昨日は、立て続けに「おかえり」という件名のメールを送りました。
大切な大切な弟たちが帰って来たから。
一人は東京から。
もう一人は、世界から。
二人の弟たちが旅立つ前、それぞれにとても大切な話をしたのを
昨日のことのように思い出します。
「期待じゃなく、希望を持っていっておいでね。
行く前と何も変わらなくても、達成感や充実感に変化がなくても
後悔がない人生になるなら、納得いくはずだよ。
気負わず力まず、魂が叫ぶ選択をした自分を褒めながら
その意味なんて考えず、味わい尽くして来てね!」
笑顔でバイバイって手を振って君を送り出したことを
今もはっきりと覚えてる。(^ー^)
出発する前夜に届いたメールには、
「旅立つ前に、なぜ緑さんと会いたかったか分かる気がする」と
書いていてくれた。
きっと君から“気負い”を取り去るためだと私も思った。
その時はそんなことちっとも思いつかずお喋りしたけど
少し緊張した顔を見て「旅立つことの意味なんて後からついてくる」
って、自然に思えてしまったから、どうしても君に伝えたかったの
かも知れないな。
大きな決意をした後でさえ、人はいつでも不安になる。
自分が決めたことの意味を探そうとしたり、正しいかどうか答えを
知りたがったり。。。
でも、そんなことは今分かるはずがないし、
正解かどうかなんて帰って来た後ですら、分からないかも知れない。
意味を考えたり、正解を見いだそうとするより、
今から君が“楽しかった!やりきった!満足した!”と思える日々を
創り上げて行くことの方が、私には大切だと思ったんだ。
大切な君がいつものように笑ってること・・・それが私にとっての
喜びだから。(^ー^)
そんなことを思い出しながら、「ただいま」のメールと近況報告に
君の成長が見てとれて、なんだかすごくうれしかった。
3冊目の絵本を読んでくれたってメールに書かれていたけど
「こうして生み出す度に緑さんはなにか浄化され
それが今の緑さんに繋がっているのだろうなと思います」
君らしい言葉、何度も読み返しました。
日々経験を重ねていろんな知識や思い出を増やしてゆくけど
私の中はどんどん削ぎ落とされ、ますますシンプルになってゆく
気がします。まさに浄化されているみたい。
君を送り出す時は、まだ絵本も出版されていなくて、まだ少し不安で
「今度会う時、お互いすごく変わっているだろうね」なんて言い合ったけど
月日はこうして流れ続ける。
君はいろんな人と出逢い、いろんな場所と心を通わせ、少し大きく
逞しくなっていて、私はそれを変わらずここでずっと待ってた。
君もきっと、たくさんの学びがあったことでしょう。
経験して帰ったこと、またいっぱい聞かせて欲しい。
ひとまず、お疲れさまでした。
よく、がんばったね。。。
おかえり。
美味しいコーヒーを煎れるから
君が感じたこと、いっぱい聞かせてね。