飲み頃・安定・北の味わいのACブルゴーニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ヴァンサン・ジラルダン ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・サン・ヴァンサン 2002
購入日    2005年9月
開栓日    2006年11月12日
購入先    ウメムラ
インポーター  稲葉
購入価格   1980円

昨年9月に2本購入し、すぐに1本目を開栓してブログに書いた
しかしそのことをすっかり忘れていて、おかしいな、もう1本はどこに行った、と思いながら、
かなり探したのであった。

やはりブログを書くのはいいことだ。
昨年開けたときのことはあまり覚えていないが、書いたことだけは覚えている(涙)。

このワイン、裏ラベルに、マルサネのブドウで造られている、と書かれている。
マルサネは、コート・ドールの北の端の村である。
多分ドメーヌものではなくて、ネゴシアンものだろう。
開栓時期が1年以上離れているためか、相当熟して美味しくなっているのが明らかである。
キュッと引き締まった体躯のワインで、やっぱりニュイの産だったか、と納得する。

この品質なら驚くほど安価で、安定感もある。
個性的なブルゴーニュを求めないなら、何の不満があろうか、というワインである。

同時期に、同じ造り手で同じヴィンテージのマランジェも購入したので、
近いうちに開けてみたい。
マランジェと言えば、サントネよりもっと南で、正真正銘コート・ドールの最南端である。
マルサネとマランジェから、テロワールの違いを鮮明に浮き彫りにできるようであれば、
この造り手も大したものだろう。

ニュイの98グラン・クル6本セットは、畑の差などまったく分からない代物だったが、
インポーターも同じところだし、この最高峰のワインだけが何故こけていたのか
今でも疑問である。

2000のザムルースが非常に良かったが、今週になって2001がショップに並ぶようになった。
9000円弱で、ザムルースとしては安価だが、さてどうしようか。