ケルルンクック | 今宵の月

今宵の月

京都のくらし

昨日は残業日。

 

仕事先への道すがらの

小学校の掲示板には

草野心平さんの『春のうた』。

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ほっ まぶしいな。

ほっ うれしいな。

 

みずは つるつる。

かぜは そよそよ。

 

ケルルンクック。

あぁ いいにおいだ。

ケルルンクック。

 

ほっ いぬふぐりがさいている。

ほっ おおきなくもがうごいている。

 

ケルルンクック。

ケルルンクック。

 

 

土の中から出てきた

カエルは

春になったのがうれしいだろうな。

 

私も うれしい。

過ごしてきた春の中には 

こころがキュッとなるできごともあったけど

私も うれしい。

だから

ケルルンクック。

 

 

 

・・・・・・昨日の朝の小径。

ほんの数メートルの径だけど

赤毛のアンが隣りにいたら

「まるで 林じゃない?

 この道をずっといけば

 輝く湖水につづいているのよ」と

話しかけてきそうな小径です。

 

どの季節もいいけれど

春から初夏にかけてが

とりわけ素敵です。

 

 

今日も一日
がんばって仕事して
きげんよく過ごしましょう。