TOPGUN MARVERICを観てきました | greensonicの迷子猫探し・保護までのブログ  脱走防止柵の作り方 保護活動など

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猫を迷子にして、97日目に無事保護するまでの実体験やノウハウ。その他、脱走防止柵作りや保護活動、猫のこと。ときどき安全保障。

たくさんの嘘を含めて面白かったです

たまには猫以外の記事で失礼します。

実際にF/A-18やF-14を見て来たからこそ分かります。近年の映画はCGが多く、つまらないと感じています。

面白いと思ったのは、シン・ゴジラ、007シリーズ、そしてトップガンMARVERICも面白かった。

宣伝のCFではF-14が写ったので、前作の過去の思い出かと思いきや、ビックリの展開。まぁ、映画という作りものですから、そこは楽しみに…。

飛行場面に関する表現の監修は元空将(航空自衛隊のトップ)というのも知っていました。そして、数年前に知った大問題。おそらく多くの人は知らないでしょう。マーヴェリックの来ている革ジャン。その背中に米国の同盟国・友好国のパッチ(ワッペン)が貼ってあるのですが、そのうち日本と台湾の国旗が外されているびっくりと参議院議員の青山繁晴氏の発信で知りました。

青山氏は体験搭乗ではなく、本チャンの戦技訓練に搭乗(もちろん後部座席)。F-2で8.0G、F-15では8.2G滝汗に耐えた、少なくとも日本で唯一の自衛隊部外者です。

なぜ、前作ではあった日本と台湾のワッペンが無くなったかというと、ハリウッドはパンダに浸食されていて、まっ赤赤。それで、パンダ系企業が制作のスポンサーとなっていた。それで製作側に革ジャンから日本と台湾のワッペンを外すことを要求して実際に外しての撮影となったと聞きました。

そうしたら、元内閣官房参与の高橋洋一氏の動画を見て、「良かった~」と俄然見たくなったのです。ダウン

それを確認出来るのは映画が始まって早々の瞬間しかありません。私は見逃がしちゃったビックリマーク

前作TOPGUNで女性にも人気が出たF-14 トムキャット。私はYF-14の頃から知っています。Yが付くのは試作機の意味で採用に向けてのテスト飛行をしていました。グラマン社らしいデザイン、可変翼もありとにかくカッコ良かったビックリマーク家内も気に入ってデザイン会社の面接にF-14の細密な画を持って行った程。

ちなみに海上自衛隊で対潜哨戒機P-2Jに搭乗していた人は「あんなウソばっかりの映画、何が面白いのはてなマークと言っていました。その頃は実際に飛行機(特に軍用機)がどのような流れでフライトするのかよく分かっていませんでしたが、実際に飛行場に行って燃料を入れる前の給油の部署、タワー(管制塔)やセクターとの無線の交信を聞いていると、おっしゃる通りです、という感じです。

ちなみに、無線を聞いても内容を他人に伝えなければ合法です。

米海軍のジェット燃料はGP-5という通常のジェット機用のGP-4より爆発力が強い物、だからGP-5という燃料輸送車が走っていればそれはジェットエンジンの艦載機用なわけ。燃料は飛ぶために申請したガロン数を入れるので、トラブルがない限り確実にフライトはあります。ちなみに、ジェットエンジン用の燃料はケロシン。ほぼ白灯油と同じ成分です。

今回の映画もそこ辺りはアップかなり省略されていて、ガッカリなのですが、一般の方はそんなのは知る由もないので仕方ない。ヘルメットのクリアーシールド 酸素マスクを外しての会話どれもあり得ません。ミサイルを避けるフレアにミサイルが当たって爆発するはてなマーク?その他ツッコミどころはたくさんあるのですが、そこには目をつむります。

2003年9月24日 私は在日米軍のF-14Aの最後の部隊であるVF-154 BLACK KNIGHTの帰国を見守りました。9月としては異様に寒かった。

そしてもう、二度とF-14を見られないのだと、とても寂しくなりました。

F-14が老朽化が進み、フライトしようとしているのに、エンジン不調でキャンセルするのも何度か見ました。

F-14Aのエンジンの型式はTF30で、エンジンがかかると特徴的なカン高い「ピーー」という音が混じります。すぐに「14のエンジンがかかったな」と分かるのですが、遠方からやってきたマニアの方が「TF30のエンジンを聴きに来た」と言っていました。その熱意は凄いです。

エビエーター(パイロット)からは、F-14Aの事を「あんな古くてボロイいのが好きなのはてなマークと何人ものマニアが聞かれたそうです。F-14は元々は空母を中心とする打撃軍の艦隊防衛のために開発された戦闘機です。そういう任務があって、「航空部隊の中でも、一目置かれている」と聞いた事があります。

それがBKRダウンという言葉で、Black Knight Rulesつまり、ルールはブラック ナイトが決めるという、ちょっと高飛車な頭文字を取ったもの。

一般には知られていませんが、当時イランと関係が良好だった米国がF-14を多数売却しています。それは覚えて置いてくださいね。口笛

元々はフェニックス ミサイル装備のための両エンジンの間隔を活かし、他の爆弾も積めるよう改修して、通称ボム キャット(BMOMB CAT)化した事で延命し、イラク戦争にも行って帰国のフライインした際には、他の機体も含めて精密誘導爆弾のスコア マークが描かれていて、解ってはいますが「本当に戦争に行って来たのだな」と何とも言えない感覚でした。

厚木基地の航空祭 WINGSでのデモフライトは伝説に残るフライトがいくつもありました。写真ダウンはそのデモフライトを終え、VF-154のブースに戻った直後、普通にポテトチップスを食べ始めた中佐に、買ったポスターに「サインして欲しいハートと頼んでお願い書いてもらったもの。確かWINGS 2000か2001だったと思います。中佐は周りにいたエビエーターに「お前も書いてやれ」という感じでペンを渡し、サインが増えました。グッ

ちなみにその中佐はその後帰国し、ペンタゴン在勤時に2001年の同時多発テ□の時にペンタゴン内にいてびっくり、その時のインタビュー記事を、雑誌「航空ファン」で読みました。

TOPGUNで出て来たF/A-18でのマーヴェリックの実写は、操縦出来ないから後席に乗っているのを撮影した訳です。もちろん訓練は受けてはいますが、空母からのカタパルト発艦は実写のようだし、発艦した以上は着艦しなければなりませんから、年齢も含めてその恐怖とGに耐えたのだからそこは評価します。

2000年頃はF/A-18Cでしたが、それでもデモフライトの爆音はF-14Aと共に凄まじく、あんな音圧・音量を聞いたのは他ではF1のデモ走行だけです。、まさに「ドッカーンピリピリ」でした。

そして、そのデモフライトの爆音の中なのに、疲れていたのでしょうね、お母さん3人がハンガー前のコンクリートで横になって爆睡していたびっくりのを見て、「人間って疲れるとどこでも寝られるもんだな」とこちらにもビックリしていましたww。

WINGSでVF-154がいた頃、VF-154のジュニアがいまして、ジャニーズジュニアみたいものかどうかは分かりませんが、本物の部隊と同じような黒いツナギにワッペンを付けていました。まだ中高生位でしょうか。おそらく本物に認められているのでしょうけれど、彼女も一緒について回っていてこれもビックリでした。

とにかく当時、F-14とVF-154は機体の大きさ、カッコ良さ、部隊の存在感において抜きん出た存在でした。そして、映画の終わりの方ですが、空母着艦のシーンで名称がVFA-154に変わった作業員のビブスを着た人が写ります。

懐かしいなぁと思いました。ご興味がある方なら見る価値はあると思います。もちろん、映画館で見て下さいね。