甘~い香り | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ロブレ・モノ Bourgogne Rose "ROSAE"(ロゼorロザエ?) 2005らしい
購入日    2006年11月
開栓日    2006年11月3日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   1700円

六覚燈での大宴会の翌日に何を開けるか。重たいものは避けたいところである。
いつも思うことだが、マーラーの2番を通しで聴いたあとで、マタイ受難曲全曲を聴く、
という人物は、どこか感性がおかしいのである。

そうそう、今週Alcoholic Armadilloから届いたロゼがあるやんか。
盟友ooisotaroさんも、さっそく開けてレポートされていたことだし、
ここはロブレ・モノのロゼといこう。
1ヶ月ほど前に、同じ造り手のヴォルネイ2004を開けて、若いなりに美酒だったし、
2001のポマールも、繊細ながら奥行きがあった。

サイダーのような甘い香りがして、なるほど桃の風味もあるぞ。
しかし冷蔵庫に入れて、5℃くらいからスタートしたせいか、最初は酸味がつーんと尖っている。
しかし温度が上がるにつれてほぐれてきて、はっきりと果実味を感じるようになった。
温度が低いうちはアルコール度数も高めな気がしたが、12.5%であった。

これはあっさりとした和食に合う。
先日のヴォルネイやポマールと同じく線は細いが、かわいらしい果実味がかくれている。
室温に置いておいて、2日目に飲んだ方が、すこし丸みが出てきて分かりやすい。
あと1年後に飲んだ方が、シャープさが引っ込み、甘みが増して飲み頃になっているのではないか。

これもピノ100%のはずだが、このあとで開栓したグロ・フレールのオート・コート・ド・ニュイ
と同じブドウから造られたワインとはとても思えない。
家内は安っぽいエチケットだと言うが、わたしはおしゃれだと思う。
あと1本は、1年くらい置いておこう。