六月大歌舞伎 | greenjadeのブログ

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生け花を中心に、discover Japan の日々。

歌舞伎座ラブ
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お目当てはもちろん第二部のこちら照れ
 
今回は
チケットとれなくて大変でした・・・
なにしろ
前売り開始数時間で
平日まですべて売り切れだったそうでガーン
 
そんな全部なんか
売れないでしょ
と甘く見てたのが間違いだったえーん
ショックでしたが
ある意味
ここまでお客様が戻っているというのは
嬉しいなあと思いました。
 
それから
キャンセルが出ることを祈って
毎日空席チェックあせる
 
たまに出ても
すぐに消えちゃうので
見つけたら
ボタン早押し合戦あせる
 
やっとのことで
1等席をゲットしました爆  笑
2階席でしたが・・・
とにかく見られて幸せドキドキ
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桜姫東文章、
今月は下の巻です。
 
このお芝居は
後半のほうが
いかにも南北らしくて
面白いところ。
ドロドロの南北ワールド炸裂です。
 
高貴な身分から
落ちるところまで落ちた人間が2人。
 
一人は僧・清玄。
高僧であった清玄は
桜姫への執着がすさまじく
死んで亡霊になってまで
なお桜姫につきまとうのが恐ろしいガーン
 
もうひとりはもちろん桜姫。
お姫様が
女郎にまで落ちるって
そんなのアリですか?
そして
お家騒動が解決したら
あっさり姫に戻っていくという
摩訶不思議な役どころ。
考えたら
権助ももとは侍だし
残月・長浦の夫婦も
僧侶とお局だったんですよね。
落ちた人ばかりだガーン
 
筋書に
玉三郎丈のコメントがありましたが
「(桜姫は)
様々なものを抱えた人たちの中にあって
ひとりだけ
逸脱しているのです」
 
ある意味
迷いがないというのか
淡々と
運命を受け入れて生きている。
 
自分をレイプした相手に惚れてしまうし、
剃髪しようとしていたのに
その相手と再会できたら
あっさり決意をひるがえすし
そこまで惚れ込んだ相手が
親兄弟の仇と分かったとたんに
なんの躊躇もなく
殺してしまう。
 
芯が強いのか
ただ流されているだけなのか
なんとも不思議な女性です。
 
 
ちょっと余韻を味わいたくて
寿月堂さんで
お抹茶をいただきました。
 
 
若葉の季節に
ふさわしい練り切り
屋上庭園の緑も
清々しいです。

 
またねーラブラブ