豊潤なACブルゴーニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ベルトラン アンブロワーズ ブルゴーニュ・ルージュ 2003
購入日    2006年2月
開栓日    2006年3月15日
購入先    ウメムラ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   1980円

ずっと前から気になっていた造り手だが、なかなか開ける機会がなかった。
ooisotaroさんのコメントに背中を押されて、最もスタンダードなこのワインを購入してみた。
http://ameblo.jp/ooisotaro/entry-10008636869.html

わたしの印象も、ooisotaroさんのコメントと大きく異なることはなく、
赤の紋章の入ったエチケットから受けるイメージの通りで、
ACブルゴーニュとしては濃い味わいのワインだと思った。

もちろんACブルゴーニュなのだから、ボディは軽めなのだが、色も味わいも濃いのが特徴だ。
グラン・クルのような複雑なブーケや立体感を求めるのは無理にしても、
甘みと酸味のバランスがよく、2003年の若開けワインでも十分に楽しめる。

メゾン・アンブロワーズの本拠地はニュイ・サン・ジョルジュになっている。
このワインがどこの畑のブドウで造られているか知らないが、普通に飲みつけている
コート・ド・ニュイのブルゴーニュ・ルージュと比べると、何となく南の方の陽当たりの良い畑が
イメージされる。

開栓翌日はわずかに萎えているが、かなり長いこと開けたまま放置しておいたせいかも知れない。
それでも果実味はよりはっきりしていて、なるほど欠点を探すのが難しいワインではある。

あえて北の方のACブルゴーニュとの差を挙げるとすれば、線が細く繊細できびきびしている、
という点では一歩譲り、ふくよかで旨味に溢れるという点では勝っているかと思う。

フラッグシップのクロ・ド・ヴージョを押さえてみるべきかな・・・