毎年 この時期に来てくださる
植木屋さん。
朝から夕方近くまで実家を
そのあと
ウチのネズミのおでこのような庭を。
お昼休みに届けてくださった
実家の紫陽花。
通り道のところのは摘まざるを得ず
と 惜しそうに言われるので
「いえ ウチで愛でられて
なによりです」とこたえました。
「これも置いといたら実になるんやけど」と
ヒョイと差し込まれたのは
千両。
千両の新芽って
やわらかいんだなぁ。
花 はじめて見ました。
職人さんの鋏の音は
小気味好くて
そのリズムに
心が落ち着きます。
聴いていたら
あ!こんな詩があったはず と
本棚をガサゴソ探したら
出てきました。
八木重吉さんの『植木屋』です。
『植木屋』
あかるい 日だ
窓のそとをみよ たかいところで
植木屋が ひねもすはたらく
あつい 日だ
用もないのに
わたしのこころで
朝から 刈りつづけてゐるのは
いったいたれだ
・・・・・・
ゴミじゃないよ。
にんげんの勝手で
ごめんねぇ・・・
木を 花を
だいじに思われているのが
伝わってきて
また こころが
じんわりあたたかくなった
一日でした。