1984年から活動するブラジリアンメタルの王座に君臨するSEPULTURAが40周年の節目をもって2024年に解散を発表。
「Soulflyのマックス・カヴァレラと兄弟のイゴール・カヴァレラが結成した…」みたいな情報しか90年代はなかったですから。インターネットもないし。
なんで2000年(2001?)に初めてセパルトゥラ観た時は「え!vo.が黒人じゃん!マックス・カヴァレラって黒人だったのね!」ってなりました、と。
で、その当時にSoulflyも初めて観て「え!黒くない。チョ待てよ、どっちがマックス・カヴァレラなんだ?」と。
まじすまん。Derrick Green。
1997年以降はキミが加入してたことマジで知らないまま初めて観たわけよ。
黒カヴァ or 白カヴァ? Which is the real or fake?
※筆者は黒人vo.大好きです。
とゆーわけでセパルトゥラはほんとカッコよかった。ライブはね。っぱ音源よりライブよ。
そうか、もう20年以上観てないのか…。
いま発表されてるラストワールドツアーの日程には残念ながら東京は含まれてません。
その昔ロードランナーからポイ捨てされた時に日本のビクターエンタテインメントに拾われた恩を忘れてやしねーだろな。
Slayerみたいにフェスでいいから来日して最後の勇姿を見せるべきだぞ。
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話変わって。
現在『72 Seasons』のワールドツアー真っ只中のメタリカ。
ドラムのLars Ulrichの父であり、その風貌から"メタル界のガンダルフ"と言われたTorben Ulrichが先日逝去されたとのことです。
メタル・ガンダルフ、とは言えトーベン氏はジャズ愛好家であり自らクラリネット奏者としてジャズバンドもやってたそう。
というか若かりし頃はプロのテニスプレイヤーだったり雑誌のライターだったりロイター通信のジャーナリストだったり映像作家として映画制作に名を連ねたりと多彩もいいとこ。
画家としても活動し、そのアーティスティックな感性はバスキアの作品などを収集する息子ラーズにも受け継がれてるようです。
↑の情報は亡くなったニュースの記事見て知ったことなんですが。やはり風貌からてっきりメタル界のガンダルフだと思ってた筆者。
90年代後半のドン底のメタリカが苦悩の中で書いた次のアルバムの曲をスタジオでトーベン氏を招いて聴かせた際、歯に衣着せず「どれもMETALLICAの水準にないから消去しちまえ」とメンバー全員とプロデューサーを前に言い放った姿が印象的。
結果としてロバート・トゥルヒーヨを迎えパワーアップした彼らが一から『St. Anger』を完成させて復活を遂げた、と。
あの時もしトーベンが「ま、いいんじゃんコレで。」と忖度して答えてたらメタリカは今はもう存在していなかった、と思う。
"Load" "Re:Load"で迷走したメタリカ。
ジェイソンをクビにして、ジェームズはアルコール依存性でイカれて、ラーズとの亀裂は決定的なものになり、そんな状態で仕上げたハリボテのような曲群を"これで良し"としていたら恐らくバンドは大破し、二度と元には戻せなかったに違いない。
トーベン氏はMETALLICAファンにとっては伝説のヒーローなのです。
95歳と大往生でございました。
どうか安らかに。