない。
もたもたして洗練されない中身を反映している、という点では成功している
エチケットなのかも知れないが。