〜境 界 線〜《2024年個展裏テーマ》 | 良い コトノハ じまりになりますように♪ midori,a~秋田緑~

良い コトノハ じまりになりますように♪ midori,a~秋田緑~

上がって落ちてまた上がる。でもよく見たら マルになってる♪

今回の個展テーマ「release」には


解放、赦し、拘束からの自由…という意味

に加え、発表とか発売という意味もある。


私の中で2024年は年始から

あらゆる感情が動いていて、その中でも

私が私を解き放っている出来事】が

増えてきた。


まず、人と一緒にいる時

一方的に楽しませようとするのをやめたり

自分が黙っている時間を増やしたり

本音以外のことを話すのをやめたり

相手の喜びそうな言葉を選ばなかったり

空気を読むのをやめたり…とにかく

いろいろ「やめる」選択をした。


これまで無理してやっていた訳じゃないし

それが嫌だったという訳でもないけど

あえてそれをしなくてもいい環境に身を

置くことの大切さを知ったからだろうと

自覚している。


心が不協和音を奏でていることを

スルーしない選択をした。


ちょっとでも「なんか…いやだな」と

思うことをやめる事にした。


やめないまま進んだ後の、欲しくない結果

を得ても意味がないと分かったし

本音じゃない関係性の中に身を置いても

長続きしないことも分かったから

今は積極的に「やめる」を選択している。


そうして私は私を解放しようと決めた。


そして私は、これまで縛り付けてきた

自分自身へのなんとなく固まっている

イメージを、もう自由にしてあげたいと

思った。


もちろん、その事で大切な人達が離れたり

ご縁が途絶えることも想定してのこと。

そこも通るべき道だと思っている。


なかなか厳しい流れになるかもしれない。

絶対に失いたくない存在にも淘汰されて

しまう可能性もあるし

なんとか維持してきた糸が切れる未来も

無いとは言えない。

でももうそれすら享受して、

それでも私はreleaseしていく時期に

来たんだなと覚悟している。


その思いを発表する場として、今回の個展

の作品があるのかもしれない。





サブテーマを「喜びの祈り」

したのは、なぜか字面がずっと浮かんで

いたからなのだけど、決めた後にその理由

が明確になる出来事があった。

それに関してはまだお伝えできないのだが

この後、どこかのタイミングで発表できる

のはワクワクしている。




そして、毎回一番大切なのが、実は

裏テーマ」にある。

2023年個展の裏テーマは

「コンフォートゾーンを抜ける」だった。


これは想像以上に私の人生に大きな影響を

与える結果となり、それまでのぬるま湯の

ような空気感を破壊して、一度大きな

揺さぶりが起きた。


でもこれが本当に良かった。


破壊したことで再生が早かったし

「コンフォートゾーンを抜ける」と

テーマを決めていたことで、なぜ今この

状況になったか私自身が素早く気付く事が

でき、リカバリーも本当に早かった。


裏テーマはいつもふんわり降りてくるけど

毎回その精度に自分でも驚く。


そして今回2024年個展の裏テーマは

「境界線」にした。


バウンダリー。

自分と他者との境界線。

空間と空間の境界線。

過去と未来、現在の境界線。


私は共感能力が長けているせいで

他者の気持ちを汲みすぎて自分の望みを

後回しにしてしまうことがある。

かといって見ないふりはできない。


だからこそ境界線を引いて

自分の問題と

他者の問題をしっかり分けて

捉えて行きたいと強く思う。


誰かが傷付くのを見たくないのは

それを見ることで自分が傷付くからで

他者にとってその事が本当の意味での

ステップアップだと信頼するなら傷付く

ことも重要だと理解した上で

自分と切り離すことが大切だと

分かってはいる。

なかなか出来なかっただけで。



今回、例年より個展会場が広いこともあり

仲間のみんなにも助けてもらう形になる。


だからこそあえて境界線を引こうと思う。


自分と他者に線を引き

空間とエネルギーに線を引き

トラウマと憧れに線を引き


ハッキリと濃く引いた線を眺めながら

私は自分の中で整い始める調和を

信じている。


境界線を意識するからこそ

得られる調和というエネルギー。






コンフォートゾーンを抜けた時

私は同時に「期待」を手放した。


ぬるま湯に居続けた理由は

何かに夢を見ていたんだと思う。

とても居心地が良くて、夢から醒めたく

なかったけれど。


コンフォートゾーンから出ると決めた時

それらからしっかりと目覚める覚悟をした。

夢から醒める覚悟。


でもそれは同時に

ゆるやかな絶望への道からそれる事が

出来た瞬間でもあった。


とてつもなく大きな魂の喜びを得た瞬間。


潔さは私の長所だと思う。

魂の決断には絶対に背かない。

魂の叫びを聞き漏らさない。

魂の要望には必ず応える。


その決意と覚悟は守れる自分でいたい。


個展のテーマを決めるのは

私の人生のテーマを決めることでもあり

私にとって個展は、私自身を立て直す

儀式でもある。

並々ならぬ覚悟と気概とお金とエネルギー

をかけてまでチャレンジする意味がある

私の聖なるwork。


どんなことになるのかも分からないのに

もう続々と県内外のお客様から飛行機や

ホテルを押さえたとご連絡を頂いている。


その思いに感謝しながら

お客様の顔を思い浮かべながら

幸せな記憶を辿りながら

私は

私の人生と対峙して筆を持ち

真っ直ぐな線を引く。


これまでの人生と

これからの人生に

境界線を、引いた。



- - - - - - - - - - - - - - - - - 🖊