このワインは不死身か? | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ・ロッジョ・デル・フィラーレ  2002
購入日    2005年12月
開栓日    2005年12月31日
購入先    ウメムラ
インポーター 稲葉
購入価格   2980円
ぶどう品種  サンジョベーゼ・モンテプルチアーノ

今年早々の記事で、このワインのことを「どこがいいのか分からない・・」と書いた。
線が細くて香りも飛ばないし、ウメムラさんのコメントや、神の雫での表現とは
まったく異なる印象であった。

しかしここで訂正しておく。
光を通さない濃いガーネット色。濃いのは色だけではなく、味わいも濃厚だ。

黙って家内に飲ませてみると
「濃いワインやね~。複雑な味わいもあるけど、なんでこんなに香りがないの?」と言う。

「そりゃそうだろう、大晦日に開栓したんだから」

新しい1本を開栓したのではない。
3分の1ほど飲んで、あとは飲む気にならず置いておいた前回のワインを、今日また飲んでみたのだ。
開栓後13日目だが、香りが乏しいことを別にすれば、今日の方がずっと美味しい。
要するに恐ろしく強く長命なワインなのだろう。

今の味わいからいってもわたしの好みではないが、これは間違いなく良いワインだ。
当然飲み頃はもっともっと先、多分2年くらいしないと真価を発揮しないだろう。
もし今飲むなら、開栓後1週間くらいしてからの方がいいんだろうなあ。

ワイン会で飲む予定があるなら、1週間前に開けておきましょう???