ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』を観劇するにあたって人物像がわからない事があり
先日観劇のあとに近くの本屋に寄って原作本を買いました
色んな出版社、翻訳家によってロミオ&ジュリエットは和訳されているので迷う

児童書はさすがに子供向けに脚色されているだろうし
舞台化のために翻訳したという本もありました
どの本を選ぼうか迷いましたが、なるべくシェイクスピアの原作に近い本がいいなと思いました
選んだのはこの本


シェイクスピア全集2
『ロミオとジュリエット』
松岡和子 訳 ちくま文庫
このちくま文庫の本のラインナップに惹かれました
なかなかの面白そうな本が沢山あった

ロミオとジュリエットの原作って、
源氏物語みたいな長編かと思っていたら
わりと本も薄くて

一週間前に購入しましたがもう読みきりました

物語の展開も早かったので、最後は一気読み(笑)
感想
シェイクスピアの書く文章って、言葉遊びが多くて面白い

登場人物の中でもロミオは一番の頓知の効く言葉遊びが出来る人

すこぶる頭が良い礼儀正しい好青年

おまけに爽やかなイケメン

街のみんなからも好かれていて、
キャピュレット家の仮面舞踏会にロミオが潜り込んだのを知って
ティボルトがやっつけると息巻いたのを、
キャピュレット卿が「評判が良い青年だ。大人しくしているから なにも仕掛けるな。」と釘をさすほど

純粋で、思い込みの激しい一途な性格
そんなところにジュリエットは一目惚れしたのかな~

アフタートークなんかで古川くんが言ってた
「小池先生が拓郎は歴代の中でも一番のハマり役だと言ってる」
原作を読むとどちらかというと
古川雄大さんのロミオをイメージしてしまいます
ミュージカル版では大野くんのロミオはホントにナチュラルだなと思います

昨日の大野くん千秋楽カーテンコール…
晴香ちゃんが感極まって涙で濡らした頬を、スッて拭ってあげてる大野くん
めちゃナチュラルロミオだったな

ジュリエットは可憐で純粋で気の強い女の子

バルコニーの場面はジュリエットが主導権を握ってる印象でした

お互い一目惚れは確かなんだけど
ロミオが愛の告白をする際
不安がるジュリエットに月に誓おうと言っても、
誓うのはやめてと言ったり、
プロポーズするよう誘導してたり(笑)
ブンブンとロミオを振り回しています



厳格な父と強くて優しいティボルトと乳母に守られて育ったジュリエット

天性のお姫さま、お嬢さま気質なんでしょう

言葉を巧みに使っていつもは会話の主導権をサラッと握っているロミオも
ジュリエットには振り回されます

思い込みが激しく一直線なロミオは、そうやってどんどん好きになっていくんだろうな~
原作のマーキューシオも言葉遊びの好きな人物
今で言うラッパーみたいな感じ

ロミオと言葉の掛け合いをするのが堪らなく楽しいみたい
なのでロミオが恋煩いしていつもの調子じゃなくなると
「ちぇ、ちぇ!つまんねーの!」って声が聞こえてきそうです
マーキューシオが使う言葉は
卑猥な言葉が多くてあまりお利口には感じませんが

彼も実はヴェローナ大公の兄の子供

お坊ちゃんだけどモンタギュー家の跡取りロミオに憧れを感じていたり
ティボルトに劣等感を感じているのはそういう所なのかもしれません
自分より前を歩くロミオが大好きでいつも前を向いててほしいから
ロザラインに夢中になっているのを見るのは嫌なんだろうな
敵方の仮面舞踏会に誘うのも、いつものロミオに戻ってよ
という気持ちがうかがえます

それを思うと、ミュージカルの平間壮ちゃんマーキューシオは
ロミオが仮面舞踏会に行くと言ったあと、
とても嬉しそうにしてたのは
そう気持ちからなんだろうな~と思いました
ベンヴォーリオはずっと中立な人
ロミオがロザラインに夢中になって
恋に恋していた時も
目を醒ませと忠告します
マーキューシオとティボルトの決闘シーンでも、
ロミオが止めに入った時も、
すべての間に入って中立の立場にいます
…彼に関しては、未だに解らない気持ちがあります

乳母はとっても現実的
ジュリエットの事だけを一番に考えている人
先日、大人組のアフタートークで司会の石井大公が
「乳母はあんなにロミオとジュリエットに協力してたのに、急にパリスとの結婚を勧めるのなんで?」
って聞いていた(笑)
シルビア乳母は
「あそこはつらいけど

ロミオは追放されたし、
女性の将来を考えるとパリス伯爵との結婚が
良いと言い聞かせている
とにかくジュリエットの幸せだけを考えている」
と言ってました
そして「ロミオなんかぼろ雑巾」の台詞は
ホントにシェイクスピアが書いた台詞なんですね

確かに罪を犯したロミオはベショベショに泣いて、ぼろ雑巾のようでしたね

キャピュレット卿は娘の事を考えてパリス伯爵との結婚をすすめていると言いながらも

結局は娘の気持ちは考えられていない自己中心的なんですね
キャピュレット夫人は感情的な女
原作で追放になったロミオに追っ手をつけて毒殺すると息巻いてます
キャピュレット夫人役の春野寿美礼さんがとってもハマってたな~
歌声が好きです
いつも愛に飢えているとアフタートークで春野さんが言ってました
岡さんパパには、一番真っ黒と言われてましたが(笑)
あと、神父さまやティボルトの事も書きたいのですが…
そろそろ梅田ヴェローナに向かわなければいけないので
一旦書き終わります
思ったことをつらつらと書きなぐったので

見返すと読みにくい文章です

いつも自己満ブログを読んでくださる皆さま、ありがとうございます
また、思ったことを後で書きたいです



ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』大千秋楽





おめでとうございます

彼らが駆け抜けた世界を見届けにいきたいと思います

岡田 治己@okadaharuki1208
おめでとうございます👏#ロミジュリ https://t.co/QTXI3XixuA
2019年04月14日 10:23