五葉松 管理方法 | グリーンスケープのブログ

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2005年に中目黒でスタートした
植物を中心としたインテリアショップ
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管理場所

十分な日照は短く締った葉を作るために欠かせない条件ですが、

他の松に比べると高山性の植物なので、

梅雨明け頃からは半日陰や日よけの下で管理したほうが安心です。

また、五葉松には風通しの良さも重要です。

樹の間隔を空けて、風通しよくしておきましょう。

 

水やり(灌水)

一般的に、春と秋は1日1回、夏は1日1~2回。

冬は2~3日に1回と言われますが、

大きさ、排・保水性によって回数を変える必要があります。

 

乾燥した場所に自生しているゴヨウマツは「空気で育てる」「夜露で育つ」と言われ、

松柏類の中でも特に水を控えめにする必要があります。

※控えめというのは、1回に与える水を少なくするという意味ではありません。

 

水やりするときは、鉢穴から水が流れ落ちるまでたっぷり与えます。

 

できるだけ乾かしてから水をやるようにしましょう!

水やり直後の鉢の重さと、乾いた状態でどのくらい軽くなるかを覚えておくのもいいと思います。

ゴヨウマツを枯らす1番の原因は水のやり過ぎで、まだ土が湿っている状態で水をかけるとみるみる

根が弱り、葉色も悪くなって気付いたときには回復が難しくなってしまいます。

 

 

肥料

 

春に肥料を置きすぎると枝葉の徒長や樹勢の乱れの原因になるので、控えめにします。

芽出し前後の4月中旬頃〜5月頃

 

秋肥が重要

8月下旬後頃から11月頃までしっかり肥料を効かせてください。

秋の肥大や耐寒性向上、翌年の芽出しに繋げるためにも充分に養分を蓄えさせる必要があります。

 

 

液肥の場合(ハイポネックス等)原液を水で希釈し、1週間から10日に1回のペースで与えます。

置肥の場合(バイオゴールドオリジナル等)持続効果の目安は、約2ヵ月。

 

 

 

 

 

 

芽摘み

 

(4月中旬〜5月初旬)

五葉松には伸びる力の強いロウソク芽と

あまり伸びないコンペイトウ芽の2種類があります。

 

4月以降になって新芽が伸びてきたら、伸びの強いロウソク芽を元から摘み、

後から伸びるコンペイトウ芽も残したい長さで芽摘みをして

全体の枝のバランスを取ります。

強い芽ほど深めに摘むのが基本で、弱い芽や枝を長く伸ばしたい場合は

長めに残すかそのままにしておいてください。

 

   

※鋏で切ると枯れ込むことがありますので、手で摘みます

※新芽が伸びない場合は、日照不足が考えられます

 

 

 

 

古葉取り(9月~11月)

 

夏を過ぎた頃から古葉(昨年葉や一昨年葉)がところどころ赤茶けて自然に落ちてきます。

何もしなくても自然に葉は落ちるものですが、風通しや日当たりをよくする効果が期待できます。

古葉取りのやり方は、前年枝あるいは前々年枝についた古葉を元部分からハサミで切り取ります。

 

 

<松の葉> 内側から順に

 

1)今年新しく伸びた葉  

2)去年伸びた葉  

3)一昨年伸びた葉

 

1年葉)今年新しく出た葉 = 大切にそのまま残します。

2年葉)去年出た葉 = 房のバランスや葉の状態で一部、元部分からハサミで切り取ります。

3年葉)一昨年出た葉 = 秋になると葉が枯れて、茶色くなり落葉します。


 

 

病害虫

 

時々アブラムシや葉ダニなどが付くことがあります。

殺虫殺菌剤(ベニカXファインスプレー等)を散布して除去しましょう

発生しやすい時期(5月から夏場にかけて・9月~10月頃)に入る前に散布することもお勧めです。