私もフリーのテニスコーチになって、ガット張りのショップの経営と共にフリーのレッスンも増えてきました。



そこで、私のレッスンの方針をあらためてお伝えしたいと思い、今回のテーマとさせて頂きました。



フォームに正しい間違いはない、有効かどうかを優先してくれ。



これは私のブログを通じてかなり以前から言ってきたことなのですが、レッスンをしていると生徒さん自身が、



こうでないといけない、プロがこうだから自分もこうしたい、と囚われている方を良く見ます。



テニスは自由に出来る部分と、物理的にそうでないと向こう側にボールが返せない、スキルに分かれますが、



ボレー以外は自由にできる部分が多い。



よく、オープンスキルと言われますが、私はそれを優先してレッスンをしています。



つまり、ラリーがフォアハンドバックハンドともエラーなく繋げられるなら恐らく何も言いません。



ピンと来ない方も生徒さんの中にはいらっしゃいますが、試合に一度でも出たことのある方にはわかるようです。



「次に当たる相手の試合を見て、これはラッキー、勝てそうだ、と思っても実際試合をしたら強かった、何てことは良くあるでしょう」



「テニス仲間でも、普段のテニスをみると強そうに見えなくても強い方はいるでしょう」



「そう言う方は、自分にとってこうしたやりやすい、このグリップが自分に合っていると発見した人です」



「もしその方のフォームをテニススクールなどで矯正したら、逆に弱くなった、なんてことは良くあるのです」


これらは、私がレッスンで良く言うセリフです。



ナダルのフォアハンドなどは、グリップからしてテニススクールではまず教えないのですが、早くに自分のフォームを見つけ、若い頃から世界の頂点に立ちました。


極論言うと、ジュニアの時期に自分の打ち方を見つけた人は、世界に行けるかもせれません。


そんな人は一部だと思いますが、近所の草トーで何回か勝てるくらいなら誰でも可能だと思っています。



この人も、独特なフォームでNo.1になりましたが、コーチの言うことは聞かなかったそうです。


大にして言えるのは、偉大なレジェンドの中にはコーチの言うことを聞かなかった人が多い。


なので、テニスとして完成している人には私は何も言わず、戦略や戦術のレッスンになると思ってください。


今は店に慣れるため、レッスンの量は抑え気味ですが、もう少ししたらレッスンの時間を多く取りたいと思います。



この緑溢れる都営コートで、レッスンしています。
お会い出来ると嬉しいです。