Green-High's Kitchen♪ -2ページ目

びしょ濡れの濡れ衣

これは今までで一番の濡れ衣を着せられた話です。


それは僕が中学三年生の昼休みに試着しました。


僕達は食後の談笑を楽しんでいると、教室の入り口から鬼の形相をした血色の無い女教師が僕めがけて突っ込んでくるではありませんか!


そして僕の目の前に立つとその青鬼は


「おぉい!分かってんだぞ!お前がやったてことは!!」


僕は一体何をへたこいたんだと思いながら、しかし余計な事を言って墓穴を掘りたくはありません。


とりあえず、とぼけます。


僕のあまりのとぼけっぷりに腹が立ったらしく、赤鬼に変身してしまいました。


返信しても無駄です。僕は何もやってないのですから、しかしまだ、僕が何をしでかしたのか聞いてません。


改めて僕が何をしたのか聞いてみると、


「お前!教師の窓から通行人めがけて消しゴムを投げていただろう!」


と閻魔様はおっしゃいました。


一体どうやって、教室の廊下側にいる僕が窓から何の罪も無い通行人に消しゴムを投げることが出来る


でしょうか。


僕はその容疑を否認し続けます。しかし全く信じようとしません。一体この方は何の根拠があってそこまで


自信を持って僕を犯人と決め付けているのか不思議でしょうがありませんでした。


けどそんな自信をもったところで僕はやっていないので、確信に変えてあげることは出来ません。


否認し続ける僕に観念したのか、いやらしい捨て台詞を吐いて教室を出て行ってしまいました。


閻魔様が教室を出て行く確認すると仲の良い友達が近づいてきて、あごが外れんばかりに大爆笑をしており


ます。確かに完全にギャグです。


しかしその友達が笑っている理由は別のところにありました。


なんと彼が通行人めがけて消しゴムを投げていた真犯人だったらしく、それで大爆笑をしていたのです。


急に腹が立ってきました。なぜ僕がコイツの変わりにクズ人間扱いされなければいけないのか!


この怒りの炎を彼はジュース1本で鎮火させてしまいました。ちっちゃな炎です。


その後、散々僕を罵った女教師は100万ドルの笑顔で僕に謝ってくれました。


人に怒る前には必ず事実確認をしてから怒るようにしましょう。


~Fin~




おとなしい山田君

今日は、必ずクラスに1人や2人はいた、おとなしくて全く目立たない山田君の話です。

高校3年生の昼休み、その日の僕はいつも以上にご機嫌でした。

なぜご機嫌だったのかは憶えてないけど、とにかくご機嫌でした。

僕がニコニコしながら教室を見渡すと、普段ならまず目に入らない山田君の姿が目に入りました。

山田君はなにやら、昼休みにもかかわらず、机で黙々と何かを書いています。

僕はご機嫌だったので、ノリノリで山田君に声をかけてみました。

「山田く~ん!何やってんの?」

すると山田君は、

「え」

と明らかにうれしそうな表情で僕を見上げました。

そして山田君は照れながら答えてくれました。

「ば、爆弾の設計図…」

僕は耳を疑いましたが、山田君ならありえると思い、すぐにこの場を立ち去らなければいけないような

使命感みたいのが僕の中に生まれました。

そして、ノリノリで僕は言いました。

「そっか~それは書くだけにしなよ~」

と。

もちろん、卒業してから山田君とは会ってませんが、あのときの設計図が使われてないことをただただ

祈るばかりです。



僕達の修学旅行パート03

前回に引き続き僕達の修学旅行のお話です。


そんな風にふざけながら廊下を進んでいると、何箇所か交差点があり、そこを曲がったら先生がいるのではないかという恐怖を乗り越えなければいけません。


なんせ、上から順の怖い先生がいると思うとみんなビビリまくりです。


最初の交差点手前で、僕達は打ち合わせをしました。


その時この旅に参加していたのは全部で4人で、内2人はいつもの愉快な仲間なのですが、残りの1人は今までしゃべった事のない別グループのやつでした。


僕はそいつ(仮にフリーザとします)に対してこれといった印象もなく、卒業アルバムを見ても、こんなやついたっけ?となるような存在でした、この旅までは。


誰が偵察部隊になるかお互いが譲り合っている時、なんと、さっきまで一緒にビビっていたフリーザがなんのためらいもなく交差点に進入してくではありませんか。


僕達はびっくりして、こいつ勇気あるなぁと関心していました。


その後の交差点も、なんのためらいもなく進入していきます。


その余りにも勇敢な後姿をみていると、コイツは頭がおかしいんじゃなかと疑問を持つようになりました。


しかし、頭がいかれていようが、今この場においてこんなに頼もしいヤツはいません。


その後、何の危険性も感じられない道は僕達が先頭を歩き、ちょっとでも危険な臭いを感じると、フリーザさんを召喚します。この辺りから、自然と"さん"づけに変わっていました。


そのうち、危険察知中枢が壊れたフリーザさんが先頭を歩くようになりました。


初めは頼もしく感じていた、フリーザさんの切り込みに対して、僕達は危険な臭いを感じるようになっていきました。


これでは、バレナイものバレテしまうと思い、段々とkフリーザさんと距離をとるようになりました。僕達との差約10メートル。

フリーザさんは遥か前方にいます。これならもし見つかっても犠牲はフリーザさん1人ですみます。


その後も、危険なポイントをものともせず、前方にはまるでこの旅館に先生など存在していなっかったような空間が存在していました。


フリーザさんのおかげで、長旅になるはずであった道のりも、隣の教室に遊びに行くかのような手軽さで消化することが出来ました。


その後の女の子の部屋では、既に伝説と化したフリーザさんの勇姿を女の子達に自慢してあげました。


フリーザさんも高校を卒業してから会ってはいませんが、きっと今ごろ、何かにビビって困っている人に召喚されている事でしょう。


~Fin~