美女たちと乾杯 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


シャトー・オー・ヴィニョー(ペサック・レオニャン) 2003
開栓日    2007年2月22日
開栓場所   アルジャン(大阪北新地)
インポーター 重松貿易

大阪北新地のクラブで昨晩開栓したワインである。
わたしには珍しいクラブ活動となった。

リーガ・ロイヤルホテルでの会合のあと、このクラブを訪れた。
行ったついでに、リーガ・ロイヤルホテルの宴会係の担当者には、
「お願いだから、○○医師会(わたしが所属する医師会)の宴会では、
 もうちょっとましなワインを出してくれ」
と要望しておいた。

メンバーは総勢4名で、わたし以外は、まさに錚々たる医師たちだが、わたしの取り柄は
ワインに少し詳しいことと、多少母校に顔が広いことくらいしかない。

さて、どんな経緯でこのワインが出てきたのか定かでないが、平凡だがよく選択された
ものであった。
もちろんブルゴーニュ好きのわたしのストライクゾーンからは外れているが、
万人好みの良きボルドー、と言ったらいいだろうか。

ペサック・レオニャンの格付け外のプチ・シャトーのワインで、
味わいからも予想がつくように、カベルネ・ソーヴィニオン70%、メルロー30%と
なっている。

パーカーさんは、3~5年で飲むように勧めているが、実際にもその通りと思われ、
すでに若すぎないし、あと3年くらいは飲み頃が続くと思われた。
インキーでどちらかというと地味な香り、奥行きのさしてない味わいだが、
適度の酸味があることが救われる。
開栓後2時間弱で、酸味が増してきて、ちゃんと酸化の過程を辿っていた。

胸の谷間も露わな美女軍団に囲まれた、贅沢な環境でのワイン。
もちろんこの高級クラブには、ムートンもロマコンもあるそうだが、
美女たちとの会話を楽しみながらの時間には、ワインに関しては、
うるさいことは言いっこなしだ。

美女の胸の谷間にワインボトルを並べての写真を撮ろうかと思ったが、あえなく
先輩の先生方に却下され、いつも通りボトルを持ち帰っての撮影となった。
この点が最も悔やまれる。