皆様、こんばんは^^
今回は
関東のごく一部でしか設置が無かったとされる希少な一発台を紹介致します。
マルホン アラジン
この見たことも打ったこともない機種を解説しようというのは、とても無理があります(爆)
ですが、ご指名ですので・・・(笑)
・センター役物
ここまで拡大しないと分からないのですが、カイザーチューリップの10回開きです。。。
構造が一発台の専用役物としての機能を備えていますから、この時代では完全にアウトな案件なのですが・・・
マルホンだけは、平和のお墨付きを貰ってますので、何でも有りですwww
設置が限定的なものに留まったのも、大人の忖度というものでしょう。。。
早くも、書くことが無くなりつつあります(汗)
何せ、見たことすら無い台ですからwww
・ゲージ解説
基本的な部分だけで言えば、俗に言う【横飛び込み】の釘構えですが
ゲージの調整方法がオーソドックスな捻り・ダルマ釘などではなく、誘導釘、命釘共にカチ上げの一風変わったものとなっています。
誘導釘を上げる効果として
玉の勢いを殺す、命釘の根元付近に玉を誘導する、の2点が挙げられます。
これ自体は横飛び込みの一発台としては、それほど珍しいものとは思いません。
命釘の共上げですが
釘というものは、どのように角度を付けても根元の部分は常に締まります。
玉が通過する部分は直径に相応する位置よりも先端側になるので、僅かでも開いていれば玉は通ります。
なのですが・・・
見た目よりも遥かに抜けにくいんですよね、この調整は。。。
入りやすい調整とは言うまでもなく、命釘の下側を外に出す、或いは下げる、です。
このような調整であれば
玉が抜けるか落ちるか、と言った瀬戸際のところで、玉が内側、或いは先端側に振れてくれるので、結果として抜けてくれるんです。
共上げの場合は玉が内・外どちらに向かうかは別としても、玉が根元側に振れてしまうという点が非常に厄介です。
このような調整を見掛けることは、他機種では【パラレル】でしか経験が有りません。
(ゼロタイガー等の天横潰しでも見掛けますが、使い途が違うので分類します)
要点をまとめますと
普通にいやらしいwwwと、まぁ、このような結論となりますね(爆)
・ゲージ評価
困ったなぁ。。。
自分の評価基準だと、褒めるところが肩鎧くらいしかwww
と、思ったら有った!
ヘソに向かう部分のバラ釘構え♪
基本的過ぎて注目されない部分ですが、これがまともに付いてる機種って、スパーク、ライオン、サンダーバード位じゃないかな~
これって、凄く評価できる部分でした(嬉)
酷評の対象となる部分としては電飾風車。
ゲージとしては、谷釘の間隔を広く取り、中間に誘導釘を打つビッグシューターとかマジカぺとか羽根モノ+電飾風車では広く用いられた手法を採用しています。
7/13 追記
パラレルよりも設置が早いということなので、電飾風車と誘導釘のセットになってる機種を調べたら、ラッキーブラボーが該当しました。
古い電飾風車ってバイキングやフラワーに付いてるやつが最古参だと思ってましたが、意外とバリエーション有るのかね?
横飛び込みのゲージ自体がミュータント(平和)で終焉してることを考えても、この組み合わせ自体が最初で最後みたいなものかなぁ、と想像します。
大一 トキオも電飾風車でした。。。
調整としては、誘導釘の内側に玉を呼び込み(権利獲得後の玉寄りを稼ぐ為)、かつ勢いを殺す調整が店にとってのベストだと思われます。
そんなに難しくはないですね。。。
個人的に好きではないけれど意味深なのは、袴を綺麗に履いてない部分。。。
袴の末広がりというのは漢数字の【八】から来ているので、本数は8で揃えるのが習わしなのですが・・・
寄りを稼ぐ為に、内側を9本というのは縁起でもないことなんですよ。
ですが、マルホンとかマルトとか
如何にも古い屋号でやってるメーカーって、実は正村から派生したメーカではなかったりします。
マルホンは一発台でも、天釘が3本だったり6本だったりしますからね♪
正式に教わった訳でもないのに、形だけ真似るのは、却って無作法ってことなんですよね、こういう外しは。。。
そこは、現代では失われつつある流儀、ってものなのかなって、個人的には捉えています。