唇の紅 指先でなぞる
色彩纏う艶やかなあなた
触れたい衝動 血管を伝い
身体全部を駆け抜けて行く

あなたへ伸ばすこの腕がもしも
千切れたとしても後悔はしない
あなたへ伸ばすこの腕はきっと
茨を抱いても耐え抜けるだろう


差し込む光 編んで浮かべた
あなたの影に楔を打ち込んで
壊したい焦燥 奥から湧いて
身体全部を追い立てて行く

あなたへ伸ばすこの腕に込めた
力と想いを誰が分かるだろう
あなたへ伸ばすこの腕はいつか
すべてを壊す気がしてならない











初めて題を付けました。
偶然出会った懐かしい君の声 今なら素直に聴ける
耳を塞がなきゃ自分を守れなかった あの日の私に別れ告げた


一緒に行ったね
名も無き小さな公園
ベンチ二つしか無かった

かたっぽに
腰をかけて
日が暮れてもずっと話してた

桜も向日葵もコスモスも
ここで二人で見てたのに
白い雪は私一人
ここで立ち尽くして眺めてるだけ

さよなら 告げた声が耳の奥 残って もう何も聴きたくなかった
必死に涙で追い出そうとしていたの あなたとの全ての時間


二人で選んだ
お揃いのぬいぐるみ
ふわふわで大好きだった

今もそれは
棚の上に
置いてあるよ あなたはどうしてる?

何度も捨てようって思ったよ
でも何故かこれは手放せなくて
ずっと私を見つめてくれた
優しい微笑みでずっとずっと

お互いまた 違う”お揃い”持つでしょう 大切にしてあげてね
いつか見せっこ 出来たらいいね 笑って 『良かったね』って言いたいね


もう一緒にあの景色を見ることはないでしょう だけど今なら
それでも幸せだったと言い切れる 泣いてた私とさようなら
闇雲に突き立てた刃は何を裂く?
その程度で開かれる道に何があるのか


腹の一番下に抱えたものは何?
誰にもわからない 計量器などありゃしない
見栄えが良いほどに 汚れを見たくなる
そうやって君すらもぶちこわしてやりたい

矛盾に牙を剥いた時
それ自体矛盾だと気づけるか

切先がどの位置にあるかを知らぬまま
振り回すことだけで力を誇示するな


茨が巻き付いた痛みに惹かれてる
その一方で柔らかな羽根にも焦がれている
一貫性の無いものに苛立ちを隠せない
でも他に表せぬ感覚がもどかしい

矛盾を認められた時
本当の心を知れるか

隙だらけの構えで何が切れるという?
学び取れ 一本になるために必要な事