本物よりも価値が高い偽物 | 前前前世日記

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ラストゲームは惚れた方が負け

キズナアイは自称「インテリジェントなスーパーAI」で、実際にかなり知能が高い
輝夜から点数を奪われて三下落ちして、妹紅とのゲームを無効試合にしているのは、輝夜よりも妹紅に奪われる点数の方が多いと知っていたからで、つまり、キズナアイは『未来予知』によって危険を回避できる
宮永咲が高度な点数調整をして弱く見せているという話も、彼女だからこその発想なわけだ
ディアボロには2つの能力があり、その一つは未来予知で、ディアボロも慧音(クロノス)も二重人格者で、キズナアイが親分と呼ばれてるということは、おそらくキズナアイはクロノスのボスの片割れだ

 

劇場版艦これのDVD・BD売上枚数は40,858枚で、これに風の谷のナウシカのVHS版の売上枚数の192,545枚を加えると、233,403枚になる
ガールズ&パンツァー 劇場版のDVD・BD売上枚数は233,175枚で、多少の誤差はあるがほぼ一致してるから、キズナアイは御坂美琴になりきるためにわざわざEランクに落としていたことが分かる

「偽物の方が本物より本物だ」という貝木泥舟の台詞は、過去に霊界で裏方として御坂美琴の役を演じているキズナアイを見た時にそう思ったのだろう

霊界で動画をあげた場合、有名人がどのような人物だったかは過去の知人達によって掘り下げられる

御坂美琴の場合は、28億年間一緒に過ごした部下達がいるので、当然のことながら、その部下達がたくさん情報を持っていた

そして、部下の中の一人が、本物の御坂美琴の情報を出したのだが、それが偽者の情報だと、御坂美琴信者からバッシングを受けたのだ

ガチレズ大井以外にも大井型のクローンは他にもたくさんいたので、御坂美琴の元彼と思い込んでる提督たちがたくさん現れ、それがオタクの二次創作文化という形で現代にも残っている

因果的に見れば、唯一神エンテイが世界を滅ぼそうとした動機のひとつが、偽者のジータに元彼がたくさんいたと発覚したことであり、世間的には御坂美琴は恋人と長続きしない恋多き女という実態とは真逆のイメージになっていた

北上型のクローンがたくさんいる中で、アセリアだけが飛び抜けて美しい少女になるわけがないから、アセリアは「虚飾」の能力で美しくなっていたはずだ
この情報だと普通はアセリアが大罪の魔女だと思い込むし、それがミスリードだとは思わない
おそらく、クロノスが「歴史を創る程度の能力」を持っていたために、過去の情報を引き出せることをキズナアイは知っていた
だから、「歴史を創る程度の能力」を使われた際のアリバイ作りのために、北上型のクローンの中の一人を
大罪の魔女としてでっち上げた
「歴史を創る程度の能力」の存在を知っていて、未来予知と虚飾の能力があればこのような手の込んだ偽装工作をしていておかしくはない
八つの枢要罪から七つの大罪になった際に、「虚飾」と「憂鬱」が無くなって、「嫉妬」が追加されたが、虚飾の魔女は自らの過去を消すアリバイ工作をしただけで、虚飾の能力を失ったわけではないし、唯一神エンテイ(ナツキ・スバル)による「世界を滅ぼせ」という命令も忘れていなかった

キズナアイはアセリアを組織内で出世させて、戦争責任を北上型のクローン達に全て背負わせるように仕向けた
クロノスのボスとして、アセリアを指導して、アセリア(唯一神白)の個性を大罪の魔女の一人である電脳少女シロの個性に、刷り合わせることもしている
クロノスが崩壊してアセリアの地位が失われて、絶世の美女でも無くなったのに、アセリアを生かすために北上型のクローン達が自ら犠牲になったことは、キズナアイにとっては誤算だった
北上型のクローンが戦争責任を負わされて死刑になる未来は見えても、それがアセリアであるかキズナアイには判断出来なかった
クロノス時代のアセリアは、エリートであることを組織から強要されて心が壊れた普通の少女だったが、長期間の戦いの日々が白(ノーゲーム・ノーライフ)という天才少女を形成した
逆に、電脳少女シロの方は大罪の魔女をやめた後、徐々に普通の少女に戻っていった