あらすじが長くなってきてしまうので、このあらすじ部分はリンク先として独立させることにしました。
コオの父が脳出血を起こして、自宅に戻るまでのDay86までのあらすじです。
**Day0からDay86までのあらすじ***
父が脳出血で深夜から明け方にかけ、救急搬送された, と妹・莉子からコオは連絡を受ける。
ERに搬送された父は意識がなく、コオは父の死を覚悟し、それまで確執のあった実家の父や母、妹への想いはしばらく封印することを決心する。
父は意識を取り戻し、順調に回復、大学病院から脳血管外科の専門病院に転院する。コオは、話をすることこそ、脳機能の回復につながると信じ、10年以上実家と連絡を絶っていた父と毎日のように面会をし、つかの間の穏やかな時間を送る。
父の回復は順調であったが、父と同居しているのは妹・莉子であり、父に関する意思決定をするキーパーソンになる。しかし、莉子はあらゆる場面で動かず、遅々として手続きは進まず、コオはいら立ちを募らせる。FAXや電話でコンタクトしても、全く意思疎通ができないことに加え、父の入院時の常識外れな義兄への依頼の仕方、仕事を辞めた時の奇妙な経緯、被害妄想のような発言、などから、コオは莉子が鬱病かノイローゼではないかと疑う。莉子は父の退院がせまったころ、父を短期で老人保健施設に入れたいという考えをコオに連絡を取るが、まだ、その時ではない、とコオは反対する。
コオの息子、健弥と遼太がそれぞれ高校と大学に入学し、仕事と子供たちの卒業・入学、加えて父の手続き関係で忙殺される中、父が退院。コオは、様子を父のケアマネージャーである立石にきくため連絡を取るが、実は父は退院後の2週間、自宅ではなく老人保健施設・北寿に入所していたことを知る。