花さき山から | 今宵の月

今宵の月

京都のくらし

花さき山 と

心の中で呼んでいる場所があります。

新潟県のあるところ。

 

そこで育った友

今も暮らしておられるご両親は

毎春 花さき山の恵みを

送ってくださっています。

 

今年も 

新潟日報にくるまれた春が

京都に届きました。

うど たらの芽 こごみ

そして 日本酒。

 

相棒が次々と

天ぷらに…。

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赤ちゃんこごみの包みに

わくわく…

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まるでおくるみのようです。

 

 

サッと茹でると

春の色です。

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マヨネーズでサラダに

そして きんぴらに。

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うどは相棒の父親の大好物だったので
春に集まるときには
いつもメニューに加えていました。
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「オヤジ
 白飯みたいに 器抱えこんで
 食べてたなぁ」と
相棒が懐かしそうに…。
エアーお供えやなぁ と言いながら
いただきました。
 
‥‥‥
友のお父さまは
昨年 突然の病で
半身に不自由がのこりました。
 
病と闘うお父さまや
お世話や見守りをつづけている
お母さまや友の気持ちに応えるように
花さき山に
春が来ました。
 
そのお父さまが
山に分け入り
今までの 数倍 数十倍の
エネルギーをかけて
摘まれた山の幸です。
友は きっと
ひやひやしながら
お父さまの後ろを
ついて歩いたことでしょう。
 
 
花さき山の春の恵みは
京都の私たちにも
元気を分けてくれました。
ほんとうに嬉しい
春便りでした。