Twitter発「穴埋め企画公演 プロジェクトあまうめ(仮)」
なんだかTwitter上ですごい企画が動いています。
全ては、このツイートから始まりました。
8:18pm, May 30 from Web
非常に急ですが、来月6月12日(土)13日(日)が劇場キャンセルにつき空いてしまいました。試演会でも稽古利用でも結構ですので、よろしければご利用ください。お値段はご予算に応じて検討させていただきます。
つぶやいたのは、新宿シアターミラクルの支配人・星英一さん。
このツイートに有志の演劇人がサクサクと名乗りを挙げて、
すごい勢いで公演参加者が決まってしまったのでした、と。
中には参加したくても別の現場が入っていて悔しがる方々も多数。
観る立場の私としても、このやり取りを見ていてワクワクしっぱなし。
これは演劇史に・Twitter史に残る公演になる予感!!
ある意味祭り。参戦せずに何とする??
というわけで、私も観客として参戦です。2週間でどんな公演に仕上がるのか。
皆さまの奇蹟の証人になります![]()
以下、現在時点での詳細です。
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まとめwiki http://wiki.livedoor.jp/miracle0613/
より
新宿にある小劇場・新宿シアターミラクルが「劇場日程にキャンセルが出ました、誰か使いませんか?」、とつぶやいたところ、たくさんの人にリプライ、リツイートされ、半日ほどで一本の公演企画が立ち上がってしまいました。
その名も「穴埋め企画公演 プロジェクトあまうめ(仮)」。
場所は「新宿シアターミラクル」
公演日 6月13日(日) 時間未定
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そして既に「Corich!舞台芸術」に公演ページが!!
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=15812
それは、twitterでのつぶやきから始まった。
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@Theater_MIRACLE
非常に急ですが、来月6月12日(土)13日(日)が劇場キャンセルにつき空いてしまいました。試演会でも稽古利用でも結構ですので、よろしければご利用ください。お値段はご予算に応じて検討させていただきます。
【5/30 20:18】
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@D_mfs
今から準備で公演!とか誰かどうですか?
【5/30 21:29】
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@ahiruotoko
こういうの見ると、なんかしたくなる。
【5/30 2243】
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この遣り取りが広まり、あちこちに話が派生。
知人から見ず知らずの人まであちこちから有志が集まり始める。
その結果、なんと約7時間半後には大まかなキャストとスタッフが揃う…!
この流れは一体どうなるのか?公演の行方は?
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これまでのまとめ⇒
http://togetter.com/li/25631https
遣り取りは今もtwitterで続行中!⇒
https://twitter.com/project_anaume
ハッシュタグ「#anaume」にて検索されてください
虚構の劇団『一人芝居&自主企画発表会』観劇っ♪♪
今最も好きな劇団の一つである虚構の劇団『一人芝居&自主企画発表会』を観てきました![]()
4つの作品から成る企画だったのですが、まず感じたのは主宰である鴻上尚史さんの、劇団員と演劇への深い愛でした。決して完成された作品ばかりではなかったのですが、そこに鴻上さんの手が一切加えられていてないところに、劇団員を演劇人として育てること、演劇の未来を明るいものにしようという芸術的な志を強く感じました。
そして、新宿シアター・ミラクルというキャパシティの狭い小劇場での公演は、当劇団の役者さんの演技力と華がいかに並外れたものであるかを痛烈に知らしめてくれました。さすが、2000人のオーディションを勝ち抜いてきた役者さん達。近い将来演劇界の頂点に立つ方々の軌跡として、非常に素敵な公演を見せていただいたことに心から感謝です。
では個々の作品の感想を、上演順に書きます。
『死に際の生え際』
作・演出:山崎雄介
出演:杉浦一輝、三上陽永、山崎雄介、渡辺芳博
自殺サイトで知り合った4人が自殺を敢行せずに生き残り、3年後に集まる物語。
会話劇と思いきや、モノローグが何度か入るので、時間の経過が分かりにくく、最後の飛び降りようとするシーンが時間軸に沿ったものか回想なのか判断がつきにくく、結果、最後の語りも理解しにくいものになってしまっていました。途中の部屋でのシーンも、4人で立ったまま話している演技の多いことが気になり、「部屋でこんな風に両手を下ろして突っ立って話すことってないよなぁ」なんて思ってしまいました![]()
観客に伝えたいこと・主張したいことはセリフに全部乗せられて役者さんが声で紡いでいくのですが、演劇としての身体や空間を使った表現がもっと工夫されていたら、言葉以上のものが感じられたのになぁ、とちょっと残念に思いました。
ちなみに、三上くんの細やかな表情の動きが素敵だなぁ、と。清潔感のあるベビーフェイスで素敵な役者さんだなと思います![]()
『FRIENDS』
作・演出・出演:大杉さほり
失恋をして部屋を出て行こうとするルームメイトの恋を応援しようと奮闘する女の子の物語。とっっっっても楽しくて面白かったです![]()
大杉さんの一人芝居なのですが、その巧妙な視線やマイムで、ルームメイトの動きやゴ○○リの飛行ルート(笑)まで舞台の上にちゃんとその姿が活き活きと映し出されていて凄いな、と。そして、サバサバした明るい笑顔も恋している表情もとってもとっても魅力的で、女の子に惚れられるのも分かるな、と(笑) 題材の選び方として等身大のテーマを選び、それを拡げて演劇としての飛距離を伸ばすこと。基本的なことだからこそ、それを創り上げる人の魅力と実力が分かりやすいんだなと思います。大杉さほりさん。すっごく素敵でした![]()
『マグロ』
作・演出:渡辺芳博
出演:小野川晶、高橋奈津季、渡辺芳博
若い女性の寿司職人(大将)と、娼婦である女性客の会話劇。
出演の女優さんは二人とも20代前半なのですが、脚本が20代後半の男性によるものなので、女性二人の見た目とそれぞれが語る「人間の尊厳」とに妙なアンバランス感があってとても面白かったです。てゆーか、マグロ(笑) 最初は生簀を泳いでいるマグロを表現しているのかなと思いきや、徐々にそれが人間であることが観客に伝わり、果ては晶ちゃん演じる大将の笑顔が非常に猟奇的に見えてきて戦慄。最初こそ、セックスを売る商売の女性として電話の向こうの相手によって名前やキャラクターを変える女性客マユミの方が一般的な価値観とはずれた感覚の持ち主として描かれているものの、大将の持つ「プライドに対する観念」と「人間の尊厳を守ることへの欠落」を徐々に描き出すことによって、最終的にはマユミを正義の側に見えるよう観客の意識を変化させます。この独特の脚本と演出は「匠の業」だなと思いました(笑)会話劇としての面白さが充分に活きた作品だし、何よりマグロのインパクトが強すぎて、カオスで面白かったです![]()
『THE MATTER』
作・演出:小沢道成
出演:大久保綾乃、小沢道成
いじめを受けて引きこもりになった男性が、復讐のために優等生だった女性を監禁するお話。
役者として稀有な才能を持つ小沢くんが、脚本・演出家としても驚くほど突出したセンスを持っていることに、心底感嘆しました。内容の考察、言葉の選び方、演技プラン等々何もかもが緻密かつ生命力を持っていて、芸術としての演劇の力と、エンターテイメントとしての表現方法を高いレベルで同時に追求しているところに、尋常ではない彼の才能を感じました。綾乃ちゃんの演技のマシーンレベルの確かさ(と書くと無機質に思えますが、技術という意味で。)と小沢くんの多岐に渡る表現力の豊かさ(背筋が震えるほどの狂気や、コミカルな演技の演じ分けに感動。)が相まって、小劇場でこんなに高いレベルのお芝居が観られたことに感動しきり。明らかに近い将来演劇界の頂点に立つ人達の素晴らしい作品を観せていただいたことに心から感謝です。これからも小沢くんの脚本・演出作品を観られる機会がありますようにと心から願っています。
・・・こんな感じです![]()
ちなみに今回、戯曲集『グローブ・ジャングル』を購入しました。
鴻上さんの「DVD、本ー。DVD、本ー。」という声が耳を離れません 笑
あ、虚構のDVDは全部購入済みですよ![]()
特に『監視カメラが忘れたアリア』はアホのように観ています。
公演も3回観ているのに、何回観ても素敵でキュンキュンします![]()
JACROW『北と東の狭間』観劇っ♪
JACROW『北と東の狭間』を新宿サンモールスタジオにて観劇して来ました![]()
中村暢明さんの演出は、昨年10月のジェットラグプロデュース『肌』に続き2回目ですが、別の方に寄る脚本と中村さんの演出の意図が今ひとつ分かりにくかったその作品に比べ、今回は中村さん自身の脚本・演出とあって、JACROWという劇団のハードボイルドな持ち味がストレートに伝わって来る素晴らしいお芝居を見せていただきました。
お話は、中国人ホステスのクラブで起こる愛憎劇。クスリや偽装結婚といった社会問題を題材にして、いくつものひどい恋愛から濾過されるように浮き出す純愛が、非常に激しく、非常に美しく描かれていました。
全体的に「大人の危険な香り」に充満した空気は、脚・演出も男性の役者さんも年齢層が高く人間的に熟した方達の作品だということを如実に表しています。
その空気感の中で匂い立つような艶気を振りまきながらその存在感を示すのは、中国語や片言の演技も素晴らしい3人の中国人ホステス役の女優さん達。特に、チカを演じた清水那保さんが切なすぎるほどの小悪魔的魅力を放っていて、女の私から見てもこんな女性に惚れ込んだらきっと片想いの末に衰弱死してしまうだろうなと思わせられるほど。クスリを決めて頭を振って踊っている姿や、乱暴に叩きつけられる姿。「ここをこうすると濡れるんだよ」とキスをされて潤ませる目。 そして、叫びをあげながら舞台を駆け回り、何度も何度も口付けをしながら夫と共に炎に包まれる最期。そのラストシーンがこの上なく美しくて、至福の内に滅びる悦びに、悲しさを超えた嬉しさの涙を流してしまいました。
この炎に包まれてのラストシーンには、今回長澤役を演じていた菅野貴夫さんが出演した、一昨年12月のアロッタファジャイナ公演『今日も、ふつう。』のやはり炎に包まれてのラストシーンを彷彿とさせられました。そちらは菅野さんが心中する男性役で、その情熱的なキスシーンはやはり切なく感動的で号泣し、以来、菅野さんの出演作を続けて拝見させていただいてます。今回の長澤役は、男の浅はかさを体現したようなひどい役でしたが(笑)レイとのキスシーンには、やはりドキドキさせられました
ホームの時間堂ではなかなか見られませんが、菅野さんの演技はこういう色気のある役の方が私は好きですね![]()
ちなみに、『外伝~それぞれの事情~』という演目が同時上演されていたのでそちらも拝見。役者さん達がそれぞれ考えた話もあるそうですが、コミカルなサイドストーリーもあれば、シリアスな後日談もあり。私が好きだったのは、男性陣のコミカルな部分の描写でした
刺されたヤクザが母親に電話しているお話も面白かったですが、何よりツボだったのは、ボーイの野村が、ホステスへの思いを中島みゆきの「空と君の間」に乗せて熱唱している姿(笑) まさか最後まで歌うのかと思ったら、本当に歌いきったよwwwと爆笑。この外伝のタイトルも『空と君の狭間』って、センスありすぎでしょ(笑) この人が後に人を刺して放火しちゃうのだから、怖いものです・・・。
こんな感じで。とってもとってもエキサイティングで楽しめた舞台でした。こういう「大人の物語」もこれから沢山観たいなと思います。セットもうらぶれた中国酒場の情緒たっぷりで素敵でした![]()


