これは、某サイトの知恵袋の質問のコーナーにあった40代の女性の、テニスを始めて少したった方のモノです。



この質問をされた方は、私のブログに全く関わっていないと判断してここで取り上げようと思いましたが、



私はこの人を批判しているのではなく、実際に私の生徒さんにもいくこう言う思考の方が多く、そこで今回のテーマとさせて頂きました。



この方、テニスを始めた4ヶ月で初級から初中級に上がったそうですが、平日の昼のクラスのために年配の方が多く、



皆さほど向上心がなく、単に楽しむためにダブルスをしていて、



真剣にテニスをしてきれいなフォームを習得したい自分とは合わなく、ストレスを感じるとの事でした。



プライベートレッスンで、月に数回レッスンをテニスコーチに受けるほど熱心なのですが、自分に合うテニススクールのクラスが見つからない。



トーナメントクラスもみたけれど、女子連クラスの人が、羽子板サーブ、羽子板ボレーばかりでポイントを取っていて、強いのは分かるがフォームが全然綺麗でない。



私はプロネーシヨンを効かせたキレイなフォームでサーブが打ちたい。



きれいなフオームを習得して、強くなりなたいとのこと。



テニスオフに参加した際に、とてもきれいなフオームでつよい方がいらして、その方と個人的に練習したく、連絡先を聞いても問題ないか。



大雑把に言うとこんな感じです。



私は30年近くテニスコーチをしてきましたが、初級から上がったばかりの方に、非常に多い思考と言えます。



上手い=強い、



フォームをきれいにする=強くなる、



私はこのブログで何度もか来てきましたが、上手いことと強いことは別問題なのですが、最初のうちは上手くなると強くなると思っている人が多いのは事実です。



向上心が高い方が、単に楽しむためにテニスをしている人と一緒にテニスをするのはストレスを感じるのは良く分かりますが、



そのケースは、クラスでのダブルスで誰も相手にならないくらい飛び抜けている、



日頃から試合に出ていて、自分の欠点を克服したいと思っているなら、そのクラスにいる意味はないと言えるのですが、



テニスを始めて4ヶ月で、そうなっているとは到底思えません。



テニスオフであった上手くて強い人に、連絡先を聞いて自分とテニスしてもらえるか。



それは失礼になるのか?、



これは、相手に選ばれればラッキーですが、拒否される可能性が高い。



もちろん聞くのは自由ですが。



プロネーシヨンを、効かせたキレイなフォームでサーブが打ちたい。



もちろんOKですが、逆を言うとこの思考が強い方は、実際のテニスでのゲーム経験が少ない方、と言えます。



私も過去にブログで「サーブを教えるのは難しい」と言うテーマで何回も書きましたが、テニスは相手とポイントを取り合うスポーツです。



キレイなフォームでも、相手のコートにボールが入らないと勝負にならない。



テニスコーチになったばかりの頃に、同じことを生徒さん要求されて、プロネーションから教えましたが、



「コーチに教わったらサーブが入らなくなった」と何度言われたか分かりません。



その後、女子連の試合や市民大会の女子の試合を見ることで、羽子板サーブでも有効であれば強いことが分かり、ムリに教えなくなりました。



そう、何度も私が言う、



「自分に取って有効であることを優先する」



テニスはフオームの、キレイ差を競うのではなく、相手とポイントを取り合うスポーツなのです。



私の答えは、



「強さを求めた結果がその人のフォーム」



それが羽子板サーブでも、ボレーでも構わない。



それでいいの!、(*_*)



と言われる方もいるかもしれませんが良いのです。



なぜならテニスは勝った方が嬉しいから。

( ≧∀≦)ノ



と言うことで、たまたまですが前回に続き私のレッスン方針のブログになってしまいました。



上手いと強いは分けて教えます。