目の前の人は、いつかどこかの私。 | 自分の宇宙は自分で創造する。

自分の宇宙は自分で創造する。

主婦からセラピストとして活動を始め15年。
人生を創り直して、以前と違う世界を生きています。

こんにちは。

ayumiです。









21歳で嫁いだ家は

夫、夫の両親、夫の祖父母と

三世代同居の家族でした。







それまでの育った家も、大人数でしたから
(三姉妹と両親、小学生までは母のお弟子さんも同居)

大家族に慣れてはいましたが

三世代で、嫁という立場にはやはり戸惑いもありました。







今現在は、お姑さんと夫、私、娘の4人暮らしです。

お姑さんは5年前に認知症と診断され

今はディサービスを利用しながら一緒に生活をしています。

認知症は緩やかに進んでいるようです。









お姑さんは、私が嫁いだときはまだ40代でした。

ものすごい働き者で、朝明るくなると同時に起きて畑仕事をして

夜寝る直前まで、食事の時以外は座りもせずに動いている人でした。







とんでもない家に来ちゃったな〜と思ったものです・笑

最初から、真似はしない(できない)と思ってましたし

強要もされませんでした。

かといって、嫁の私がゆっくり寝ているわけにもいかないので

5時半には起きて、玄関、トイレ、居間の掃除をして

朝食の支度をする、という生活を始めました。








女系家族のいちばん下だった私は

嫁ぐまで、姉が具合が悪い日以外はご飯の支度さえしたこともなく(母は料理はしない人でした)

はっきり言って、甘えさせてもらっていたので

結婚生活はとても辛いものでした。

何しろ、新婚旅行から帰った次の日から

家族6人分の朝食と夕食当番でしたから。。

新婚の嬉しさや喜びはほとんど感じませんでした。








食事の時に、隣に夫が座っていることだけが

喜びだったかな。。照れほんの新婚の時だけですが。







お姑さんは、とても優しくしてくれましたが

よく言えば、純粋

ひねくれてみれば、単細胞。。







物事を深く考えて言動する人ではないので

思ったことを言い、思った行動をします。

相手がどう思うかとかは、一切想像できない人でした。

深読みをする私は(HSP体質もあるので)

何故?ということがたくさん。。







例えば、玄関掃除は私の仕事だと言われたので

毎日掃き掃除をし、水を撒いて、ドアも雑巾がけをするのですが

私が仕事に出勤する時間に、姑さんが玄関の掃除を追加でやっているのです。

私にすれば、嫌がらせ?と思うのですが

単純に、まだ汚れているところがあるからやっているだけなのです。

私の出勤時間に、たまたま・笑

全く当てつけや嫌がらせではなく。

そういう性格だと分かるまで、ずいぶん傷つき悩みました。(10年くらい)








嫁いでから今年で38年。

このお姑さんとも38年一緒に暮らしています。

いろ〜んなことがありました。

今は認知症ですが、もともと難しい思考はない人が

さらに子供のようになっています。








足腰が丈夫なので、家に居る日は一日中でも外を歩きます。

そして、家族交代でそれに付き添います。






今まで見えなかった景色を見るようになりました。

ご近所さんのお付き合いを避けがちだった私にも

親切にしてくれる人がたくさんいます。

先入観を払拭されたことがたびたびあります。









目の前の人は

いつかどこかの私。

過去世、未来、来世の私の姿かもしれません。








いろんなことがありましたが、家族になった人は

私のいろんな面を見せてくれる人です。

嫌な面、頑張る面、優しい面、etc。。







もう嫌だ、疲れた、と思う時も無いかといえばあるのですが

散歩しながら青い空や色とりどりの花を見ると

泣きたくなるほど幸せだと感じる時もあるのです。