イメージの違うポマール | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダン ポマール・クロ・デ・ランボッツ ・ヴィエーユ・ヴィーニュ 1999
購入日    2005年9月
開栓日    2006年5月3日
購入先    ウメムラ
インポーター ジャパンインポートシステム
購入価格   5600円

色は濃いガーネット色。スパイシーな香りが印象に残る。
ポマールってこんなにスパイスの香りがしたかな、と思うほどである。
何となく鉄の味もするし、アルコール度が高い印象があり(13%だが)、
ちょっと鋭角的なワインであると思った。

毎度のごとく時間とともにほぐれてくるが、洗練されてはいるが線は細いと感じる。
コート・ド・ボーヌの畑であるポマールに対して、わたしが勝手に抱いているイメージは
もう少し骨太で大らかなものだが、このワインは何となくエレガントではある。

ポマールは一般的に長熟だと言われているが、確かにこのワインも若かった。
この畑は1級畑ではなく、村名格のようだが、もっとピークは高い気がする。

開栓翌日は少し酸味が立ってくるが、それとは逆に、香りはまろやかになってくる。
99というヴィンテージのせいもあるだろうが、本来の飲み頃は、まだまだ先のようだ。
開栓時期、というのは、本当に難しいな・・・