レブルを缶スプレーで塗装! 解説編 | UKKIY'S HOME

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バイクカスタムとヘルニア手術後から始めたランニング記録ブログです

愛車:SUZUKI SV650


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OTAYさん号を塗装してから、色々な方面からレブルの塗装について質問を受けました。

"簡単に出来るならやってみたい"

えっと、先に言いますと簡単ではありません。
お金もそれなりにかかります。

今回、缶スプレーによる塗装なので、塗装に必要な物を揃えるのは簡単です。

しかし、塗るに至ってはガン塗装の方がむしろ楽です。ガンだと濃さを調整して塗れますが、スプレーはかなり濃いのでタレないように塗るのは慣れが必要です。




それを踏まえて、頑張って自分でやってみたい!チャレンジしたいという方の為に今回の記事を書く事にしました。

【塗装を行う必須条件】

・塗装ブースが確保出来る事(ガレージ等)

理想は屋根付きの車庫等、完全に密閉されていなくて三方に壁がある場所です。
屋外、特に地面が土の上などは土埃が立つので不可です。塗装の大敵は風とホコリです。

・塗るパーツを取り外せる事

タンク、リアフェンダー、塗るパーツは必ずフレームから外して単体で塗ります。

養生して塗るのは、隙間から塗料が入りバイクを壊すリスクがあるのでおすすめしません。
脱脂も中途半端になる上、塗り残しも必ず出ます。時間的にもパーツを外した方が早いです。



【塗装に必要な物】

・塗りたい色のスプレー 
・ウレタンクリアスプレー 
・プライマー (プラサフ)

・台所用洗剤
・プラスチックスクレイパー
・ペイント薄め液(ラッカーシンナー)
・マスキングテープ
・新聞紙
・ダンボール箱 3箱ぐらい
・ガムテープ
・ブルーシート大
・マスク
・使い捨てゴム手袋

【磨きに必要な物】

・耐水ペーパー #1000 #1500 #2000
・液体コンパウンド 荒目 細目 鏡面
・磨き用スポンジ
・ウエス、タオル


この通り、缶スプレーで塗ると行っても下処理等に使うものも沢山必要ですので、安上がりと言う訳でもありません。

缶スプレー3本ぐらいなら、5000円もかからんやん♪とホントに缶スプレーだけ買って塗れば、5000円なりの仕上がりになるでしょう(-人-)ナムナム…

置いといて、

【バイク塗装の基本】

バイク塗装の基本は最後に塗る塗料種別はウレタンである事です。

アクリルスプレー塗りっぱなしだと、ガソリンがかかると溶けてしまいます。

マット仕上げにするなら、マットカラーのウレタンスプレーを使えば、それ1本で仕上がります。私のレブルがそのパターンです。

ツヤありピカピカにする場合は、好きな色を塗ったあと、上からウレタンクリアを吹きます。

ペイントに使う塗料は、デイトナのMCペインターをお勧めします。バイク塗装専門店塗料なので間違い無いです。色も豊富にあります。




※今回塗った色ではありません。

もしくは、イサムのエアーウレタン。





こちらは全て2液性のウレタン塗料になるので、上にクリアを吹かなくても十分綺麗に仕上がります。磨く事も出来ます。

今回OTAYさん号に使ったのもこのスプレーです。

そこから更にピカピカにする為にウレタンクリアを上から吹いてます。



プロに言わせるとそんな贅沢なのイラン!って事なのですが、塗装面そのまま磨くのは素人的には精神衛生上よろしくないのと、やはり仕上がりが1段階綺麗になるので、ウレタン+ウレタンクリアを吹くことにしています。



【ざっとした塗装工程】

塗装工程についてザクッと説明します。

・塗装ブース清掃水洗い
・ブルーシート、新聞紙敷き詰め
・ダンボールで塗装台作成



清掃は徹底的にやりましょう、ホコリは大敵です!大事な事なので二度言いました。

・パーツ外し、ステッカー剥がし



塗るパーツを外し、ステッカーをドライヤーで温めてからプラスチックスクレイパーで丁寧に剥がします。この方法で剥がすと綺麗に剥がれてノリも残りません。

そして、台所用品洗剤で綺麗に洗います。

この後、タンクはフューエルキャップを外し、新聞紙でフタをしてマスキングテープで巻いてスプレーがタンクに入らないようにします。

シルバーのレブルの場合はこの後薄め液で拭きあげ脱脂をして塗りに入ります。




それ以外の本体色の場合は、プライマーを塗装して下地を作ります。

【本塗装の注意点】

・塗装前に缶スプレーを温めておく
・10cm~15cm離れた場所から常に腕を左右に振って、薄く薄く塗る。
・スプレーのノズルは押しっぱなしにせず、手の振りに合わせてシュッシュッシュッとリズミカルに押しては離すを繰り返す。
・塗っては乾燥を繰り返し、4回目の塗りで仕上げる。
・フェンダーやサイドカバーは裏から先に塗る


・必ず塗装台を作り、地面直おきで塗らない

特にタンクは裏返せないので下方向から覗きつつ塗りムラや塗り残しの無いよう気を付ける。

・30分程ほど乾燥させたら、ウレタンクリアを吹いて仕上げる。



30分乾燥させたら、陽の当たる場所に移動させ更に1時間乾燥させて塗装完了。

パーツを組み付けてニマニマしましょう♪

朝からぶっ続けでやって、ここまで5時間ぐらいかかるかなー

磨きは、塗装が完全に硬化する3日後からになります。

それはまた別記事で( *・ω・)ノ