ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ モレ・サン・ドニ クロ・ド・ラ・ブシエール 1999
購入日 2005年12月
開栓日 2006年9月24日
購入先 ワイン専科
インポーター スマイル
購入価格 8480円
グアムから帰った日の午後、件のグリオット・シャンベルタンを開けてまずコケる。
ま、これは半分は想定内なので、さほど驚きもせず。
まるで飲めない代物だったので、次の1本を物色した。
そこでふと目にとまったのがこのルーミエで、開栓してからしまった、と思った。
というのは、昨年末に同時に買ったこの1本を開けたのだが、「誰が悪いんだワイン」
だったからだ。
その時の記事はこちら。
まるでふ抜けて力がなく、なんでルーミエがこんなに情けない有様なのか、考える気にも
ならず、まともにコメントしなかった。
そして、今回の2本目も、多少ましだとは言え、似たような代物だった。
最新のデジタル録音による、フルオーケストラのCDを、カセットテープにダビングして、
それをまたカセットテープにダビングして、同じことを10回ほど繰り返した、
という例えが分かりやすい。
完全にへばって、香りが飛ばないわけではない。果実味も完全に失せているわけではない。
異臭がするわけでもなくて、不快感が湧き上がってくるのでもない。
しかし、まったく美味しくない。
中途半端な熱入りで、本来の力が失われているのか?
ネットショップに残っていたものを、昨年末にピックアップしたものなのだが、
このショップも、インポーターも、よく分からない。
従って、ドメーヌ出荷後の保管状況もまったく不明だ。
もともとルーミエは入手困難だし、よそを探しても違うルートの同じワインは手に入りそうにない。
同じワインの96も開けてみたが、これとてあまり力を感じなかった。
はてさて、90年代のルーミエの本当の実力を知ろうと思えば、どこかのレストランでキャッチして
体験してみるしかないのであるが・・・
わたしはこの1本が、本来のルーミエだとは思いたくはないが、グラン・クルだと2~3万はするし、
無理をして入手困難品の争奪戦に参加する気にもならない。
同じ日に開けた9980円と8480円のブルゴーニュの特級と1級が、大コケと小コケとは。
ブルゴーニュ飲みに明るい未来はあるのか??