あらすじ部分が長くなってきてしまったので、別記事に格納することにしました。ついでにタイトルを随時変更していきます。コオのバトルのDay表示をあたまにつけることにしました。
これまでの話、Battle Day0-Day86 のあらすじは、以下のリンクをご覧ください、
******************************************************************
立石さんは、父は退院後、老人保健施設に2週間ほど短期入所してから自宅に戻ったのだ、とコオに言った。
「え・・・?私知らなかったです。もう病院から直接自宅に戻ったものだとばかり。」
「お姉さまにお知らせしなくていいのですか、と伺ったのですが、自分でやるから大丈夫です、とおっしゃって。」
莉子は電話はしてこなかった。しまった。FAXチェックしてない。忙しくて・・・職場に泊まったりもしてたし、でも遼吾や子供たちも何も言ってなかった。
「電話はもらってなかったです・・・でも、FAXは、トラブルがあったのかもしれません、あとでチェックしてみます。」
「それでお父様なのですが・・・」
立石は、父は1週間前に自宅に戻ったが、尿道カテーテルが取れていないので、入浴の介護サービスが必要なのだといった。しかし、未だに父は帰宅後一度も風呂にも入れていない、つまり入浴サービスを受けることができていないのだという。
「?どういう・・・ことでしょう?介護認定、降りてるんですよね?」
「ええ、要介護2です。ただ・・・妹さんが、ケアプログラムを決定できないんです。どのサービスを使うのか、こちらでご提案するんですけど、ちょっと待ってください、っていうばかりで。それに、主治医も、未だに決まってないんです。尿道カテーテルは、定期で交換しなければなりませんから、決めなくてはいけないんですけど。なんだか最初にご入院されたJ医大病院がいい、っておっしゃって。」
「いや、それは無理でしょう。大学病院なんだし、そういうのは・・・多分近所のクリニックとかになるはずですよね。」
「そうなんです。ともかく・・・主治医は自宅に戻った段階で決まってなくてはいけないんですが・・・・お父様、カテーテルのほかに高血圧もありましたよね?」
「父は・・・血圧関係では確かずっと長いこと、近所の恵クリニックに行っていたはずですが・・・」
コオは言いよどんだ。
「そういえば・・・父が、言ってました。詳しいことはわからないんですけど・・・父が倒れる前に、父の付き添いで恵クリニックに行ったとき、なんか厳しいことをそこの医者にいわれてたって。病気の事じゃなくて、ただの注意みたいなことだったみたいですけど。それから、極端に恵クリニックに行くの嫌がるようになって…薬をもらわなくちゃいけないのに行けなくて、とかなんとか。そんな話でした。結果どうなったのかは知らないですけど。」