録画したときには知っている映画だと思っていた。
何で観ていなかったかな、
2010年の映画『ゾンビランド』
新型ウィルスの感染拡大により、人類の大半がゾンビと化してしまった世界。
引きこもりの青年コロンバスは、“生き残るための32のルール”を作り、
それを実践して生き延びていた。
そんな中、コロンバスは最強のゾンビハンター・タラハシーや、
美少女詐欺師姉妹ウィチタとリトルロックに出会い、
ゾンビのいない夢の遊園地を目指すが……。
(映画comよりあらすじ)
えええ、どうしてこの映画観てなかったかな。
数多いゾンビ映画(←好んで観ている)の中に埋まっちゃってたんだろうな。
可もなく不可もなくの続編『ゾンビランド・ダブルタップ』はしっかり観てるし。
続編のダブルタップから推測して、B級っぽい映画を期待してたのだが、
きちんと(お金をかけて?)作られているっぽい正統派ホラーコメディ。
B級に見えない理由は、クリーチャーのフォルムや作りのグレードもあるが、
何より脚本のスキのなさ、無駄のなさだと思う。
コロンバスの引きこもりっぷり、対人恐怖症っぷりも、
頭が良くて詐欺を繰り返して生き延びてきた姉妹の背景も、
タハラシーの暴力的&凄腕だけど、息子を失った苦しさとか、
ほんの数分なのに、すべて過不足なく伝わってくる。
これもタハラシーのセリフ
「母親に、誰にでも何か才能があると言われたが、それがゾンビ殺しだったとは」
とか、途中のゴーストバスターズごっことか、
ビバリーヒルズの屋敷に乗り込んで会った、温厚で優しくてビル=マーレイとか、
(不法侵入じゃね? ビル=マーレイ怒らんの? で、撃たれても怒らんの?)
ラストシーンの遊園地でゾンビ退治とか、
すべてがとても楽しい。
ホラーファンにも、ホラーファン以外にもお勧めできる、
ユニバーサルなゾンビ映画です。